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ゴルフQ&A|パターでイメージ通りの方向に打ち出せるようになるには?【長井プロ】

2019/04/20 ゴルフサプリ編集部

アマチュアゴルファーのお悩みにレッスンプロがお答えする「ゴルフQ&A」のコーナー。今回は、パターの方向性が悪く狙い通りに打ち出せない悩みについて、長井薫プロにアドバイスしてもらいました。パターの方向性にお悩みのゴルファーは、是非ご参考ください。

どうしたらパターでイメージ通りの方向に打ち出せるようになりますか?

  • 相談者 36歳 / 男性 / ゴルフ歴17年 / スコア97
  • 使用パター オデッセイ 2ボールパター
  • このパターを選んだ理由
    パターが苦手でいつも狙ったところに打てないので、2ボールのように狙いを定めやすい見た目のパターがいいかと思って購入しました。シャフトについてもセンターシャフトにすることで、パターの2ボールとボールが一直線に並ぶようにスタンスができるようにしました。メーカーについては、パターが苦手なので有名なメーカーのものがいいと思いオデッセイを選択しています。

パターでイメージ通りの方向に打ち出せません

悩みはパットが入らないことで、1ラウンドでパット数が36を切ることはありません。特に方向性が悪く、自分が思っているところに打ち出すことができません。

どちらかといえばプッシュすることが多く、思っているラインよりも右に打ち出してしまうことが多いです。ライン自体はそれなりに読めていると思うのですが、いかんせん方向性が悪いため入るはずがありません。

プッシュしていることを強く意識し、それを考慮して向きを変えてしまうと、今度はまっすぐに打ててしまい、余計に傷口を広げてしまいます。あとで一緒に回っているメンバーに自分のパットがどうだったか確認すると、そもそもアドレスの向きがおかしいと言われることもあります。

パターのグリップの握り方
グリップは逆手で握っています。これは順手で握ると、小手先でパットを動かしてしまい、もっとパターの方向性が安定しないためです。また短く握り極力ボールとの距離を知覚することを意識しています。これでもなかなか方向性が安定しません。

パターのアドレスの構え方
アドレスは一般的なアドレスだと思います。特に意識しているのはいつも方向性が出ないので、まずはパターのフェースを自分が打ちたい方向に向けてからアドレスに入ることにしています。その時は後ろからパターのフェースを合わせています。

パターの打ち方(ストローク)
ストロークは距離に応じて振り幅を変更しています。振り幅で距離を調整できるように意識をしてストロークしています。とにかく方向性を出すために、真後ろに振り上げて真っ直ぐに打つことを強く意識していますが、最後に手打ちになってしまうことも多いです。

現在のパターの練習方法
パターマットでとにかく真っ直ぐ打つ練習をしています。そもそも狙ったところに打てていないという状況なので、まずは狙ったところに真っ直ぐ打てるようになりたいと思って、このような練習を繰り返している状態です。

方向性を出すためには最低限真っ直ぐ打てるようになることだと思い、この練習をしています。パターの練習は練習場でほとんどできないため、パターマットでやるしかないというのも、この練習方法を選択している理由です。

レッスンプロへの相談
自分のイメージ通りに打ち出すためにどうすればいいのか、とにかくいろんな情報を教えてほしいと思っています。自分に合う、合わないというものはあると思うのですが、とりあえず自分に合ったものを探したいと思っていますので、よろしくお願いします。

今回のお悩みには長井薫プロが即断回答!!

長井薫(ながいかおる)愛称:キャロさん
1960年兵庫県生まれ。金沢工業大学卒業。インドアゴルフ練習場の支配人に就任し、依頼30年間にわたって新宿の地でレッスンを行い、レッスンの受講生は延べ4万人に及ぶ。新宿インドアゴルフ代表・ヘッドプロ。自分の名前、長井(LONG)、薫(CAROLL)ということで、「ロングキャロル」ゴルフ実践術を唱えている。その名前から「キャロ」さんの愛称で親しまれている。

新宿インドアゴルフ
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-8-11 平原ビル1F

長井薫プロのアドバイス「体の正面をカップに向け、ボールを真っ直ぐ転がすイメージを掴みましょう」

ボーリングやダーツなどの競技では、目標方向に対して体や目線が直角に向いています。しかし、パターの場合には目標(カップ)に対して平行に立ちます。ここに、パターをイメージ通りに打ち出すことが難しい理由が隠れています。

たとえば、ボーリングでボールを投げる時に、目標に向かって平行に投げるのは難しい。ダーツも目標に向かって平行に投げようとしても難しい。だから、まずはパターも目標に対して平行ではなく、真っ直ぐ向いた状態で打つ練習から始めてみるのです。

具体的な練習方法としては、ボーリングやダーツのように、目標に向かって体や目線を直角にした状態でボールを転がす練習です。ゴルフは目標に向かって平行に打つものという固定観念がありますが、敢えてボーリングやダーツのように、目標に向かって直角に向き真っ直ぐ打つ練習をやってみましょう。

ポイント
体の正面を目標方向(カップ)に向けた状態で、ボールを真っ直ぐ転がすイメージを掴む。

ゴルフのルールでは、ラインを跨いではいけないという決まりがあります。ですので、この練習をする時もラインを跨がない程度で実践してみてください。ブライソン・デシャンボー選手も、同じような方法でパターの打ち出しの練習をしていました。

また、片山晋呉プロの場合には、カップに向かって正面に立ちながらボールを投げるような動作をして、そのイメージを持ったままパターのアドレスに入っていったりします。

このようにパターでイメージ通り打ち出せない方は、カップに対して正面に向かった状態でボールを投げたり打ったりする練習から始めてみましょう。そして、そのイメージを持ったまま、通常通りにパターを打つ練習をしてみてください。

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