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9度が選べるようになったピン「G440 SFT ドライバー」  10.5度とどっちが良い!?

『G440 SFT ドライバー』をコースに持ち込んだレポート。

2025/02/10 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

G440SFT

ピンは『G440 SFT ドライバー』を2025年2月6日発売。やさしくボールをつかまえられて、真っすぐ飛ばせるのがウリの『SFT(ストレート・フライト・テクノロジー)』の最新作をロマン派ゴルフ作家が試打検証する!

ロフト9度と10.5度、ウェイトの位置も変えてじっくり試打

2004年発売の『G2』から始まった『G』シリーズは20年間、一貫してブレない飛びを追求してきたが、新たに発売された『G440』シリーズは、飛びの新境地に挑戦している。

『G440』のドライバーは3種類である。今回取り上げる『G440 SFT ドライバー』はドローバイアスがあるやさしいドライバー。そして『G440 MAX ドライバー』はオールマイティなスタンダード、『G440 LST ドライバー』は低スピンのツアーユースモデルとなっている。(MAXとSFTには、軽量化したHLモデルもある)

『G440 SFT ドライバー』のキャッチコピーは“「飛び重心」で高弾道。つかまえて飛ばせるドロー設計”だ。ピンが理想とする重心ラインに近づいた「飛び重心」設計で、ヒール寄りの重心設計をしたのが『G440 SFT ドライバー』なのである。

テクノロジーで最初に注目するのは、「新カーボンフライ・ラップ・テクノロジー」だ。クラウンにカーボンを採用することで生まれた余剰重量をヘッド下部に再配置し、新設計の「フリーホーゼルデザイン」により、ピン史上最も低い重心のヘッドにすることが可能になった。高打ち出し、低スピンで飛距離を出すことが狙いだ。

そして、フェースは前モデルよりさらに薄く設計し、飛距離性能を向上している。
『G440 SFT ドライバー』では、ロフト9度がラインアップしているのにも注目である。スピン量が多く、飛距離をロスしているゴルファーを助けるのが狙いであろう。

「新フリーホーゼルデザイン」で、ヘッド内部のホーゼルを軽量化して、余剰重量を更に低重心化に使った。ヒール側のミスヒット時に飛距離ロスが小さくなるようだ。

G440SFT

テクノロジーを確認すればするほど、また、クラブを実際に手にしてみても、『G440 SFT ドライバー』は、ブレるどころか、ピンらしいドライバーだと感心した。
ピンの最新のクラブは、毎回、打つのが楽しみになる。

普段は調整機能やシャフト違いなどはデフォルトのまま試打するが、今回は、興味があったので、ロフト違い、シャフト違い、ウェイトポジション違いを突き詰めて、何を選択したら良いのか? という点に集中して試打ラウンドに突入した。

試打した『G440 SFT ドライバー』は、ロフト9度、ウェイトポジション・ニュートラル、シャフト・PING TOUR 2.0 CHROME 65 Sフレックス、長さ45.25インチというややハードなストレート仕様の1本と、ロフト10.5度、ウェイトポジション・ドロー、シャフト・ALTA J CB BLUE Sフレックス、長さ46インチというハイドロー狙い仕様の1本。
便宜上、『G440 SFT ドライバー 9度』と『G440 SFT ドライバー 10.5度』と呼ぶことにする。

試打した日は、気温3℃〜8℃で、曇り、微風。
ボールは打ち慣れていてクラブだけの影響に集中出来る『TOUR B X』を使用した。

G440 SFTはロフト選びが重要だ

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