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ドライバースイングを上達!ダウンスイングを改善して飛距離アップ

2019/11/29 ゴルフサプリ編集部

ドライバーのダウンスイングを安定させるには顔をしっかり残す

ドライバーはシャフトが長いクラブだけに、ダウンスイングで正しい軌道で振るのはなかなか難しいもの。でも大丈夫。ちょっとしたコツをつかめばダウンスイングからインパクトに向かってクラブヘッドを加速することができ、ボールを遠くに正確に飛ばせるようになる。

「レートヒット」はいいけど、「振り遅れ」はダメってどう考えても変!?

ドライバーのダウンスイングを正しい角度から振り下ろせるようになるとミート率が激的にアップし、飛距離アップが実現します。ショットの方向も安定して、ドライバーを気持ちよく飛ばせるようになります。

そのポイントの一つに「レートヒット」があげられます。これはダウンスイングでクラブヘッドが遅れてきてタメが自然につくられ、ハンドファーストの形のインパクトをつくるということを指します。

ダウンスイングで下半身が先に戻ることで「時間差」が自然に生まれて、ドライバーが遅れて下りてくるわけです。ということはクラブが遅れるのが正しいはずなのに、その一方で「振り遅れはダメ」ともいわれます。

突然スライスが出て右のOBに打ち込んでしまったときに、同伴のゴルファーから「今のは振り遅れていたよ」なんていわれたことはありませんか?

でもよく考えてみると、レートヒットはいいのに、振り遅れてはいけないなんて矛盾しているようで何か変ですよね。

そのタネ明かしをしましょう。レートヒットは「正しい振り遅れ」であって、様々なミスショットにつながる振り遅れがNGなのです。

ドライバーのダウンスイングでは、トップの位置から胸を開かないで腕を真下にストンと落とすイメージが大切です。

ところがダウンスイングで胸が早く開いてしまうと手がどんどん先に行って、クラブヘッドが遅れすぎてしまいます。そのためインパクトで間に合わなくなり、フェースが開いて当たってしまうのです。これが「間違った振り遅れ」です。

スプリットハンドドリルで腕のローテーションと顔の向きの連動を覚える

どうして胸が早く開くかというと、顔がソッポを向くからです。つまり顔が早く目標を向くため、胸も連動して早く目標を向くことになります。

ダウンスイングではシャフトがしなりますから、クラブヘッドは必ず後から下りてきます。レートヒットは自然な動きというわけですが、ダウンスイングでは自分が想像している以上にフェースが開いて下りてきます。

ボールを正しく打つには、インパクトでフェースを閉じてあげることが大事なポイントとなるのはもうおわかりでしょう。そこで必要となるのが腕のローテーションです。

実は腕のローテーションは顔と連動していて、顔がしっかり残っていないと腕のローテーションができないのです。顔が早く目標を向くと胸も早く開き、左ワキがあいて腕をスムーズに返せなくなります。

レートヒットのダウンスイングをマスターするには、両手を10〜15センチほど離してグリップするスプリットハンドドリルがオススメです。

左ワキにほどよい締まりを感じておき、胸と顔を右に向けたままでクラブを振り下ろしましょう。そうすれば体の真正面で腕がスムーズにターンし、ボールのつかまりがよくなります。

この練習をすると顔や胸が早く目標を向くと左ワキがあいて、腕のローテーションがスムーズにいかないこともよくわかるはずです。

左手グリップでドライバーのダウンスイング改善もできる

また、グリップの握り方もドライバーのダウンスイング軌道に関連していることも知ってください。グリップのつくり方の一つに、左手だけでクラブを水平に持つ方法があります。この際、フェース面が地面と直角となるようにしましょう。

つまりテークバックやダウンスイングの軌道に重なるようにクラブを持つのですが、このポジションでクラブを持つと自分に合った左手グリップがつくりやすいのです。

左手だけでクラブを持ちますから、左手を浅く握りすぎても深くかぶせすぎてもクラブの重さに負けてヘッド側がすぐに垂れ下がってしまいます。

左手グリップの握り方がよくないと、ダウンスイングでクラブヘッドが早く落ちたり、正しい軌道から外れたりするという現象が起こりやすいのです。

クラブの重さに負けないように水平に長く持てるようにするには、左手の人差し指と中指の2つのナックルが見えるくらいに、左手の甲を少し上に向けるのがベストでしょう。
そして左手甲の向きに合わせて右手を浅めに握れば、ダウンスイングの軌道が安定しやすくなります。

ドライバーのダウンスイングを改善するための一つのポイントとして頭に入れておきましょう。

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