ゴルフQ&A|アイアンショットでシャンクしてしまう原因と直し方は?【大森プロ】
アマチュアゴルファーのお悩みにティーチングプロがお答えする「ゴルフQ&A」のコーナー。今回は、アイアンショットでシャンクしてしまう悩みについて、大森信彦プロにアドバイスしてもらいました。アイアンのシャンクにお悩みのゴルファーは、是非ご参考ください。
アイアンショットのシャンクを直すにはどうしたらよいでしょう?
相談者 男性 / 28歳 / ゴルフ歴2年 / スコア100
使用アイアン ブリヂストン ツアーB JGR HF1 アイアン(9本セット) Air Speeder G for Iron
このアイアンを選んだ理由
ネット広告で見たことと友人が使用していたことがきっかけで興味を持ちました。友人が使用していたツアーB JGR HF1 アイアンを実際に打ってみたところ、とても軽くてスムーズにスイングできるので気に入りました。軽いスイングでしっかりと飛距離も出るため印象が良かったです。他のアイアンより高級感のあるデザインで、カッコイイと感じたことも購入理由の一つです。
勝負どころのアイアンショットで緊張してシャンクしてしまいます。
平坦なフェアウェイの場所から打つ時にシャンクすることが多いです。たとえば3打目でグリーンに乗せる場面など、勝負どころで緊張して体に力が入ってしまう時にシャンクしてしまいます。逆にラフやバンカーなど状況が悪い場所では、意外にもシャンクすることはありません。
また、友人からフェースが開いていると指摘されることが多いです。そのため、アイアンショットではフェースが開かないように意識しています。
一度シャンクしてしまうと、何度もシャンクを出してしまいます。ミスを意識して、体に力が入ってしまうのが原因だと感じています。また、そこまで緊張する場面でない時や苦手な距離でもない時にもシャンクすることがあります。
アイアンの打ち方(スイング)
重心を低くしてフェースが開かないようにスイングしていますが、どうしてもシャンクしてしまいます。また、スイングの時に目線がブレないように注意しています。リラックスしてもシャンクしてしまうのでとても困っています。
現在のアイアンの練習方法
スイングをする時に、クラブを体の後ろ側に引き過ぎないようにしています。あまり後ろ側に引かないよう、体の向きと同じようにスイングすることを意識しています。しかしながら、距離が伸びないため逆に力を入れてしまいます。
また、できる限りフェースが開かないことを心がけています。スイングの仕方が悪いと思っているので、体の後ろ側まで思いっきり引かないようにしました。シャンクの頻度は下がっていますが、まだ完全に直すことができていません。
ティーチングプロへの相談
シャンクしないようにスイングの仕方を試行錯誤中です。フェースが開かないようにするため、クラブを体の後ろ側に引き過ぎないようにスイングしていますが効果はあるのでしょうか?どうしたらアイアンのシャンクを防げるか、スイングのポイントを教えてください。
今回のお悩みには大森信彦プロが即断回答!!
大森信彦(おおもりのぶひこ)
1973年5月7日生まれ。日本大学ゴルフ部出身。2013年PGAティーチングプロライセンス取得。「手先の動きは少なく」「体の動きは大きく」という基本をベースに、方向性や飛距離アップを実現する独自のスイング理論を提唱している。現在、都内を中心に6店舗を展開するインドアゴルフレッスンスタジオ「Spoon(スプーン)」にてレッスンを行っている。
Spoon(スプーン)店舗一覧|幡ヶ谷店、仙川店、経堂店、荻窪店、代々木上原店、東中野店
大森信彦プロのアドバイス「体をしっかり回し、手打ちにならないように注意しましょう」
大事な場面のアイアンショットで、緊張から力んでシャンクしてしまうゴルファーは少なくありません。緊張して体が固くなると、どうしても手の動きだけでスイングしてしまいがちです。このように手打ちになると、シャンクしやすくなってしまいます。
バックスイングの時には、アイアンを持つ手だけでなく上半身や肩もしっかり回すことが大切です。体が回らず手だけでバックスイングすると、ダウンスイングで振り遅れ、シャフトからボールに当たりシャンクが出やすくなってしまいます。
【参考】ゴルフQ&A|アイアンのシャンクを直すスイング練習方法は?【大森プロ】
NG
バックスイングの時に体を回せず手だけでアイアンを上げてしまうと、右肘(ひじ)が体から離れて後ろに引いた状態になります。このまま打とうとすると、振り遅れてフェースが開いたままダウンスイングを迎え、シャフトからボールに当たってシャンクしてしまいます。
またシャンクを防ぐために右肘を上半身から離れないようにしても、バックスイングで体をしっかり回せないとボールを飛ばせません。
GOOD
バックスイングの時に、体がしっかり回った状態で右肘が体から離れなければ、ダウンスイングでフェースが正面を向いたまま真っ直ぐ入ってインパクトできます。バックスイングの時に、右肘が右腰よりも内側に入っていれば振り遅れずスイングできます。