桂川有人は余計なスピンを減らしたいから「ヘッドを低く入れて低く動かしたい」
2024男子ツアープロからの直コメからスイングを分析! 進化し続ける男子ツアーの技術!桂川有人

2024男子ツアーで活躍した選手の中から7人をピックアップして、自らのスイングのポイントについて語ってもらった言葉から、彼らの強さの秘密に迫るシリーズ。第6弾は桂川有人。
ゴルフトゥデイ本誌No.632より
入射角を浅くして飛距離がアップ

構えたら迷うこと無く打つ。そんな外連味の無いスイングが学生時代から持ち味だったが、世界を目指す上で飛距離アップを課題にすえていた。そこで2023年末からスイング改造に取り組み、2024年は大幅に飛距離を伸ばした。
「以前より入射角を浅くしています。そこに体のトレーニングなども加え、飛距離アップを計っています」。
以前のフェード系の球筋からドロー系のつかまる球筋へとチェンジ。ボールがつかまるようになったことで飛距離アップだけでなく、ボールがフェースに乗るようになりコントロール力も増した。以前よりもスピード感が増したのが進化の理由だ。
LESSON POINT
ヘッドを低く入れて低く動かしたい
スイング改造の目的は飛距離アップ。そのために必要な体の動きをするためにフィジカルトレーニングに取り組んだ桂川。クラブの入射角を以前よりも浅くして、シャローにすることでアタックアングルが浅くなった。ヘッドが低く動くようになったことで、余計なスピン量が減って、効率よく飛ばせるスイングが実現した。


桂川有人
(国際スポーツ振興協会)YUTO KATSURAGAWA
1998年生まれ。愛知県出身。2020年にプロ転向し、23年は米下部のコンフェリーツア―に参戦。多くの経験を積み、2024年はISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! で優勝。DPワールドツアーへの出場資格を獲得した。国内ツアーの賞金ランキングは9位。スイング改造により大幅に距離を伸ばしていることも話題に。