あら不思議!これをやると緊張しない! 朝イチショットは6つ数えてから打つ!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.37
なぜだか朝イチのティショットというのは緊張してしまう。そんな悩みを抱えているゴルファー、けっこう多いのでは? そこで、ボールの前でガッチガッチにならない方法を勝又優美がアドバイス!
写真/圓岡紀夫
アドレスでジッと止まる時間を減らすか無くしてしまおう
「朝イチのショットで緊張して成功したためしがない」というSさんはキャリア4年でベストスコアが101。100切りが目前に迫った33歳です。「朝イチの前に、リラックス、リラックス! という人もいれば、緊張感も必要だよ、という人もいて、どうしていいかわかりません」と頭を抱えておられました。
確かにいいショットを打つには緊張感は必要ですが、度が過ぎると逆効果。アドレスでジッと止まり、ボールを凝視するや腕や肩に力が入り、即座に体全体まで固まってしまいます。こうなると静から動へ急激に切り替えることになり、悪い動きが出やすくなります。
適度な緊張感をもって集中するのはOKですが固まったらダメ。「スイングではアドレスが一番大事」といわれますが、それはアドレスがすでにスイングの一部だからなのです。
ということで、朝イチでリズミカルにスイングするには、アドレスに入る前からスイングを意識したリズムで動くことが大事。アドレスからスイングのスタートがひとつながりの動作になるように、ジッと止まってしまう時間を減らす、あるいは無くしてしまいましょう。
私がYさんにおすすめしたのは、“シックスカウント”でボールを打つスイング。やり方は以下の通りです。
1 「1、2」のカウントで目標を確認
2 「3、4」のカウントでボールに目を向ける
3 カウント「5」でテークバックに入る
4 カウント「6」でボールを打つ
1 アドレスしたら「1、2」のカウントで目標を確認
2 「3、4」のカウントでボールに目を向ける
3 カウント「5」でテークバックに入る
4 カウント「6」でボールを打つ
カウントするテンポは人それぞれですが、スイング動作の方がテンポアップしますから3と4では1カウントになります。いずれにしても、これで間伸びする人はいないはず。軽やかなリズムになるので余計な考えが入り込むスキもなくなり、スムーズな動き出しからリズムよくショットできます。これが功を奏したのか、Sさんは取り入れたその日に96で回り、めでたく100切りを達成しました。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。
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