楽器のヤマハがゴルフを始めたのはいつ?飛ぶドライバー「インプレス」デビュー秘話
【第27回】商品開発はドラマ!〝圧倒的な飛び〟を誇った鮮烈デビューから11年。不動のトップブランドに!
2023/03/26 ゴルフサプリ編集部
天竜川駅徒歩10分に位置するヤマハ株式会社天竜工場。その一角に「ゴルフHS事業部」の建屋があり、屋内のテスト場も設けられ打撃ロボットやプロのテストが可能。
「inpres(インプレス)」について話を伺った、ヤマハ株式会社ゴルフHS事業推進部開発グループリーダーの柴健一郎氏(右)と主幹の竹園拓也氏(左)。
歴代のヤマハのクラブ。その歴史を変えた「inpres」のブランド名は造語で、「impression(印象)を与える」が元となっている。ヤマハの企業理念である「感動を・ともに・創る」に基づき、感動するといった内面的なものを実現するブランドとして再構築された。
インプレスV、D、Gの3機種を用意し、その機能・性格を明確に。Vはプロ上級者、Dはこだわりを持つゴルファー、Gはアベレージゴルファーと商品ランインナップを層別している。
フェース面に高反発のβチタンを採用し、飛びに徹底的にこだわったモノ作りに注力。高反発で飛びをギリギリまで追求していたため、溶接部分、フェース面の耐久性など試験を何度も繰り返し作り上げた。