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ゴルフQ&A|ドライバーを真っ直ぐ飛ばしたい!手打ちやフックの直し方は?【長井プロ】

2019/04/26 ゴルフサプリ編集部

アマチュアゴルファーのお悩みにレッスンプロがお答えする「ゴルフQ&A」のコーナー。今回は、ドライバーが手打ちのためフックしてしまいボールが真っ直ぐ飛ばないという悩みについて、長井薫プロにアドバイスしてもらいました。ドライバーが真っ直ぐ飛ばないことにお悩みのゴルファーは、是非ご参考ください。

ドライバーが手打ちのためフックしてしまいます。どうしたら直せますか?

相談者 男性 / 57歳 / ゴルフ歴10年 / スコア99
使用ドライバー キャロウェイ GBB エピック スター ドライバー(フレックス:SR ロフト:10.5)

このドライバーを選んだ理由
ジェイルブレイクという2本のバーがフェイスの裏のあたりについています。ペリメーター・ウェイティングの採用で、重心の調整が出来ます。飛ぶとのことで購入しました。飛距離が出る方ではないので、飛ぶと聞くと、飛びついてしまいます。また、あまり曲がらないということでした。曲がりも気になっているので、クラブで何とかなるならと思ったことも購入した理由です。

ドライバーがフックしてしまい真っ直ぐ飛びません。

ドライバーでフックすることが多いです。左に曲がることが多く悩んでいます。いつもフックが出るわけではないのですが、急に出だします。

いつも同じフックのミスであれば右方向に打ち出せばよいのですが、そういった時に限って右にスライスでOBみたいなことになってしまいます。

多少の曲がりの時は、ドローボールに近くなり飛距離が伸びて喜ぶこともありますが、どちらかというと俗にいうチーピンみたいになってしまいます。このボールだと飛距離も落ちてしまいます。

ドライバーのグリップの握り方
グリップの握り方はオーバーラッピングで、ストロンググリップ、前から見て左手がツーナックルくらいを意識して握っています。右手のグリップ圧が強くなることが多いため、グリップ圧に注意しています。

ドライバーのアドレスの構え方
ドライバーのアドレスの構え方については、以下の4点について注意しています。

・左脇が甘くならないようにする
・体が硬いので前傾の角度が浅くならないようにする
・左足に重心がかかりすぎないようにする
・右肩を下げて左右に50:50くらいの重心をかける

ドライバーのスイングの振り方
グリッププレッシャーが強くなりがちなので気をつけています。それから手上げにならないようにするため、イメージとしては右腰からスタートして手が引っ張られる感じでトップへ向かいます。下半身と左手を使って振ることを意識しています。

現在のドライバーの練習方法
トップでの手の位置を気にしながら、トップの時に体がしっかりと右に回るように気をつけています。また手打ちになりやすいので、左足の踏み込みや左腰の回し方、左手主導に気をつけています。ついつい、右手を使ってしまいます。

左に曲がる原因が、体が回りきらないところから、右手の力を強く(手打ちで)使ってしまい、体は回そうという意識があるので、アウトサイドから入って左に打ち出し左に曲がるのだろうと考えました。左手を上手く使った時は割といいボールが出たので、これが原因かと考えています。

レッスンプロへの相談

左手主導のための練習方法があれば知りたいです。考え方や、今の練習の方向であっているのかが知りたいです。間違った方向ではしょうがないですものね。また 「これをやったらいい」「ここを直すといい」などあったらうれしいです。

今回のお悩みには長井薫プロが即断回答!!

長井薫(ながいかおる)愛称:キャロさん
1960年兵庫県生まれ。金沢工業大学卒業。インドアゴルフ練習場の支配人に就任し、依頼30年間にわたって新宿の地でレッスンを行い、レッスンの受講生は延べ4万人に及ぶ。新宿インドアゴルフ代表・ヘッドプロ。自分の名前、長井(LONG)、薫(CAROLL)ということで、「ロングキャロル」ゴルフ実践術を唱えている。その名前から「キャロ」さんの愛称で親しまれている。

新宿インドアゴルフ
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-8-11 平原ビル1F

長井薫プロのアドバイス「ドライバースイングは手だけでなく足も使う意識を持ちましょう」

ドライバーが手打ちでフックしてしまうというお悩みですね。

手打ちになりやすいということは、ドライバーを打つ時にボールに対する意識が少々強いようです。意識が「ボール対自分」になっています。その意識を変えてみましょう。

イメージして欲しいのがボーリング。

ボーリングではボールを(右手で)投げる時に、右足を後方に引いて踏ん張ってから右手を上げていきます。それと同じで、ドライバーのテイクバックでも右足を使う意識を持ってみましょう。

まず、両足を閉じた状態から右足を後方に踏み込み、その流れでドライバーを上げます。これで、手で上げようとしなくてもドライバーが大きく上がります。このようなテイクバックの練習をすれば、ドライバーを手ではなく足で上げることができます。

次は、ドライバーのフォローについてです。先ほどとは逆に、両足を閉じた状態から左足を前方に踏み込み、その流れでドライバーを下ろしていくと手で慌てなくなります。

このように足で一歩踏み込んでからボールを投げるイメージを持てば、手打ちにならなくなります。

ワンポイント

「エネルギーを目標方向からもらえば、ターゲットに返しやすい。」

よく「ボールをしっかり見て」と言われますが、エネルギーをボールからもらってボールに返そうとしてしまうと、スイング動作で下半身を使っていると間に合わなくなり、手を使いたくなってしまいます。

そこで、ボールを遠くの目標方向へ投げるイメージをしてみてください。下半身や左サイドのリードができてきます。

また、左サイドのリードができないという方は、右足左足で交互に踏み込んで体重移動しながらドライバーを振る動きを練習しましょう。

この時、足で踏み込むよりも手が先に出てしまうという方は、一度ジャンプをしてみましょう。足で踏み込んでジャンプする前に手が出ないことが分かります。この感覚を持ちながら、先ほどの動きを行ってみてください。

また、ジャンプをする時というのは手ではなく、肩を軸にしながら腕全体を振り子運動しています。ドライバーが手打ちになってしまうということは、クラブを手で振っているからです。

これと一緒で、ドライバーもジャンプの時のように腕で振ろうとするイメージを持ってみてください。すると、手ではなく腕全体で振ることができます。

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