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【8番アイアン】ヘッドスピード40m/sのゴルファーは何ヤード飛べばいいの?

吉本巧のゴルフギア教室 第28回

2024/08/21 ゴルフサプリ編集部

脇元華,ゴルフ

一般男性の平均的なヘッドスピードは40m/sと言われているが、そのヘッドスピードで8番アイアンはどのくらい飛べばいいのだろう? 「吉本巧のゴルフギア教室」では大人気の番手別・飛距離の目安、今回は8番アイアンを取り上げます。
写真/ゴルフサプリ編集部

平均的なアマチュアなら130~150ヤード飛んでいればOK

ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後の平均的なアマチュアゴルファーは、8番アイアン(以下8I)でどれくらい飛べばちゃんと打てているといえるのでしょうか? 結論から言うと、使っている8Iのロフト角によって妥当な飛距離の目安が変わります。まずは自身のドライバーのヘッドスピードと8Iのロフト角を確認してください。

確認できたら下の(表1)をご覧ください。横の欄はヘッドスピード、縦の欄はロフト角です。ヘッドスピードについては38m/sは遅め、40、42m/sは平均的な速さ、44~46m/sは平均より上、48m/sはプロレベルです。

ロフトについては33度以下はストロングロフトの飛び系およびデカヘッド、33〜35度は少しストロング、35〜37度が最近の標準的なロフト角で、37〜39度は少し寝ています。

ロフト角とヘッドの大きさや作りには相関関係があります。表の上、ロフトの少ない方から順に、デカヘッド、ポケットキャビティ、キャビティバック、マッスルバック、といった感じで、今では33度以下の超飛び系もあります。また、ロフトが立つほどヘッドサイズは大きくなります。このうちバリエーションが多いのはキャビティバックで、ヘッドの大きさも大・中・小があります。

表1

ヘッドスピードとロフトが交差した欄の数字が適正飛距離の目安で、キャリーとランのトータルです。人によってはほとんどランが出ない人もいれば、低い球でランが出る人もいますが、全てひっくるめてキャリー&ランの距離です。

飛距離については5ヤードは誤差の範囲ですが、10ヤード以上違う、とりわけ飛ばない方向にブレている場合は見直しが必要です。ミート率が低ければスイングに問題がある可能性が高く、芯に当たっても飛ばなければクラブに問題があると考えられます。

平均的なアマチュアの方の8Iなら130~150ヤード飛んでいれば問題はなく、芯で打ててミート率も高いと言えます。これ以上飛びすぎると9番アイアン以下の番手選びが大変になります。例えばヘッドスピード48m/sの人が33度以下のロフトを使って180ヤードも飛んだら、それ以下のクラブで170ヤードを打ち分けなければなりません。ヘッドスピードが速い人は、ストロングロフト系を使わない方が全体の流れを作りやすいわけです。ということで、(表1)の中で妥当なヘッドスピードを示したのが、次ページの(表2)です。

ヘッドスピード42m/sの人の8番アイアンの適正飛距離

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