重田栄作のシャロースイング改造 9ドリル
練習場で使える上達必須の71ドリル PART-2
2021/09/16 ゴルフサプリ編集部
アマチュアはプロとは逆に、インに上げてアウトから下ろしている。
インサイドから下ろせれば入射角がシャローになり、インパクトゾーンが長くなる。
真後ろにコロがるまで繰り返して、体の動きを確認しましょう。
インに引くバックスイングでは、打つべきボールの後ろに置いたボールにかすりすらしない。
真っすぐ後ろへボールがコロがるようになれば、インに引くことなく始動できている証拠。
腕がガチガチに力んでいると、思うように動かせない。右ヒジをゆるめて、余裕を持たせて構えよう。
「インに引かない!」をしっかり体で覚えましょう。
「手元よりもヘッドは前」が正解。この関係性をキープするには2本のレールの上を動かすイメージを持つのが◎!
油断するとすぐヘッドは中に入り、手元のクラブと重なったりそれより内側に入ってしまう(左)。
これまでインに引き込んでいたバックスイングとはまったく違う感覚のため違和感があるはず。でもこれがインから下ろすための準備としては不可欠。しっかり叩き込もう。
これまでどおりのバックスイングでは、ヘッドがすぐに壁やネットから離れてしまう。
右手で引き上げずに、左手でグリップエンドを押し下げるのが正解!
慣れてきたら通常のグリップに戻して感覚を叩き込もう。左腕全体で下へ押し込むような感覚が正解!
右手で引き上げるようにクラブを上げると、手元が高く上がってしまい、思いどおりにクラブの動きをコントロールできなくなってしまう。
感覚がつかめたらクラブに持ち替え、同じ動きを再現。オカモチの形にしっかり収める練習を繰り返そう。
手の位置をキープしたまま、手首を柔らかくして手首の回転だけで動かす。できるだけ大きな円弧を描く意識で!
スイングのイメージは後方からみてトップと切り返しで左のような「V字」を描くこと。バックスイングでアウトにキープしてきたヘッドを一気に後ろへ!の意識が大切。
思っている以上にインサイドからクラブを下さなければならないことがわかるはず!
腰の高さでクラブをこのポジションに収められれば、シャロースイングの実現にグッと近づく!
最初はゆっくりと時計回りを意識しながらスイングし、慣れてきたらスピードを上げよう。
キャディバッグを置いたり、同伴者にクラブを差し出してもらうのも◎。
クラブを水平にして両手を離して握り、左足前までのスライドを繰り返し、手元を動かす意識を植えつける。
慣れてきたら通常のグリップに戻して、動きをしっかり確認しよう。鏡で確認するのもオススメ!
手元が左へ移動すれば、クラブヘッドはインサイドの低い位置から球に向かう。
手元が右足前のままだと、手首が早くほどけて急角度で入るインパクト軌道に。
インパクトで手元を低くキープ!
通常のオーバースローでボール投げの動きを再現すると、投げ終わったあと右腕は内側にヒネられて親指が地面を向く。この動きがもっともナチュラルに腕が返った状態。
ボール投げの腕の返しをゴルフスイングに取り入れるだけでOK。腕全体をローテーションさせる意識を持つことで、毎回同じ動きを繰り返しやするくなる。