KBSから初のパター専用シャフト“KBS CT TOUR PUTTER”シャフトが新登場!!
知る人にはもうお馴染みとなっている“KBS”ゴルフシャフトは、クラブ設計家である父の血筋を引き、過去ライフルシャフトやプロジェクトXなど、ステップレスのスチールシャフトを手がけた著名シャフトデザイナー、キム・ブレイリーが立ち上げたシャフト専門ブランドだ。
世界ランク1位の座に君臨するダスティン・ジョンソンを始め、リッキー・ファウラー、マット・クーチャーなど世界のトップアスリート達が愛用するアイアンシャフトとして、そのパフォーマンスの高さは実証済みだ。
アイアン用スチールシャフトのブランドとして名高いKBSから今回初となるパター専用シャフトが発売となる。
優に600年ほどの歴史があると言われるゴルフゲームだが、その道具の進化は今更言うまでもないこと。ここ10~20年、実はパターのヘッド重量が重たくなっていると言う。100g近くも増量だ。
元はピンタイプと呼ばれるブレード形状が主流であったパターではあるが、より方向性を求めマレット型ヘッドが登場し、近年ではボールにインパクトするフェイス部分に様々な機能を持たせたインサートが採用されており、それにより、オフセンターヒット時でも大きな転がりのロスが軽減される機能など、より優しいヘッドが主流となっている。つまりドライバーやハイブリッドの技術革新以上にパターも進化を遂げている。
しかしながらその間、パターヘッド以外はほとんど変動が無かったという。
無論、パターには長尺・中尺パターもあり、グリップにおいてもスーパーストロークを代表とする握りやすい太グリップによるストロークの安定化を図るものも登場してはいるものの、ことパターシャフトにおいてはカーボン製グラファイトシャフトやスチールとカーボンのコンポジットシャフトの登場以外、一般的なスチールシャフトにおいては大きな進化と言えるものはまだ無かったのだ。
KBSが誇る「C-テーパー・テクノロジー」を踏襲!!
重量を増したパターヘッド。それに対応すべくパター用のシャフトを固くするという方法が一般的に無難なセッティングであると言われているわけだが、実際にシャフト固くするとなるとシャフト自体の重量も重くなる。重たいヘッドに重たいシャフトを投入すると、当然ながら総重量が増加してしまいストロークに影響が出てしまうと言う問題に行き着く。
その対策として、シャフト重量は維持しつつ、「焼き入れ」による硬いシャフトを投入してみるも、テストを繰り返すうちに軽くて硬いパターシャフトではヒット時のフィーリングがつかみづらいという意見が出てきた。
そこでKBSシャフトでは、アイアンで培われ評価されている「C-テーパー」のテクノロジーをパターシャフトに投入してきたと言う経緯だ。
「C-テーパーテクノロジー」とは、ゴルフシャフトはバット側から先端に向かって細くなるわけだが、細くなるシャフトの部分部分によってエネルギー伝動効率を計算し、無駄なくシャフト全体でエネルギー伝動効率を大幅に向上することを可能にする技術だ。
それにより挙動の安定性は勿論のこと、打感のフィードバックがつかみやすいシャフトが完成したのだ。
特にフェイス面にインサートが入っているパターヘッドは、どこでボールを捉えても柔らかく転がりが良い反面、ミスショットが判りづらいと言うデメリットも生まれる。
このC-テーパーシャフトにすると、ミスヒット時のヘッドからのフィードバックがちゃんと手に伝わり、ストロークやヒット感に安定感のあるパッティングが可能となるそうだ。
アイアン用シャフトのイメージが強いKBSだが、実は2,000種類以上のパターシャフトを作っていた実績があり、そのフィードバックから生まれたこの“CT TOUR PUTTER”シャフトは、パッティングに悩むゴルファーの救世主となるのか!?
新型パターで結果が出ずに悩んでいる方は是非ともお試しあれ。
KBS CT TOUR PUTTERのスペック
- 重量:124g
- ティップ径:0.37インチ
- 全長:38インチ
- カラーバリエーション:クローム、サテン、ブラックPVD(3種)
- 価格:オープン
- 発売時期:2019年4月下旬(予定)
※日本国内ではストレートシャフトのみ展開
※北米ではシングルベンド、ダブルベンドも展開しているが、国内は未定
【問い合わせ先】
FSTジャパン
電話:03-4455-9293
ウェブサイト:https://kbsgolfshafts.jp/
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