「そのミスショット、あなたのせいではありません!」クラブが原因のミスショットあるある集①
【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】
あなたの打ち方はあっていた。悪いのはクラブだった?
クラブ選びのスペシャリスト・ダグ三瓶(みかめ)がアマチュアゴルファーへアドバイスをおくるコーナー。いつも出るミスがもし、クラブのせいだとしたら……
たいていの方が、ミスショットをすると、自分のせい、スイングなどの技術的な要素を責める方が多いです。
ですが、ちょっと待ってください。
実は、アマチュアの方のミスショットの8割近くは、クラブが起因していると言っても言い過ぎじゃないくらいなんです!
ここから、多くの方が経験しているミスショットをクラブのお話から分析してみましょう~
ケース1) ドライバーが今日イチ後、2打目、ウェッジのフルショットでのドダフリ!
本当によくあるパターンですよね!
ドライバーで会心の一撃。フェアウェイど真ん中。残り距離は100ヤード弱くらい。
ウェッジのフルショットでちょうどよい距離が残り、頭の中ではもうバーディパットを打っている自分の姿を想像していることでしょう!
そういう時に、良く発生する大事故が、このパターン。ウェッジでドダフリ!
乗らないどころか、グリーンまでの距離の半分くらいしか飛んでない!みたいな体験、誰しもありますよね~。
その原因はメンタル? 技術? って真っ先に思う方もいらっしゃいますが、ドライバーでそれだけいいショット打てた方が、急にグリーンに全く届かないようなミスショットをするのは、それだけが原因とは言い切れないと思いませんか?
そうなんです。この原因は、クラブスペックに大有りで!.たいていの場合、ドライバーとウェッジのスペックの差が大きすぎると起きやすくなります。
まずは、ダフリ=ほとんどの場合が重すぎる!ということを念頭に入れてみてください。ドライバーに対して、ウェッジが重すぎる! ことから起こる場合が多いです。
もちろん、ドライバーとウェッジでは重さが違うのは当たり前で、もともと、クラブの中で一番端っこのクラブですから、一番軽いドライバーと一番重いウェッジという位置づけになっている方がほとんどでしょう。
ですが、その差が多きれば大きいほど、この、セカンドショット大事件ケースは起こりやすいです。
昨今のドライバースペックはその飛距離追求の傾向から軽さが一つのトレンドとなっていますので、ものすごく軽いドライバーというのを使っている方も少なくないでしょう。
一方ウェッジは軽くなってきたとはいえ、未だに、昔のまま、ダイナミックゴールドなどの最重のシャフトが装着されているモデルが入っていたりします。
軽くて長いドライバーを打った、その数分後に、重くて短いウェッジを打つわけですから、それは違和感がないわけがないですよね?
それが、大ダフリの原因になっていることがほとんどだと考えてみましょう。
となると、どうしたらその大ダフリを避けることができるのか?ということになりますね。
簡単に申し上げると、ウェッジとドライバーとどちらかを基準にして、重量を近づけることをオススメします。
ただし、ドライバーのシャフトが40~50gやそれ以下のかなり軽い場合には、ウェッジが軽くなりすぎてしまって、フルショットはいいが、今度はアプローチがしにくい、みたいなことも起こりますので、ご注意を!
ある程度、両方が歩み寄っていき、軽すぎないドライバーに対して、重すぎないウェッジ構成にしていくとよいと考えてみてください!
ケース2)花道からのアプローチでザックリ
これもあるあるですよね~。
グリーン手前の花道のきれいなライコンディションで、ちょこっと打てば、寄りそうなところからの、ザックリで乗らないパターン。
これも技術的な要素を考える方もいらっしゃいますが、クラブが原因でなっていると考えた方が再発防止の近道です!
これは、いわゆるバウンスが合っていないからと言えるでしょう。
ざっくり防止には、間違いなく、ハイバウンス
ハイバウンスは跳ねるからフェアウエイでは使いにくい、ということを言われる方もいらっしゃいますが、それはザックリを怖がりすぎて、すくい打ちをされている方がよく言われる場合が多いです。
多少、技術的なお話にはなってしまいますが、すくい打ちを止めるためにも、バウンスを増やして、打ち込めるようになることで、跳ねなくなり、さらにその打ち込めることでバウンスが効率的に使えるようになり、ザックリも減るということにつながっていきます。
このように、技術的な原因の背景にも、クラブが起因していることはよくあることだと考えていただけると嬉しいです。
ケース3は「あるある~」と思う人が多いやつ!
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