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元賞金女王・古閑美保が教える! 女子プロからの飛ばしのヒント|Vol.3 古江彩佳

注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介

2021/02/02 ゴルフサプリ編集部

いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。 第3回はプラチナ世代・古江彩佳の飛ばしの秘密と、アマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!!

GOLF TODAY 本誌 No.574 104ページより

153センチの小柄な体から飛び出す大きな球に、体使いの巧さが光る!

古江彩佳

ふるえ・あやか(フリー)
2000年5月27日生まれ。
兵庫県出身。153㎝。O型。19年プロテスト合格。ツアー3勝。2019年富士通レディースでアマチュア優勝し注目を集めた逸材。2020年は出場14試合で3勝という脅威的な勝負強さを見せ一躍ツアーの主役に!

ココが“古江”流飛ばしの秘密

抜群の安定感を生み出す体の後ろ側の大きな筋肉の使い方は絶品!

古江さんは153センチと小柄なのに距離もしっかり出て大きい(高い)球が打てる選手。しかも曲がらない! いろいろな球を打つというよりは、いつも同じ球を、同じリズムとタイミングで打つタイプです。この安定感抜群のスイングを生み出しているのは、何といっても手の動きを抑えて、肩や背中、お尻など体の後ろ側の大きな筋肉を使って振るところ。小柄な選手は手足が長くないぶん、自然と大きな筋肉を使うのがうまくなる傾向はありますが、その極みといってもいいかもしれません。

ココがアマのマネどころ

両ワキの締まりはピカイチ! 手を体の近くに通す理想の動きを目指そう!

彼女のスイングで一番参考にしたいのは手を使わない点。ダウンで右ワキ、フォローで左ワキがビシッと締まっていますよね。これこそが手を使わず体で振れている証拠で、超上級者の証。アマチュアはマネできない永遠のテーマですが(笑)、少しでも近づくにはお尻をしっかり回す意識で下半身を積極的に使うのがコツ。手はついてくるだけ! 結果、上手な人ほど手は体の近くを通ってヘッドが大きく動き、下手な人ほど手が離れてヘッドの動きは小さくなる。これを頭に入れておくだけでも違いますよ!


こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。通算勝利数は12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。


取材・文/今泉純子
撮影トーナメント/2020NEC軽井沢72ゴルフトーナメント。2020ニトリレディスゴルフトーナメント、2020TOTOジャパンクラシック
撮影/JGMA


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