【東京五輪ゴルフ特集】OLYMPIC GAMES TOKYO 2020|一打の重み
2021/09/04 ゴルフサプリ編集部




国際ゴルフ連盟(IGF)の会長として、全米シニア女子オープン優勝後にすぐに飛行機に飛び乗って会場入りしたアニカ・ソレンスタム。

テレビですっかりとお馴染みになったIOCのトーマス・バッハ会長も、会場となった霞ヶ関カンツリー倶楽部を来訪。

ゴルフコースにもあったが、他の競技会場にもあった子供達からの応援メッセージ。これもおもてなしのひとつといえる。

会場となったコースの内外は厳重な警備が敷かれていて、警察官や自衛隊などの人々で溢れていた。




世界から男女各60人が集い、それぞれ4日間の予選落ちなしのストロークプレーでの戦いとなった。

日本勢もお揃いのキャディバッグやユニホームで気合を入れて戦ったが、結果は銀メダル1つとなった。




左がマーク、右がJJ。

ニッキ平山/五輪ゴルフ競技を管轄する国際ゴルフ連盟(IGF)の女子チェアマンに日本人で初めて就任。東京五輪では、五輪ゴルフ競技の会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部のコーススタッフとIGFの大会コースセッティングを担当するスタッフとの間に立つ調整役として尽力。



今年のマスターズに優勝したこともあり、さらに自国開催のオリンピックだからこそメダル獲得の期待が最も大きかった松山英樹。しかしプレーオフで銅メダルを逃す。



オリンピック直前に新型コロナウイルスに感染するなど、体調は万全ではなかったようだ。

丸山茂樹コーチは松山とのコミュニーケーションを重視していて、松山も全幅の信頼をおいていたようだ。

大会2週前のメジャー全英オープンに優勝して乗り込んできたコリン・モリカワ(右)は銅メダルのプレーオフに参加したが、台湾のC.T.パンに惜敗。

2位になったサバティーニと同じようにC.T.パンは奥さんをキャディにしていて、だからラウンド中もリラックスできたとか。

15アンダーで3位タイに並んだ7人のうち、先にホールアウトしていたモリカワ、ペレイラ、ムニョス、パンの4人が先に、次に松山、マキロイ、ケーシーの3人という2組に分かれてプレーオフはスタート。松山とケーシーが1ホール目をボギーとして惜しくも脱落すると、5人となった2ホール目は全員がパー。4ホール、約1時間半の長いプレーオフとなった。

練習ラウンドで同じアイルランド代表のシェーン・ローリーとプレーしたマキロイ。短パンにキャップなしという普段では見られない姿だった。ちなみに頭のサイズが小さいので代表用のキャップが合わなかったとのこと。


メダリストの公式会見。通常のツアーであれば優勝者のみが壇上に上がるが、オリンピックではメダリストが必ず会見をおこなう。

IOC会長のバッハ氏とヒジで挨拶を交わすマキロイ。

一時は優勝争いに加わったものの18番ではボギーを打ってしまい、2位決定のためのプレーオフをニュージーランド代表のリディア・コーと行った稲見萌寧。


稲見とリディアのプレーオフは、稲見が2オンしてパーに対して、リディアはティショットをバンカーに入れ、2オンもできずにボギーとして決着。

今季好調を支える奥嶋誠昭コーチをキャディとして帯同し、安定したプレーを見せた稲見。

世界ランク1位で22歳の米国代表ネリー・コルダが、終始リードを保っての優勝だった。

優勝候補とされたコルダ姉妹。妹のネリーが優勝を決めて、飛び出してきて喜びを分かち合う姉のジェシカ・コルダ(右)

霞ヶ関カンツリー倶楽部の名物ホール10番パー3だが、オリンピック・プレーヤーにとってはあまり脅威ではなかったよう。

女子については韓国勢が強いとの前評判だったが、男子に続き女子も米国選手が金メダルを獲得した。

東京五輪を自分の引退試合と表明した中国のフォン・シャンシャン(左)と、リオの金メダリストの韓国代表インビー・パーク。二人とも優勝争いには絡めなかった。

最終日、最終組で奮闘したインドの若手アディティ・アショクは、惜しくも4位タイに。












































