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ゴルフ90切り|アプローチショットの打ち方【基本と応用】 PART3(1/2)

フワッとアプローチは、フォローで決まる!

2019/11/11 ゴルフサプリ編集部

深いラフから高さを出すアプローチの打ち方は2つ。打ち分けの基準は球の沈み具合だ。そして、フォローの出し方をマスターすれば、短い距離でも高さのあるアプローチが打てるようになる!

星野陸也
(フリー)
1996年5月12日生まれ。
茨城県出身。2018年の「フジサンケイクラシック」で初優勝し、今季も既に1勝。男子ゴルフ界の明日を担う期待のホープだ。

【上級者編】フワッと上げるアプローチの打ち方1|球が少し浮いている時

▼状況
ピンまで30ヤード
深いラフからの
コロがせない状況
球が少し浮いている時

球が浮いていると、一見簡単に打てそうに見えるが、ここから高い球を打つのは意外と難しい。そんな時の対処法を教えてもらおう!

フォローで胸の正面にクラブを収めるため、ヘッドが最下点を超えてからインパクト!

球は左足寄りにセット

ヘッドの最下点を超えてからインパクトするために、最初から球を左足寄りにセットする。

スイングの最下点よりも先に球を置けば、自然とアッパー軌道でインパクトできる。

手を使って上げようとするとミスの原因に

手首をコネたり、フォローを高くすると、芝の抵抗に負けてしまう。クラブは常に体と一緒に動かすイメージで振る。

高い球を打ちたくても「上げようとしない」こと

ロブショットと言えども僕は手首を使ったり、球の下にヘッドをくぐらそうなどとは考えません。アドレスで球を少し左に置いて、少しフェースを開いて構えるだけで、フルショットをしなくても球は簡単に上がってくれます。

アドレスで球を左に置くのは、ヘッドが最下点を過ぎてからインパクトをしたいからです。ボールを自然にアッパー軌道でとらえられます。

そして、1番大事なのは、フォローでヘッドを高く持って行かないこと。アッパー軌道でインパクトをしますが、手を使ってかち上げるのは、手元に変な力が入ってしまい、ミスの原因になります。フィニッシュは体の前にクラブを収めること。これだけで意外と簡単に球が上がって、スピンのかかったアプローチが打てます。

ヘッドは真っすぐ振り抜くことで、フェースに球が乗ってくれる

カット軌道だと、ヘッドが球の下をくぐってしまって、ダルマ落としのようになってしまうことがあるので、ヘッドはなるべく真っすぐ振り抜く。


フワッと上げるアプローチの打ち方2
球が沈んでいるとき


次回(2/2)へ続く

取材トーナメント/ANAオープン

GOLF TODAY本誌 No.569 48~51ページより