ヘッドスピード40m/sならドライバーはどのくらい飛べば合格点? 飛びが足りない人はボール初速に注目して!
吉本巧のゴルフギア教室 第57回

ヘッドスピードに対する適正飛距離を知ることで、現状のドライバーショットに改善が必要なのかそうでないのかが見えてくる。論理的で納得感のある解説が好評な吉本巧コーチに、ドライバーの飛距離について教えてもらおう。
ヘッドスピード40m/sなら平均飛距離220ヤードで問題なし
アマチュアゴルファーのドライバーの飛距離は平均で230ヤードくらい(キャリーとランのトータル)と言われていますが、実際のところそこまでいっていないと思います。平均230ヤードとなると10球打った時に2球はカウントせず、8球の平均が230ヤードといった感じですが、そうなると230ヤード以上飛ばすことも必要ですし、200ヤードしか飛ばないことも許容されないわけで、楽にクリアできる数字ではありません。そう考えると平均は220ヤードが妥当な線ではないかと思います。
そうなると平均飛距離250ヤードはアマチュアの方にとってハードルの高い数字で、そんな人はまずいません。ですから250ヤード飛ばないからといって決してドライバーが飛ばないわけではありません。
ドライバーの適正飛距離はキャリーとランのトータルで、
【ヘッドスピード X 5.5】
と言われています。この数式によって出たのが以下の数値。左がヘッドスピード(m/s)、右が飛距離(ヤード)です。
37>203.5
38>209
39>214.5
40>220
41>222.5
42>231
43>236.5
44>242
45>247.5
46>253
47>258.5
48>264
49>269.5
50>275
ヘッドスピードは40~42m/sがアマチュアの平均値あたり。37~39m/sは少し遅め、43~45m/sなら平均より少し速く、46~48m/sは速い。49~50m/sになるとプロレベルです。
適正飛距離をさらに詳しく解説!
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