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今週は「TOTOジャパンクラシック」、女子のアメリカツアーが日本で開催。ここで絶対に勝ちたい理由とは?
Qスクールを受ける予定の竹田麗央(左)や原英莉花(右)にとってはどうしても勝ちたい試合(写真/相田克己)
先週のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」に続いて今週は女子のアメリカLPGAツアー「TOTOジャパンクラシック」が開催される。オフに同ツアーのQスクール(QS、予選会)を受ける選手たちは「優勝したい!」との強い気持ちで臨むはず。そこには今年からのルール変更があった……。
昨年の「TOTOジャパンクラシック」は稲見萌寧が優勝
今年は滋賀県の瀬田GC北コースが舞台となるアメリカLPGAツアーの「TOTOジャパンクラシック」。昨年は稲見萌寧が優勝してLPGAツアーのメンバーとなりました。
これに続く“一発合格”を狙っている選手は多いでしょうが、中でも今オフにQSを受験する竹田麗央、山下美夢有、岩井姉妹と原英莉花は一層その気持ちが強いはすです。
Qシリーズ→LPGAツアーの枠が大幅減
12月5~9日までの5日間、90ホールで争われるQSは25位タイまでの選手が2025年シーズンのメンバー資格を得られます。
この人数が、昨年までの45人から25人に大幅減となったのです。
これには、下部(エプソン)ツアーのランク上位者が力を付けてきたことに応える、という理由があります。
昨年のQSでは、20位以内の選手は今シーズンのプライオリティリスト「カテゴリー14」に入り、21~45位はその次の「カテゴリー15」に入りました。
ちなみにQS20位の選手は優先出場順位が159番目。45位は190番目でした。試合に出られるかは、公傷や産休制度の適用者を含む欠場選手の人数次第。45位では機会が限られるとはいえ、順番が回ってくる可能性はありました。
下部ツアーからの「昇格枠」が増加
それが今年のQSでは、1~25位が「カテゴリー14」に。「カテゴリー15」は下部ツアーのランク11〜15位の選手とLPGAツアーの年間ポイントランキング101~125位の選手が入ることに。
下部ツアーからの昇格はこの5枠が増えたのに対して、QSで26位以下だとツアーのメンバー資格は得られなくなりました。
4~6打の“余裕”がなくなる
直近5回のQSの最終結果を見ると、昨年は6ラウンド。それ以前は8ラウンドだったので条件が異なるものの、25位と45位では4~6打の差がありました。
QSには今年エプソンツアーで経験を積んだ馬場咲希も出場。顔ぶれからすると皆、上位で通過しそうですが、ちょっと叩いてしまった時に45位までOK、と25位までに入らないとダメ、とではプレッシャーの度合いも変わってきそうです。
TOTOで勝てば、優先順位ははるか上に
そのQSで1位になると優先出場順位は136番目。
去年のTOTOで「ノンメンバーによる優勝」をした稲見は「カテゴリー7」に入り、優先順位は107番目でした。(順位はいずれも2024年シーズンのもの)
ほとんどの試合はこれより出場枠が多いので、出場資格が異なるメジャーなどを除くとほぼ確実に出ることができます。
「達成者」は過去20年で3人
アラバマ州行われるQSでプレッシャーのかかる90ホールを戦うよりも、“地の利”も生かせる今週決めてしまいたい、と思うのは当然でしょう。
ただし資格を得られるのは優勝者のみ。過去20年で、日本ツアーのメンバーとして出場した日本選手で優勝したのは稲見の他には2019年の鈴木愛。2007年の上田桃子しかいません(※古江彩佳が優勝した2021年大会は、コロナで海外渡航が制限されていたため日本ツアーの試合として開催)。
ハードルは高いものの「勝つしかない」「2位じゃダメ」と目標設定した選手たちの熱い戦いは見応えたっぷりのものになりそうです。
(文/森伊知郎)
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