【2020年】ワンランクUPを目指す中級者向けアイアンランキング｜ゴルフ5売れ筋

さらなるレベルアップを目指したい上昇志向のゴルファーや、もう少し楽にゴルフを楽しみたいと考えるようになったプレーヤーにおススメしたいアイアンの売れ筋を調査してみました。データ元は豊富な品揃えと、たしかな接客で人気の「ゴルフ5」。2020年モデルの最新アイアンの中から、中級者に最適なモデルをピックアップし、その売れ筋ランキングとともに性能やスペックもご紹介します。

※ランキングは｢ゴルフ5｣の2020年1月〜5月の売上実績を参考に作成。

ワンランクアップに必要なアイアンの性能は何か？考えてみよう

スコアが平均して90台を出せるようになってくれば、ゴルファーとしては中級者です。きっとゴルフがより楽しくなってきたと同時に、その奥深さや難しさにも気付き始めていることでしょう。

また、確固としたものとまではいかないまでも、自分のプレースタイルも見えてくる頃です。そうなれば、これから購入しようとするアイアンに求めるべき性能や目的はなんなのか？　そうしたことも考えるようになっているはずです。

たとえば、アイアンショットは調子が良い日もあれば、ミスを連発する日もある。そんなふうに好不調の波が激しいということが最大の悩みなのであれば、ミスの許容度が高く、やさしさを重視した性能のアイアンを求めるべきでしょう。

または、ミート率は良くなってきたし、ショットに安定感がある。そうなれば、求めるべきはやさしさ重視ではないかもしれません。プレーの幅を広げ、もうひとつステップアップするためにも、少し操作性にも優れたアイアンに目を向けるべき頃合いかもしれません。

こうしたことから、ワンランクアップを目指す中級者向けのアイアンを定義するのであれば、

上記の要件を満たしているアイアンということになるかもしれません。

あまりにもやさしすぎる性能は、技術の向上を妨げる要因にもなります。また、球筋を打ち分けるためにもある程度の操作性は必要となります。とはいえ、まだまだやさしさも必要ですからね。

もちろん、スコアのことばかりを考えず、好きなブランドのアイアン、憧れのツアープロと同じモデルを使いたい！　というのも悪くはありません。ですが、ひとつ忘れてはいけないことは、明確な目的を持って選ぶということ。

自信を持って選んだアイアンなら、自信を持ってプレーに臨めます。欲しくてたまらなかったアイアンなら、ワクワクした気持ちで楽しくプレーできます。中級者ともなれば、自分が使うクラブにはちょっとしたこだわりを持ちたいものですよね。

ゴルフショップの店員さんの中には、ゴルフ歴が長い人が珍しくありません。本格的にゴルフに打ち込んでいたという人も多くいます。そんな店員さんたちに相談すれば、実体験を交えた実際的なアドバイスを受けられるかもしれません。選ぶの困ったら、迷わず声をかけてみることをおすすめします。

【関連】アイアンおすすめ人気ランキング20選｜選び方のポイントも解説！

ヘッドの長さでわかるアイアンとの相性

ほかのクラブ同様、アイアンにも様々な種類・性能が存在します。たとえば、形状でいえばボールが上がりやすさが特徴の「ポケットキャビティ」、やさしさと操作性を両立させた「フルキャビティ」もしくは「ハーフキャビティ」、それなりに使い手は選ばれるが操作性抜群の「マッスルバック」などがあります。

さらに、それらヘッド形状の中でも使われている素材や採用されている設計思想、構造によって、性能も千差万別です。ボールが上がりやすく、打点のブレに寛大な低・深重心設計、ダフリに強い幅広ソール、飛距離性能が追求されたストロングロフト設計などなど。細かく数え上げたらキリがありません。

こうしたアイアンのヘッド形状や構造の違いによる性能差に関する基礎知識は、持っていて損はありません。できれば、中級者ともなれば、知っておいた方がいいでしょうし、スコアアップを目指すのであれば道具への理解は深いに越したことはありません。

また、スイングの違いによっても、アイアンとの相性というのは変わります。そして、相性を簡単に判断することができるポイントのひとつに、アイアンのヘッドの長さがあります。

