ゴルフ90切り|アプローチショットの打ち方【基本と応用】 PART3(1/2)
フワッとアプローチは、フォローで決まる!
深いラフから高さを出すアプローチの打ち方は2つ。打ち分けの基準は球の沈み具合だ。そして、フォローの出し方をマスターすれば、短い距離でも高さのあるアプローチが打てるようになる!
星野陸也
(フリー)
1996年5月12日生まれ。
茨城県出身。2018年の「フジサンケイクラシック」で初優勝し、今季も既に1勝。男子ゴルフ界の明日を担う期待のホープだ。
【上級者編】フワッと上げるアプローチの打ち方1|球が少し浮いている時
▼状況
・ピンまで30ヤード
・深いラフからの
・コロがせない状況
・球が少し浮いている時
球が浮いていると、一見簡単に打てそうに見えるが、ここから高い球を打つのは意外と難しい。そんな時の対処法を教えてもらおう!
フォローで胸の正面にクラブを収めるため、ヘッドが最下点を超えてからインパクト!
球は左足寄りにセット
ヘッドの最下点を超えてからインパクトするために、最初から球を左足寄りにセットする。
スイングの最下点よりも先に球を置けば、自然とアッパー軌道でインパクトできる。
手を使って上げようとするとミスの原因に
手首をコネたり、フォローを高くすると、芝の抵抗に負けてしまう。クラブは常に体と一緒に動かすイメージで振る。
高い球を打ちたくても「上げようとしない」こと
ロブショットと言えども僕は手首を使ったり、球の下にヘッドをくぐらそうなどとは考えません。アドレスで球を少し左に置いて、少しフェースを開いて構えるだけで、フルショットをしなくても球は簡単に上がってくれます。
アドレスで球を左に置くのは、ヘッドが最下点を過ぎてからインパクトをしたいからです。ボールを自然にアッパー軌道でとらえられます。
そして、1番大事なのは、フォローでヘッドを高く持って行かないこと。アッパー軌道でインパクトをしますが、手を使ってかち上げるのは、手元に変な力が入ってしまい、ミスの原因になります。フィニッシュは体の前にクラブを収めること。これだけで意外と簡単に球が上がって、スピンのかかったアプローチが打てます。
ヘッドは真っすぐ振り抜くことで、フェースに球が乗ってくれる
カット軌道だと、ヘッドが球の下をくぐってしまって、ダルマ落としのようになってしまうことがあるので、ヘッドはなるべく真っすぐ振り抜く。
取材トーナメント/ANAオープン
GOLF TODAY本誌 No.569 48~51ページより