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荒木、徳永、吉田とルーキーが上位にズラリ　“初優勝者輩出大会”勝つのは誰!?

荒木、徳永、吉田とルーキーが上位にズラリ　“初優勝者輩出大会”勝つのは誰!?

【KKT杯バンテリンレディースオープン】

2025/04/18　ゴルフサプリ編集部

首位に立ったのは荒木優奈ら3人。初優勝となるか？（写真は2025年ダイキンオーキッドレディス　撮影／田中宏幸）

日本女子ツアー「KKT杯バンテリンレディースオープン」初日（18日、熊本空港CC）は５アンダーで首位の荒木優奈を筆頭に1打差4位に徳永歩。2打差の9位にも吉田鈴とルーキー勢の名前が上位に並んだ。ツアー屈指の“初優勝者輩出大会”で、今年は誰が栄冠をつかむことになるのか。

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2021年の山下美夢有以降、ツアー記録の4年連続で初優勝者が誕生中!!

地元熊本出身の荒木が上がり連続バーディで首位に並べば、徳永はこの日のフェアウェイキープが6回にとどまるも、1パットが11回という粘りのゴルフで、やはり17、18番と連続バーディでホールアウト。
直近2戦は予選落ちだった吉田鈴も「アクサレディス」2日目以来、6ラウンドぶりのアンダーとなる69で上位に顔を出しました。

実はこの「バンテリン」は、ツアーでも屈指の数の初優勝者を輩出している大会なのです。
1992年に「再春館レディス」として始まった今大会では過去に10人が嬉しいツアー初勝利を挙げています。
これはツアーでは6位の記録ですが、21世紀以降での9人は、「フジサンケイレディス」の10人に次ぐ2位。

最近では2021年の山下美夢有に始まり、翌年の植竹希望。一昨年の岩井明愛に昨年の竹田麗央と4年連続で初優勝者が誕生。これはツアー史上でもトップとなる記録です。
ポイントランキング2位でやはり初優勝をめざす菅楓華も4打差につけているので、記録更新に大いに期待がかかります。

歴代初優勝者には女王が5人　メジャー7勝＆リオ五輪金メダルの朴仁妃の名前も

さらに、その10人にはそうそうたる名前が並んでいます。
日本の年間女王となったのが横峯さくら、上田桃子と山下、竹田の4人。
さらにメジャー通算7勝に加えて2016年リオ五輪金メダリストの朴仁妃はアメリカLPGAツアーで2度の年間女王となっているので、合わせて5人が「女王」となっているのです。
いわば「大出世大会」で今年はどんなチャンピオンが生まれるのでしょう。

大会での初優勝者
1999 平尾　南生子
2005 横峯さくら
2007 上田桃子
2010 朴仁妃
2014 勝みなみ（アマチュア）
2015 菊地絵理香
2021 山下美夢有
2022 植竹希望
2023 岩井明愛
2024 竹田麗央

コースを熟知する荒木優奈は「自宅通勤」のアドバンテージで首位発進

コースから1時間ほどの玉名市出身の荒木は今週は自宅からの“通勤”です。
中学時代からジュニアの大会などで何度も回っていて熟知しているコースが「今日は練習ラウンドと比べてグリーンが柔らかめだったので、突っ込み気味にいってみました」と豊富な経験ならではのマネジメントを見せました。
５バーディ、ノーボギーもシビアなパーパットを残すことが3回ほどありましたが、いずれもしっかりパーセーブ。グリーンがよくわかっていることで「感覚とかタッチが合っていました」というのは心強い要素です。

1打差の徳永はチームメートの惜敗に刺激　2差吉田鈴は「コース好き」

1打差で４位の徳永は、ＥＣＣ学園高校の同級生でもある中村心が先週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でプレーオフで敗れたのを目の当たりにしただけに「今度は自分が」の思いが強いはずです。

また2打差で9位の吉田鈴は5バーディのうち４つは、下りや7メートルなど決してやさしくないパットを決めました。

林に曲げた4番パー５で８～９メートルのパーパットを決める粘りを見せ「いい印象がある好きなコースです」と、アマチュア時代から出場経験のある大会と相性もいいようです。