アイアンのヘッドのトゥ（先っぽ）からヒール（ネック側）までの長さが長いと、ヘッドが返る（ターン）動きは“ゆっくり”になります。これは、ヘッドが返りにくい、と表現されることもあります。逆にヘッドの長さが短いと、ヘッドはくるりと返りやすくなります。

こうしたことから、ヘッドをあまり返さずに打つ人には「ヘッドが長い」ほうが合いますし、ヘッドを返しながら打ちたい人には「ヘッドが短い」ほうが合うということが言えるのです。

さらに、ヘッドをソール（地面に置く）した時のリーディングエッジの浮き方でも、相性を見分けることができます。リーディングエッジの浮きが大きいということは、バウンス（ソールの出っ張り）が大きいということです。そうしたヘッドには、打ち込みタイプのスイングが合います。逆にリーディングエッジの浮き方が小さいヘッドは、払い打つタイプのスイングが合います。

その理由としては、打ち込むということは、ヘッドの入り方が鋭角になるのでバウンスが大きい方が抜けが良くなるからです。その逆で、払い打ちタイプはヘッドの入り方がゆるやかになるため、バウンスが小さい方がヘッドの抜けが良くなります。

「打ち込みタイプでヘッドの返りが少ない人」は、ヘッドの長さが長くてリーディングエッジの浮きが大きいヘッド。

「打ち込みタイプでヘッドを返して打つ人」は、ヘッドの長さが短くてリーディングエッジの浮き方が大きいヘッド。

「払い打ちタイプでヘッドの返りが少ない人」は、ヘッドの長さが長くてリーディングエッジの浮き方が小さいヘッド。

「払い打ちタイプでヘッドを返して打つ人」は、ヘッドの長さが短くてリーディングエッジの浮き方が小さいヘッド。

まとめると、このように分類することができます。ほかにもチェックすべき要件はありますが、アイアン選びのひとつの指標として参考にしてみてください。

ここからは、ゴルフクラブに対して正しい知識を持ったゴルフ5の店員さんたちのコメントとともに、中級者におすすめのアイアンをご紹介します。ぜひ、ゴルフ5の店員さんのコメントを参考にしていただき、ワンランクアップを目指せるアイアンを探してください。

売れ筋ランキングは「ゴルフ5」の売上データから算出

商品説明も「GOLF5」の店舗スタッフが「現場からお届けします」

（写真左）
1位～3位解説
ゴルフ5姫路中地店
クラブフィッター
川野正輝（かわの・まさてる）さん（54歳）
アルペンを経て、クラフトマンとして、ゴルフ5勤続17年。ゴルフ歴は36年、平均スコアは80前後。なりたい自分を伝えれば、最適なクラブをリコメンドしてくれるベテラン。

（写真中央）
4位～6位解説
ゴルフ5津南店
クラブフィッター
高嶋剛（たかしま・たけし）さん（53歳）
ゴルフ5勤続15年。ゴルフ歴35年。ユーザーの立場に立って、ていねいなカウンセリングを行い、その時々のプレーヤーニーズに応えたベストなアイテムを提案。

（写真右）
7位～10位解説
ゴルフ5川崎野川店
クラブフィッター
堀内英之（ほりうち・ひでゆき）さん（47歳）　
2008年からクラフトマンとして勤務。ゴルフ歴25年。年に5回のラウンドながら、平均スコアは88。豊富な商品知識から、ゴルファーが求める性能を搭載したモデルを提案。

【ランキングの見方】
■順位は2019-2020年モデルから初心者に最適だと分類したモデルの「ゴルフ5」全店舗における2020年1月〜5月の売上実績から算出しています。
■ランキングは「売上順位」「カーボンシャフト別売上順位」「スチールシャフト別売上順位」を記載しています。
■順位が「 - 位」となっているものは、TOP10以下ということを示しています。

ワンランクアップしたい中級者におすすめのアイアンランキングTOP10

1位：ダンロップ ゼクシオ イレブン アイアン

カーボンシャフト1位／スチールシャフト8位

ダンロップ ゼクシオ イレブン アイアン

【ゼクシオ イレブン アイアンはココがおすすめ】

高いブランド力で指名買いがほとんどの鉄板商品です。中級レベル以上の方でも、やさしくラクに打ちたいという声が多く、そういった方々の人気も集めています。飛びとやさしさを備えたオールマイティなクラブで、幅広いゴルファーに好結果をもたらします。50代以上の年齢層の支持率が高く、シャフトもカーボンが7割を占めています。

