アイアンの距離感は飛ばさないスイングで作る!!(1/2)
アイアンの距離感の作り方 Part1
2021/08/03 ゴルフトゥデイ 編集部





アイアンの距離感を作るには、まずフルショットの概念を変えること。トップとフィニッシュをコンパクトに抑えて一定した距離を打つ意識を持とう。

最新スイング解析器、トラックマンを使用してデータを分析した。


6番アイアンからピッチングウェッジまで、どの番手もキャリーの誤差が小さい。「縦の距離感のブレ幅を抑えることで方向のブレも少なくなります」と向江。

各番手の打ち出し角の違いがはっきり見られて、ロフト角どおりに打っていることがよくわかる。短いクラブほど左右のブレもほとんど見られない。

①思い切り叩こうとしてカラダが突っ込む。②マックスで振るからフィニッシュが崩れる。③飛ばそうとしてオーバースイングになる。

アイアンもマックスのスイングのため、フィニッシュが崩れていた橋本さん。

ミートが難しい6番アイアンは、飛距離と方向の誤差がかなり大きい。距離の面でいえばどのクラブで打ってもあまり変わらない現象が見られる。

アイアンの距離感を作るには、まずフルショットの概念を変えること。トップとフィニッシュをコンパクトに抑えて一定した距離を打つ意識を持とう。

プロは番手ごとのスピン量が安定している。そのため理想的な打ち出し角とキャリーを実現させている。そこがアマチュアと大きく違うところだ。

インパクトはつねにハンドファースト。稲見萌寧の正確なアイアンショットはそこに秘訣がある。

アドレスは両腕とクラブが大文字のYに見える構えを作るのがベスト。そしてインパクトでは両腕とクラブが小文字のyとなるようなハンドファーストの形を作る。

ハンドファーストに構えすぎるとインパクトで手首がほどけやすい。すくい打ちとなり、ロフト角どおりの距離が打てなくなる。


クラブの番手ごとの距離を打つには、「上げよう」「飛ばそう」と考えず、ボールをハンドファーストにとらえることが重要なポイント。

両手を木の枝に当てて前傾姿勢を作り、肩はそのままにして腰だけを左に回そう。切り返しはこの感覚で腰を先に戻す。

動きに余裕を持たせた8割スイングは振り抜いた姿勢のままでバランスよく立ち、反動でクラブを胸の前にすっと戻せるのがベストだ。

手だけでハンドファーストインパクトの形を作ろうとすると、手がカラダの正面から離れてしまう。インパクトでフェースが開いて距離も方向も狂いやすい。























