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「飛ぶけど振りにくい」と「振りやすいけど飛距離はそこそこ」 フィッティングの結果、どっちを選ぶのが正解?

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第57回

2025/02/27 ゴルフサプリ編集部

カリスマフィッターとして、これまで数多くのゴルファーにクラブを合わせている鹿又さんは、意外にも「フィッティングに“答え”は何もありません」と言う。それっていったい、どういうコト? 自身のフィッティング論を2回にわたって述べる。

フィッティングには“答え”がないからこそ“引き出し”を増やす

今回はクラブフィッターの私が考える「フィッティングとは?」についてお話ししましょう。
先に言わせていただきますが、フィッティングに“答え”は何もありません。「これをやったら大正解だよ」っていう“答え”は何一つない。未だにボクが、海外も含めていろいろなところに足を運んで情報を集めているのは、その“答え”が見つからないから、できるだけ“引き出し”を多くしたい、という思いがあります。

振りやすさを求める? 結果を最優先する?

現在のフィッティングの主流は、大きく分けて2つあります。

(1)自分の振りやすさを重視してクラブを選ぶ。
例えば、スイングタイプやパワーによって振りやすいクラブを探して、それによってセットを構築していく考え方です。つまり“自分主体”のクラブ選び。
自分の打ち方をあまり変えないで、自分の感覚に沿ったクラブを見つけていくことが良い、とするパターンです。これって、どっちかというと“日本的”と言えます。

(2)結果を最優先してクラブを選ぶ。
北米(アメリカ)では、結果が変わらなければ道具を替える意味がない、という考え方です。
例えば「10ヤード飛ぶようになった」とか「球が上がるようになった」とか結果が変わるのであれば、自分のフィーリングは無視して合わせていくということ。これは“北米的”な感覚ですね。

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