ボーケイフォージドウェッジは、ウェッジの名匠ボブ・ボーケイ氏が日本専用モデルとして開発したスペシャルモデル。ボーケイ・デザインウェッジには、現在「SM10」と「ボーケイフォージド」の2つのシリーズがあるが「ボーケイフォージド」が買えるのは、日本のみとなっている。

「SM10」と「ボーケイフォージド」は、ヘッドの製法とヘッドの形状が異なる。2025モデルからメーカーのWEBページやリリースに製法や素材に関しての記載がなくなっているが、それぞれを、前作までの実績から判断すると「SM10」は軟鉄鋳造、「ボーケイフォージド」は軟鉄鍛造となっているはずだ。しかも「ボーケイ」フォージドはCO-FORGINGという独自の製法を用いていて、軟鉄ヘッドの内部にチタンやタングステン・ニッケルを内包する構造の鍛造となっている。

日本のゴルファーが好むソフトな打感を得るために「ボーケイフォージド」は鍛造で製造されている。

ヘッド形状の違いは「ボーケイフォージド」がグースネックなのに対して「SM10」はストレートネック。洋芝でボールが沈む海外のコースに対して、日本のコースの多くは野芝やコーライ芝でボールが芝の上に浮いた状態になりやすい。「ボーケイフォージド」そんな日本の芝に合わせて、ボールが浮いた状態でも球の打ち出しが高くなるのを抑え、安定した打ち出し角を得るためにグースとオフセットが付けられている。

今回モデルチェンジを果たした「ボーケイフォージド」は2023年発売の前作と比べて、外観が大きく変わっている。ヘッド形状が大きく変わったというわけではなく、コスメが変化している。

2023年モデル、2021年モデルはバックフェースにミラー仕上げの部分を設け、プレミア感や高級感を狙ったデザインだったが、最新作は、サテン仕上げにロゴ刻印のみに変更され、シンプルながら落ち着きと質感の高さを訴えるデザインとなった。個人的にはすこぶるカッコよくなったと思っている。

実際に「ボーケイフォージド」打った、高橋プロの感想は次の通りだ。

「弾き感のないソフトな打感で、球が長くフェースに乗るので球の高さとスピンコントロール性が抜群」

「バウンスの効きが強めなので、浮いたライやラフでもヘッドがボールの下をくぐり抜けることを防いでくれます。グースネックなのに、フェースを開いてもネックが邪魔にならない絶妙な形状がいいですね。グースネックの好き嫌いはありますが、日本専用モデルなので、日本の芝ならばSM10よりボーケイフォージドの方が使いやすさを感じます」と、絶賛していた。

ウェッジの巨匠ボブ・ボーケイ氏が日本のゴルファーのために開発したモデルなのだから高い評価が得られるのは当然だろう。

おそらく「SM10」が世界で一番売れているウェッジだろうと思われるが、今後、「ボーケイフォージド」が日本で一番売れるウェッジになっても不思議ではないだろう。