2位：テーラーメイド SIM MAX アイアン

カーボンシャフト4位／スチールシャフト1位

テーラーメイド SIM MAX アイアン

【SIM MAX アイアンはココがおすすめ】

前作Mシリーズも人気が高かったので、その流れで買いにみえる方も多いですね。やさしく打ちやすいと評判で、実際に打ってみてもミスヒットに強く、やさしさを実感する人が目立ちます。テーラーメイドのイメージは若い人にウケていて、40歳代以下の顧客がほとんどです。パワーのある人も多いのでシャフトはスチールが6割を占めます。

3位：キャロウェイ マーベリック アイアン

カーボンシャフト2位／スチールシャフト3位

キャロウェイ マーベリック アイアン

【マーベリック アイアンはココがおすすめ】

ゼクシオとSIMのちょうど間を埋めている印象ですね(笑)　標準で3種類のシャフトをラインアップして、さまざまな年齢層に対応しています。AIを使った番手別フェース設計を施しており、ミスに強く方向性を保てて、距離も落ちにくいといった声が聞かれ、かなりの高評価です。また、構えたときの見た目も安心感があるという声も多かったですね。

4位：ピン G710 アイアン

カーボンシャフト9位／スチールシャフト - 位

ピン G710 アイアン

【ピン／G710 アイアンはココがおすすめ】

ピンの中では飛ばし系。ヘッドが大きめで、芯も広いのでミスショットへの許容範囲が大きく、やさしく使いやすいという声が多いです。シャフトは7割がスチール。カーボンも純正では軽すぎるので、重めのカーボンを入れる人が多いですね。フィッティングで自分仕様にできるので、40代、50代の飛距離が落ちてきた方々に人気です。

5位：テーラーメイド P790アイアン

カーボンシャフト-／スチールシャフト 2位

テーラーメイド P790アイアン

【テーラーメイド／P790アイアンはココがおすすめ】

ヘッドは大きくしたくないけど、やさしさが欲しい人や、ゆくゆくは上級モデルを使いたいから、少し小さいヘッドに慣れてみようと考える人など、上級を見据えた中級者に支持されています。やや小ぶりなヘッドですが、中空構造なので飛距離性能に優れている点も評価されている印象です。シャフトはほぼ100％に近い感じでスチールですね。

6位：ダンロップ ゼクシオ エックス アイアン

カーボンシャフト5位／スチールシャフト 6位

ダンロップ ゼクシオ エックス アイアン

【ダンロップ／ゼクシオ エックス アイアンはココがおすすめ】

イレブンに比べて、ロフトも寝ていて重量もやや重め。イレブンのやさしさは魅力だけど、自分にはまだ早い。もう少し、しっかりめのクラブで粘りたいと考える40代くらいの人たちに支持されています。やさしさはありながら、イレブンよりは多少、マニュアル感があるので、球を操作できる感覚があるのも人気の要因だと思います。

7位：ブリヂストン JGR HF3 アイアン

カーボンシャフト 10位／スチールシャフト 7位

ブリヂストン JGR HF3 アイアン

【ブリヂストン／JGR HF3 アイアンはココがおすすめ】

極端に大きく見えず、すっきりとした顔立ちの飛距離性能に優れたアイアンです。±1.5度までライ角が調整できるので、スイングタイプに合わせられる点も評価されています。試打した方からは「打感は柔らかく感じるのに飛距離もすごく出ている」という声が多く、フィーリングの良さでも人気です。シャフトはスチールが8割を占めています。

8位：ヤマハ RMX220 アイアン

カーボンシャフト7位／スチールシャフト - 位

ヤマハ RMX220 アイアン

【ヤマハ／RMX220 アイアンはココがおすすめ】

極端にロフトが立っているわけではないのに、1番手上の飛びをもたらす飛距離性能に優れたアイアンです。ゴルフ歴の長い方も、違和感なく構えられるオーソドックスなヘッド形状も支持されています。技術はあるけれど、年齢とともに飛距離が落ちてきたので、それをカバーしてくれるモデルということで、人気を集めています。

