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ゴルフQ&A|パターの振り幅が同じなのに毎回距離が違うのはどうして?【長井プロ】

2019/04/25 ゴルフサプリ編集部

アマチュアゴルファーのお悩みにティーチングプロがお答えする「ゴルフQ&A」のコーナー。今回は、パターの振り幅が同じなのに毎回距離が違うという悩みについて、長井薫プロにアドバイスしてもらいました。パターの距離感にお悩みのゴルファーは、是非ご参考ください。

パターの振り幅を揃えているのに毎回距離が違うのはどうしてでしょう?

相談者 男性 / 35歳 / ゴルフ歴10年 / スコア95
使用パター ブリヂストン ツアーステージ V-iQパター

このパターを選んだ理由
ヘッドの重さがちょうど良く、ボールをインパクトする時にほとんどブレません。素直に振れて真っ直ぐに出せます。個人的に青色が好きなのですが、グリップの部分とヘッドが青く良い色です。またヘッドの形状が半円形なので、スイングがブレた時によく分かるような気がします。キャンペーン期間中に購入したので価格も安く満足しています。

パターの振り幅を揃えているのに毎回距離が合いません。

パターを打つ際に距離が合いません。ショートしたかと思えば、強すぎて遠くへ行ってしまったり。ベストな力加減で打てた試しがありません。

パターを打つ際、ショートとオーバーを繰り返します。まずはショートから始まります。自分ではしっかりと打ったつもりですが、全然距離感が合わず、かなりの距離を残してしまいます。

「もっと強く…」と自分に言い聞かせて打つと、今度はオーバー。カップに向かって真っ直ぐ転がって行っても、カップに弾かれて向こう側に行ってしまいます。

とにかく距離感が合わず、練習していても強かったり弱かったり再現性がありません。振り幅を揃えているはずなのですが、打つ度に強さが変わります。

パターのグリップの握り方
グリップは割としっかり強めに握っています。右手が下、左手が上になるよう握り、その際左手の親指を左手の掌で包むようにしています。握るグリップの位置は、少し腰を曲げて自然に手が触れる場所を握るようにしています。

パターのアドレスの構え方
右足と左足の真ん中にボールが来る位置に立ちます。つま先を少し広げハの時になるように足を広げます。ボールはつま先から30センチくらい離れたところに置きます。腰を曲げ、ボールを見た時に顔の真下にボールが来るような位置です。

パターの打ち方(ストローク)
脇を絞め、真っ直ぐ足と平行方向に振りかぶります。パターにボールの進行方向に合うような形でラインが引いてありますので、カップ(狙いたい方向)に向かって一直線になるようにストロークします。

ボールにインパクトした後も、とにかく真っ直ぐヘッドがカップに向かうように振り抜きます。強さは振り幅で調整しますが、再現性はないと思います。

現在のパターの練習方法
自宅にパターマットを敷いて、ボールにインパクトする感覚と強さを調整するようにしています。

打ち始める距離を一定にして、振り幅で距離感をコントロールできるように、また打つ場所を前後に調整して、どのくらい振ればどのくらい転がるのか、という感覚を身につけるようにしています。

本当なら庭に本物の芝を敷いてやりたいところですが、なかなかそうもいきませんし、気軽にできるパターマットでの練習を実践しています。

ティーチングプロへの相談

まず、「パターの距離感は振り幅だけで合わせる」というのは正しいのでしょうか?理屈ではスイングスピードを一定にすれば距離は合うはずですが、それならスイングスピードを毎回同じスピードにする練習方法を教えていただきたいです。

今回のお悩みには長井薫プロが即断回答!!

長井薫(ながいかおる)愛称:キャロさん
1960年兵庫県生まれ。金沢工業大学卒業。インドアゴルフ練習場の支配人に就任し、依頼30年間にわたって新宿の地でレッスンを行い、レッスンの受講生は延べ4万人に及ぶ。新宿インドアゴルフ代表・ヘッドプロ。自分の名前、長井(LONG)、薫(CAROLL)ということで、「ロングキャロル」ゴルフ実践術を唱えている。その名前から「キャロ」さんの愛称で親しまれている。

新宿インドアゴルフ
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-8-11 平原ビル1F

長井薫プロのアドバイス「パターの距離には「振り幅」と「時間」が関係しています」

まず、パターの振り幅だけでボールを転がす距離を決めてはいけません。

たとえば、パターの振り幅が大きくても、振るスピードが遅いと距離は出ません。逆に、パターの振り幅が小さくても、振るスピードが速ければボールが転がる距離は伸びます。

つまり、パターの距離には振り幅とともに「時間」が関係しています。

そこで、おすすめするのがメトロノームを使った練習方法です。

メトロノームのリズムに合わせて、「小さい振り幅」「大きい振り幅」それぞれの振り幅でパターを振る練習をしてみます。(パターを振る)単位時間が一緒であれば、振り幅の分だけ距離が伸びていきます。

メトロノームを使ったパター練習


メトロノームの同じリズムに合わせて、「小さい振り幅」「大きい振り幅」でパターを振る練習をする。

パターを振る単位時間が一緒の場合、振り幅が小さいとボールが転がる距離は短くなる。振り幅が大きいとボールが転がる距離は長くなる。

パターを振る単位時間が一緒の場合、振り幅が大きいほどスイングスピードが速くなるからボールが転がる距離が長くなる。

このようにメトロノームを使って、パターを振る単位時間を一緒にして振り幅を調整する練習をしてみてください。パターを振る単位時間を一緒にしたうえで振り幅を調整していくと、距離感が良くなっていきます。

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