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ゴルフ90切り|アプローチショットの打ち方【基本と応用】 PART3(2/2)

フワッとアプローチは、フォローで決まる!

2019/11/13 ゴルフサプリ編集部

深いラフから高さを出すアプローチの打ち方は2つ。打ち分けの基準は球の沈み具合だ。そして、フォローの出し方をマスターすれば、短い距離でも高さのあるアプローチが打てるようになる!

【上級者編】フワッと上げるアプローチの打ち方2|球が沈んでいるとき

▼状況
・ピンまで30ヤード
・深いラフからの
・コロがせない状況
球が沈んでいるとき

浮いている球を打つよりも、もっと難しいのが、深いラフに沈んでいる球、沈んでいてもなおフワリと打てるアプローチを教えてもらった。

球と芝の間にヘッドを入れるために、フォローでヘッドを低く長く出す

ヘッドの最下点で球をとらえられると、芝に負けない、フワリとした高い球が打てる

フォローでクラブを上げてしまうと、体が浮き、エッジに当たってトップが出る

球の高さとフォローの高さは連動しない。ヘッドを高く上げると、上半身が起き上がってトップが出る。低く長くフォローを出すことで、インパクトで芝と球の間にクラブを入れることができる。

球は真ん中に構えて、少しだけ左足体重

球が沈んでいる場合は、スイングの最下点でインパクトを迎えられるように、アドレスでは両足の真ん中に球をセット。そして、芝に負けないパワーで打てるように左足重心にして構える。

ヘッドの勢いがつくように、左腕が地面と平行になるくらい上げる。

アドレスで左足体重になったら、フォローまでその体重配分を変えない。

こんなに振っても飛距離は5ヤードくらい!

最下点でとらえると芝に負けずに打てる

球が少し浮いている場合は、下からすくい上げることができるので、ラフでも多少スピンがかけやすくなります。しかし、球が沈んでいる場合は芝と球の間にヘッドが入るスペースがないので、芝に負けないように、スイングの最下点でインパクトすることが大事になってきます。

球が沈んでいる場合の球の位置は両足の真ん中。そして、1番大事なことがフォローを低く長く出すこと。そのイメージを持つようにすると、インパクトで芝と球の間にキレイにヘッドが入り込みやすくなるので、上半身も起き上がることなく、“フワリ”とした球が打てるようになります。

カット軌道で、フェースを開きながらのインパクトをイメージする

カット軌道でヘッドを入れても、球は沈んでいるから抜けてしまうことがない。芝の抵抗も強いため、ややカット軌道を意識する方がキレイにヘッドが抜ける。

前回(1/2)はこちら

星野陸也
(フリー)
1996年5月12日生まれ。
茨城県出身。2018年の「フジサンケイクラシック」で初優勝し、今季も既に1勝。男子ゴルフ界の明日を担う期待のホープだ。

取材トーナメント/ANAオープン

GOLF TODAY本誌 No.569 48~51ページより