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渋野日向子と笹生優花が直接対決! “もう少しでホールインワンのスーパーショット”で決着!「Tモバイル・マッチプレー」

アメリカLPGAツアー「Tモバイル・マッチプレー」2日目(3日=日本時間4日)は、グループステージの2戦目が行われ、グループ16で渋野日向子と笹生優花が対戦した。昨年の「全米女子オープン」優勝の笹生と2位だった渋野の“リターンマッチは3アンド1で笹生が勝利した。
写真/GettyImages、渡辺義孝
昨年の「全米女子オープン」覇者・笹生と2位・渋野の“リターンマッチ”
ポイントランキング上位者など64人が出場した今大会は、4人ずつ16のグループに分けて総当たり戦を行い、各グループの最上位選手が決勝トーナメントに進出するフォーマットです。
昨年の「全米女子オープン」覇者と2位の日本人対決。メジャーの舞台で72ホールを終えてアンダーだったのはこの2人だけ(笹生=4アンダー、渋野=1アンダー)だったという試合の“リターンマッチ”ともいえるファン注目のカード。
両者とも前日の初戦は敗れているので、この日も負けると決勝トーナメント進出が断たれる状況で迎えたマッチは、決着がついた17番ホールまでのうち15ホールでスコアが動く激しい戦いとなりました。
前半はふたつのパー5でバーディを奪った渋野が優勢

試合は1番を笹生がボギーとしたことで渋野が1アップ。
前半は笹生がボギーふたつとダブルボギーがひとつだったのに対して、渋野はふたつのパー5でバーディを奪い、7番までに2アップとリードして優勢となります。
その流れが変わるかと思われたのは9番パー5でした。
ティショットをバンカーに入れた渋野は、3打目もグリーン右のバンカーに入れてしまいます。
ピンまでは約10ヤードで、グリーン面は池に向かって下っていく難しい状況での4打目はグリーンに乗せられず。ここから寄らず、入らずのダブルボギーでこのホールは笹生が取りました。
「コンシードって、何?」と言っていた渋野がマッチプレー巧者のように
マッチプレーは初体験。開幕前には「コンシード(いわゆるOK)って、何?」と話していた渋野ですが、続く10番パー4では戦い慣れているかのようなプレーを見せました。
ここでは2打目をグリーン奥に外し、下りのアプローチは4メートルもショートしてしまいます。
笹生はバーディトライを1メートルほどに寄せ、かなりの確率でパーパットは決めてくることが予想されます。
通常のストロークプレーならば、次の渋野のパーパットはタップインできる距離に寄せることが優先。間違っても、次打も長いパットを残してダブルボギーにしないように、と考えるところです。
ですが、マッチプレーではパーパットを決められずに、このホールも落とすとマッチはタイになり、流れは完全に相手に渡すことになってしまいます。
「入らなければどれだけオーバーしても同じ」との思いが乗ったボールは真ん中からカップイン。この迫力? に圧倒されたのか笹生のパーパットはカップに蹴られ、再び渋野の2アップとなりました。
笹生が渋野のミスを逃さず、一気に形勢逆転

ティーイングエリアが前になり、ワンオンが狙える距離になった11番パー4は、渋野がグリーン奥のブッシュに打ち込んでボギー。このホールを笹生が取ると、続く12番パー4も渋野が2打目をグリーン奥に外してボギーだったのに対して、笹生は2オンから確実にパー。
2ホール続けて取ってタイとしただけではなく、グリーン周りとグリーン上の1打毎のメンタルの消耗度が大きく違ってくるので、この時点で形勢は大きく笹生に傾いたといえるでしょう。
最後は、もう少しでホールインワンのスーパーショットで決着
13番で笹生が3メートルのバーディパットを決めれば、14番では渋野が10メートル近いバーディパットを決め、メジャー覇者同士の対戦にふさわしい見せ場を作ります。
この後、笹生が15、16番と続けて取り、17番パー3はもう少しでホールインワンという笹生のスーパーショットを渋野がコンシードして決着がつきました。
この結果、1勝1敗の笹生は決勝トーナメント進出の可能性を残し、2連敗の渋野はグループリーグでの敗退が決まりました。
とはいえ普段のストロークプレーとは違い、バーディを取らなければならない、このパットを決めなければホール(あるいはマッチ)を落とす、というアグレッシブなプレーの経験は今後への糧になるはずです。
3日目も古江彩佳vs畑岡奈紗の日本人対決が行われます。
(文/森伊知郎)

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