大きな振りはメリット少なめ? 右手主体の「ホーガン流サイドスロー」で目指す自然なコンパクトスイング
ベン・ホーガンを先生に!森プロが解説する『アイアンが際立つ!強い自分流の作り方』【第6回】
GOLF TODAY本誌 No.628/121~125ページより
イラスト/久我修一 取材協力/東京ゴルフスタジオ
取材・構成・文/戸川 景 撮影/圓岡紀夫
右ヒジ支点の感覚でクラブをオンプレーンに
右手の感性はシンプル動作に落とし込む
ラリー・ネルソンは右手をおとなしくさせる左腕リードでスイングを完成させたが、デビッド・レッドベターに師事し、全英オープン1勝、全米プロ2勝を挙げたニック・プライスは真逆、と森プロ。
「基礎練習ではもっぱら右手だけでアイアンを打ち、右手主導で安定感抜群のオンプレーンスイングを極めました。テンポの速さも、クラブの動きがシンプルな証拠。
器用な右手(利き手)は、無意識にインパクトで合わせるような動きになりやすく、そのためショットのバラツキやミスの原因になりがち。それで〝右手を使うな〟というレッスンも多いわけですが、テニスや卓球など、片手で打面コントロールする球技は当然利き手を生かしています。ゴルフだけ別というのはおかしい」
右手を使わないようにするよりも、右手の正しいシンプルな動かし方を覚えるほうが、上達が早まる可能性も高いという。
左腕をかわさないと右手がこねる動きに
グリップエンドを支点にヘッドを走らせようとすると、右ヒジが外れて右手でこねる動きになりやすい(下)。左腕をかわし、グリップエンドをたぐり込むから右手で叩いていける(上)。
右手主導を邪魔しないカラダの動きとは?
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