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ショットの調子が悪かった日はコースから練習場に直行!「ショートスイング・ドリル」で復調しよう

2024/12/07 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

調子が悪いと焦りから、闇雲にボールを打ち続ける人がいます。でもそれってかえって逆効果。よい動きを取り戻す地味練が復調のカギになります。

調子が悪い時は体の回転が足りなかったからかも?

ゴルフの調子が悪くなると、ほとんどの人は手や腕のチカラだけに頼ったスイングになるもの。力任せにボールをぶっ叩いている…こんなふうになりがちです。調子を落とすと不安な気持ちや焦る気持ちから、手打ちになるのはある意味仕方がないのかもしれません。でも、これではさらに調子を落としかねません。当たり前のことですが、調子が悪くなったら基本に立ち返ることがとても大切。地味な練習ですが、ショートスイングを徹底的に行うことが取り戻すための近道でしょう。

タオルを使うのがお手軽。(モデル:編集部員)

行う際は両ワキにタオルを挟んだり、前腕の間にボールを挟んだりして、手や腕の余計な動きをできるだけなくし、カラダの回転を主体的に使ったスイングをしましょう。また、両ヒジの高さが変わらないように意識することも大切。下の写真のようにツアースティック等を利用するのがおすすめです。

ゴムバンドなどを両腕のヒジのところまで通して、ツアースティックのような棒状のものをゴムバンドに通してガイドの役割として使う。

ショートスイングの振り幅ですが、まずは8時から4時で行いましょう。慣れてきたら9時から3時と、少し振り幅を大きくします。気をつけてほしい点はボールだけをきちんとヒットすること。ダフったり、トップしたりせず、安定してクリーンヒットできるようになるまでがんばりましょう。
その際、ボールの高さや飛ぶ距離をそろえるように意識すると、なお効果的です。難しい…と感じるようなら低めにティーアップしてもかまいません。カラダの回転を主体的に使うと言いましたが、下半身リードによるカラダの回転、ということを忘れずに。上半身先行の回転だと、よい結果を得られません。

ラウンドがスタートして間もなく「今日は調子が悪いな」と感じたら、以下の点に目を向けてみてください。

⚪︎スタンス幅やボールの位置がズレたりしていないか確認しましょう。

⚪︎グリッププレッシャーが強くなりすぎていないか確認しましょう。

⚪︎アドレスしたとき、肩、腰、ヒザ、足がターゲットラインと平行になっているか確認しましょう。

⚪︎スイングのテンポが途中で速くなったり遅くなったりしていないか確認しましょう。

⚪︎スイング中に頭が動いていないか確認しましょう。

⚪︎焦ることなく、腰を据えて練習しましょう。過去の成功体験を思い出すなどして、ポジティブな気持ちで臨みましょう。

⚪︎ストレッチや軽いフィジカルトレーニングを行い、カラダのコンディションを整えましょう。

ちょっとしたことのズレによって、ショットが安定しなかったのかもしれません。
さて、繰り返しになりますが、調子が悪くなったときほど基本に戻って地味な練習をかさねることが大切です。特にショートスイングはよい動きを取り戻すのに適しています。ぜひ試してみてください。

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宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。