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入射角の揃ったダウンブローが身につく!アイアンのスイング練習方法

アイアンの正しいヘッドの“入れ方・入り方”【第4回】

2019/07/18 ゴルフサプリ編集部

プロみたいにアイアンのヘッドの入射角を揃えるには?

アイアンをダウンブローに打てるようになる、効果的なスイング練習方法を解説!

アイアンの正しいヘッドの“入れ方・入り方”
第1回:なぜアマチュアはダウンブローに打てないのか?
第2回:GEARSで検証!アマチュアの入射角
第3回:GEARSで検証!プロの入射角
第4回:オープンに立ってドローを打つ練習をしよう!

プロみたいに入射角を揃えるには、オープンに立ってドローを打つ練習をしよう!

左を向きインからクラブを入れてドローを打つ

海外のトッププロの中には、ややオープンに構える人がいますが、これはターゲットに対してインからクラブを入れたいから。インから入るとダウンブローに打ちやすいことを見越してのセットアップです。

アマチュアの方の多くが右を向くのは、ボールに当てに行くことを前提に構えるから。当たった時でもアッパーに入っています。

ということで、ダウンブローに打ちたければオープンスタンスで構えて、しっかりインサイドから打つ“オープンドロー”の練習をするのが効果的。左を向いてドローめに飛ばそうと思ったら、誰でもインからクラブが下ります。全盛時のジャンボ尾崎が誰よりも長くターフを取れたのは、このように打っていたからなのです。

“オープンドロー”で入射角を整える

オープンに立って左を向いたアドレスからドローを打つイメージで振るとクラブがインから下りてダウンブローに入る。

伸ばすとヘッドが遅れてタメができる

右手一本でクラブを持ち、腕を伸ばしながらゆっくりダウンスイング。ヘッドが頭側に残ってタメができる。

ダウンスイングで腕が鋭角に下りてくる人はヘッドが早く落ちるため、インパクトでハンドファーストにならない。

手元を遠くに運んでクラブを下ろす

人間がどう動くかの前に、クラブがどう動けばいいか考える。手元をいかに遠くに運んで半径を長く使うかが入射角を最適化するポイント。

ダウンブローの入射角は何度?

ダウンブローと払い打ちは紙一重の違い

入射角30度の画像。再現するのは一苦労。しかもゴロしか打てない。

アマチュアの多くはダウンブローの入射角を30~45度と思っているが、ヘッドの入射角は3度くらいで、いわゆる払い打ちとは紙一重の違い。強烈に上から入れるプロでもせいぜい9度だ。上から入れて体が突っ込むのは30~45度とイメージしているせいでもある。

解説 三觜喜一

みつはし・よしかず 1974年生まれ。神奈川県出身。PGAティーチングプロ。「ゴルフは運動」をモットーに、意図したように体を動かせることを基本に長年ジュニアの育成に尽力。現在は並行して辻梨恵らツアープロのコーチも行なう。

取材協力/修善寺カントリークラブ、SHIZUOKA GEARS LAB

GOLF TODAY本誌 No.565 36〜43ページより