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桑木志帆が完全優勝で締めくくる! 女子ツアー最終戦「リコーカップ」は“次の女王”めぐる激闘に
完全優勝で2024年を締めくくった桑木。来シーズンも期待!(写真は2024年「JLPGAツアー選手権リコーカップ」撮影/Getty Images)
日本女子ツアー最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」は桑木志帆の完全優勝で幕を閉じた。1打差の2位となったのは小祝さくら。圧倒的な強さで年間女王となった竹田麗央など上位陣が抜ける可能性のある来シーズンの女王争いが早くも繰り広げられる展開となった。
次の女王はワタシ!! シーズン8勝を挙げた竹田の年間女王がすでに決まっていた最終戦は、そんな声が聞こえてきそうな熱い戦いとなりました。
今シーズンのメルセデスランキング上位を見ると、上から竹田、山下美夢有、岩井明愛、小祝、岩井千怜、桑木、となっています。
竹田は「TOTO」優勝で来年から2シーズンのアメリカLPGAツアーの出場資格を獲得。他の3人も来月のQシリーズ(予選会)挑戦を表明しており、桑木と小祝を除いた4人が来シーズンはアメリカが主戦場となる可能性があります。
これだけランキング上位が一気に抜けるとなれば、プロスポーツとしては危機的になりかねません。そんな状況で早くも来シーズンも日本を主戦場とする二人が次の女王へ名乗りを挙げた形です。
初日、桑木が歴代最多イーグルに並ぶ
シーズン3勝目が初の完全優勝となった桑木は、初日の11番パー5でイーグルを奪い、シーズン13個目の歴代記録に並びました。
これまでの記録は2020〜21シーズンの勝みなみ。ただしコロナ禍で統合されたシーズンということで試合数(47)、ラウンド数(139.5)ともかなり多いものになりました。
今シーズンの桑木は36試合で114.5ラウンド(短縮競技があったため、ラウンド数に端数が出ています)だったので、実質的には歴代最多といえるかもしれません。
ちなみに竹田も初日の9番パー5でシーズン12個目のイーグルを奪っています。
記録を意識していた桑木は、残り3日で竹田がイーグルを積み重ねてくるのでは、と気にかけていたそうです。飛ばし屋の勲章、ともいえるこの部門は女王を制して桑木がトップとなり「目標にしていたので、うれしいです」と話しました。
桑木VS小祝 年間バーディ数争いは激闘に
桑木と小祝はシーズンのバーディ数でも大激戦でした。
「リコー」開幕前の時点でこの部門でトップだったのは414個の小祝。そして桑木がひとつ差で追っていました。
初日のバーディ数は揃って「4」で差はそのまま(イーグルはカウントされません)。
2日目は桑木が「5」で、「4」の小岩井に追いきます。
3日目は桑木が「4」。小祝「3」でついに逆転。
それが最終日は桑木が6番からの3連続だけだったのに対して、小祝は前半だけで4つ。14番でもバーディを奪ったことで、年間では「430」となり、「429」だった桑木をひとつ上回りました。
バーディとイーグルはゴルフの華。何よりもギャラリーや視聴者を楽しませるものですから、この部門で二人がワンツーフィニッシュしたことで来シーズンが楽しみなものになりました。
2025年は開幕から飛ばす!!
会見で2025年の抱負を聞かれた桑木は「若い子も上がってくるので、どうなるかわからないですけど」と言いつつも「これまで3年間『ダイキン』で予選を通ったことがなくて、なかなか前半戦は結果を出すことができていないですけど、来年は開幕から調子を上げていけるように頑張りたい」と、初出場の2022年から予選落ちが続いているシーズン開幕戦から全開モードで行く決意を明かしました。
2位の小祝も「上位の選手が海外に行って寂しくなるけど、自分は日本ツアーで頑張ります」と意気込みを語るなど、早くも来シーズンが楽しみです。
(文/森伊知郎)
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