女子ゴルフ トッププレイヤーの得意クラブ&スイングテクニック|鈴木愛 編
2018年シーズンは若手選手の活躍が目立った1年となったが、ふたを開けてみれば賞金ランキングにはベテラン勢がズラリ。
地力で勝る強い彼女たちが、得意クラブを元に語った“スイングのコツ”を、横田プロが解説。私たちアマチュアもスグに使えそうな、スイングテクニックを頂いちゃいましょう!
今回は、鈴木 愛プロのスイングとテクニックについてご紹介します。
鈴木 愛(セールスフォース)
1994年5月9日生まれ。徳島県出身。今シーズンは前半戦だけで4勝し、2年連続の賞金女王かと思われたが、夏場にケガで失速。後半戦は優勝こそないものの、ケガからの復帰あとでも安定した順位で賞金ランク3位に。
左手首の形をキープでパターのミート率が上がる!
パターでラウンドの流れを作れる希少な選手
練習で彼女がまず意識していることが左手首の形をフォローまでキープし続けること。
パッティングは手先で操作しようとしても毎回芯にしっかり当てることはできません。彼女のように、毎回同じストロークをするために手首を固定させることがとても大事になってきます。
そして、左手首の角度をキー プすることができると、握り方にもよりますが右手のヒラをフェース面と見立ててフォローで真っすぐ押し出すことが簡単になります。
この2つを意識することで、パッティングのミート率をアップさせましょう。
●手のヒラ=フェースコントロール
右手のヒラを、パターのフェース面だと思うことで、より繊細にフェースの向きや、ヘッドの押し出しを操作することができるようになる。
両肩と手元だけを動かしてストロークできるのも、ミート率アップの秘密。
\実戦で使える強さの素!/
左手首キープでヘッドを真っすぐ低く押し出す
左手首の角度をインパクトからフォローで変えないことで、フェースの向きをキープし続けることができ、手先で操作することができなくなるため安定したストロークでパターのミート率が上がる。
解説:横田英治(ETGS)
1971年1月17日生まれ。15歳からゴルフをはじめ、1996年にプロテスト合格。豊富なツアー経験に基づく、独自のメソッドによる指導で、アマチュア・プロの指導を行う。
■このシリーズの記事一覧
- 女子ゴルフ トッププレイヤーの得意クラブ&スイングテクニック|申ジエ 編
- 女子ゴルフ トッププレイヤーの得意クラブ&スイングテクニック|鈴木愛 編
- 女子ゴルフ トッププレイヤーの得意クラブ&スイングテクニック|比嘉真美子 編
- 女子ゴルフ トッププレイヤーの得意クラブ&スイングテクニック|成田美寿々 編
GOLF TODAY本誌 No.560 45ページより