失敗しない「アイアンのコンボセット」作り シャフトとロフト選びが肝心!
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第35回
写真は出水田大二郎のアイアン。#4、5はZXi5、#6以下はZXi7を使用。
ツアープロの間でも、モデル違いのアイアンをコンボするケースが増えている。とくに、大きい番手のアイアンがやさしくなれば、ロングゲームが楽になりそう。流行りのコンボ式アイアン、ボクらもトライしていいんですか? カリスマフィッターの鹿又さんに聞いてみた。
写真/ゴルフサプリ編集部
PGAツアーでは、コンビネーション式のアイアンセッティングが多数派
PGAツアーの選手で、アイアンをコンボセットにしていない人は1~2割しかいません。ほぼ80%以上の選手が、アイアンをコンボセットにして使っています。
メーカーの直営店などに行くとコンボ式が作れたりもするし、自分で買い足したりしてコンボ式にする方法もあるし。いろいろな作り方があるにせよ、コンボアイアンは「ぜひ試して欲しい」ということが大前提にあります。
ヘッドはコンボしても、シャフトはそろえるのが◎
そのときに一つ目の注意点として“ヘッドも違う・シャフトも違う”になってしまうと、アイアンセットとして考えたときにタイミングがズレやすいとか、番手の間でどっちを打とうかなとなったときに使いにくくなっちゃうでしょう。コンボセットでも、できたら同じシャフトでそろえたほうが使いやすいと思います。
もう一つは“上の番手”をやさしくしようとして中空アイアンにしたとき。中空ってフェース面を薄く作れて弾きが良くなり初速が出やすくなるので、ロフトのピッチをキレイに並べても飛び過ぎてしまうケースもあります。そこを「飛び過ぎるのはOK」と考えるのか「アイアンの飛距離ピッチをそろえたい」とするかは検討したほうがいいでしょう。
初めてのコンボセットで失敗しないためには?
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