9位：ピン G410 アイアン

カーボンシャフト9位／スチールシャフト - 位

ピン G410 アイアン

【ピン／G410 アイアンはココがおすすめ】

直進性の高いヘッドなので、方向性がばらつくという悩みのある人に人気です。飛距離性能にも優れているので、曲げずに飛ばしたいというニーズに応えています。フィッティングで最適なシャフトを選びますが、操作性重視なのか、ミスヒットに強くあって欲しいのかなど、そのチョイスによっては性能も変わるので、しっかり希望を伝えてください。

10位：タイトリスト T200 アイアン

カーボンシャフト - 位／スチールシャフト 9位

タイトリスト T200 アイアン

【タイトリスト／T200 アイアンはココがおすすめ】

すっきりした小ぶりのヘッドで、見た目やブランドにもこだわる人からの指名買いが多いモデルです。中上級レベルにはいるけれど、もう少し飛距離を出したいというニーズに応えたアイテムといえます。加えて、球を操作できる性能も持ち合わせているので、競技志向のプレーヤーにも人気です。シャフトはスチールの購入者が圧倒的です。

【Q&A】中級者向けアイアンに対してよくある質問と回答

Q. アイアンを選ぶときに何を一番、重要視するべきですか？

A　一番、注目して欲しいのは重量です。特に以前よりパワーが落ちてきたご年配の方は、買い替え時に極端に軽いクラブを選びがちなのですが、これには注意が必要です。今まで、スチールでしっかりしたものを使っていたのに、急に軽量のカーボンに変えてしまうと振り心地が変わり過ぎて、まったく振れなくなってしまうことがあるのです。今までのスチールだと、後半疲れてしまうからと軽いクラブに変えてしまったら、前半のハーフはまだまだ振れるので、球が曲がりまくったという報告も受けています。重量を落とすのであれば、今までSだったものをRにするとか、ワンランクダウン程度に抑えておいたほうが、球筋も飛距離も安定するはずです。

Q. 安定して80台が出せるアイアンはどう選べばいいですか？

A　飛距離性能も大切ですが、アイアンの精度を重視すべきだと思います。距離よりも方向性が安定していて、番手ごとの距離にバラつきが出ないモデルです。シャフトの重さや硬さもきっちり選ぶべきですし、ライ角も自分のスイングタイプに合わせて調整が必要です。誰にでも合うクラブというものはなかなかないので、きっちりとフィッティングして、自身のスイングタイプに合わせたものを選ぶようにしてください。

Q. 中級レベルも初心者向けと同じモデルが人気なんですね

A　昔は、中級レベル以上は、ヘッドが小ぶりで操作性重視というモデルが人気でしたが、最近はミスをカバーできるクラブに人気が集まっています。そのため、初心者向けと同じようなクラブが人気上位となる傾向にあるのです。プロたちがそういったモデルを使うようになったことも影響していると思います。芯をはずしても、大きなミスにならないクラブを誰もが求めるようになった結果ですね。

クラブ選びはフィッティングが重要

“自分に合わないゴルフクラブ”を使うということは、スコアアップの妨げとなり、ゴルフの面白さ・楽しさを半減させてしまうことになります。

しかし、どこでフィッティングをしてもいい、というわけありません。クラブ選びをサポートしてくれるフィッターが、正しい知識と経験を備えていなければどうなるでしょう？　当然、フィッティングの結果、選ばれたクラブはあなたにピッタリというものにはならないでしょう。

フィッター資格を持った店員さん、最新計測機器のあるショップを選ぼう

クラブフィッティングを行うフィッターというのは、単にゴルフクラブに詳しい人、というわけではありません。たとえば、ゴルフ5では各店舗にフィッティング有資格者の店員さんがいます。そして、最新鋭の「デジタル3カメ計測」をはじめとした最新の計測設備を使って、試打データをもとにゴルフ5独自の統一基準で実測計測したクラブリストから推奨クラブを選出してくれます。

クラブ選びに悩んだ際には、先述したようなフィッティング有資格者が在籍し、最新の機器を揃え、実測データをもとにした推奨クラブを提案してくれるショップでフィッティングをしてもらうことをおすすめします。