ヤマハ ユーティリティおすすめ2選|価格・スペック徹底比較
ヤマハが、第1号となるゴルフクラブを開発したのは1982年。楽器やバイクの製造で知られていますが、このとき開発したのは、世界初と言われるカーボンコンポジットヘッドのドライバーでした。その後も、常に革新のクラブ作りを目指し続け、「業界初でなければならない」という開発魂のもと、他社に先駆けた商品を開発、多くのヒット作品を生み出しています。そんなヤマハのユーティリティを紹介します。
[目次]
ヤマハ ユーティリティの特徴とおすすめポイント
常に他社にはないものを追い求めているヤマハ。2013年にはヘッドとシャフトを別売りにした「inpres X RMX(インプレス エックス リミックス)ドライバー」を、2014年には+2番手の飛びを実現するぶっ飛びアイアン「inpres X RMX UD+2(インプレス エックス リミックス ユーディープラスツー)」を世に送り出すなど、常にゴルファーたちを驚かせています。そして、2021年には「RMX VD」シリーズ(のアイアン)で、これまでにないフォルムと性能を備えた独自性たっぷりのクラブを送り出しています。
また、ヤマハのクラブ作りには一貫したテーマがあります。それは美しい打球音を奏でるクラブであること。ヤマハのブランドマークが音叉を3つ重ねたものであることからもわかるように、ピアノやギター、バイオリンといった楽器製作を行ってきたメーカーらしさを、打球音の美しさで表現しているのです。今では当たり前となった、ドライバー内部にサウンドリブを設け、爽快な打球音をもたらす技術も、最初にヤマハが開発、導入したものです。
そんなヤマハのユーティリティは、現在、「inpres DRIVESTARユーティリティ」と「RMX VD ユーティリティ」という2つのモデルがラインアップされています。
【関連】ユーティリティおすすめ人気ランキング20選|選び方のポイントも解説!
ヤマハ ユーティリティの選び方
◎とにかく飛距離なのか、どんな状況からでもピンを狙いたいのか、用途に合わせて選ぶ
ヤマハのユーティリティ2モデルは、ともに効率的にボールにエネルギーを伝え、高い反発性能で初速を高め、大きな飛距離へと導きます。また、高慣性モーメント設計も施されています。
どちらも飛びにこだわっていますが、「inpres DRIVESTARユーティリティ」は、徹底的に飛距離性能と直進性を追求しているのに対し、「RMX VD ユーティリティ」は”アイアンのようにグリーンで止まる”スピン性能も追求することで、タテの距離を合わせやすいモデルに仕上がっています。
とにかく飛距離が欲しいのか、しっかりとピンを狙っていく緻密さが欲しいのか。求めるものに応じて選ぶと良いでしょう。
- より飛距離を出したいならロフトが立ったモデルを選ぶ
- 操作性重視のヘッドサイズか否かで選ぶ
- スピン性能重視で選ぶ
より飛距離を出したいならロフトが立ったモデルを選ぶ
とことん飛距離を追求したいと考えるのであれば、「inpres DRIVESTARユーティリティ」がおススメです。ルール限界の反発性能を実現する新素材「X37」が驚きの飛距離を生み出します。
また、ロフト設定はU4=18度、U5=20.5度、U6=23度。「RMX VD ユーティリティ」よりも、U4は4度、U5は4.5度、U6は5度ストロングになっています。長さもそれぞれ1.25インチずつ長く設定されているので、さらなる飛距離が期待できます。
操作性重視のヘッドサイズか否かで選ぶ
「inpres DRIVESTARユーティリティ」は、U4が119㎤で、オートマチックなやさしさを感じるモデルです。また、軽量設計を施しているので、パワーのない人でもやさしく飛ばせるようになっています。
一方、「RMX VD ユーティリティ」は、公式にヘッド体積が公開されていませんが、どちらかといえば小ぶりのヘッドサイズです。ツアープロや上級者が求める操作性を備えたシャープな形状で、あらゆる状況から球をコントロールしやすくなっています。
なお、ヘッドサイズは異なりますが、どちらのモデルも慣性モーメントは大きめ。ミスヒットに強く、芯をはずしても飛距離ロスや曲がりが抑えられる設計になっています。
スピン性能重視で選ぶ
「inpres DRIVESTARユーティリティ」は、アップライト設計で、球をしっかりとつかまえて飛ばしていけるモデルです。
一方、「RMX VD ユーティリティ」は飛距離性能だけを追求したモデルではなく、スピン性能を向上させ、精度の高い飛距離性能を備えています。飛ぶ、上がる、止まると3つの性能を集約し、「グリーンを狙えるユーティリティ」を実現させています。また、ツアープロも「使いたい」と思わせる“アイアンのようにターゲットに対して構えやすい”形状をしています。
「inpres DRIVESTARユーティリティ」は性能的には飛距離重視のモデルなので、操作性を重視したいのであれば、「RMX VD ユーティリティ」がおススメです。
ヤマハ ユーティリティおすすめモデル【初心者から上級者向けまで】
2023年春時点でヤマハのおすすめユーティリティは2機種をラインアップしています(※女性用モデル・型落ちモデル除く)。それぞれの特徴について紹介します。
ヤマハ ユーティリティ2選
ヤマハ inpres DRIVESTAR ユーティリティ
ヤマハ inpres DRIVESTAR ユーティリティ
「inpres DRIVESTARユーティリティ」は、フェアウェイウッド同様、ステンレス系新素材「X37」の精密一体構造とカーボンクラウンとを組み合わせたモデルです。「X37」の高い強度と粘り強さが高い反発力を実現し、驚きの飛距離を生みます。
また、比重の重い「X37」のボディとカーボンクラウンクラウンとの組み合わせにより、前モデル比1mm の低重心化を達成すると同時に、高い慣性モーメントも実現しました。
形状はウッド型ですが、構えやすさも追求したのが、「inpres DRIVESTARユーティリティ」の特徴。ウッド型ユーティリティの寛容性はそのままに、ゴルファーが構えやすい“イイ顔”になっています。高い反発性能と寛容性、さらに構えやすさを高いレベルで実現したモデルです。
クラブ名 | ヤマハ inpres DRIVESTAR ユーティリティ |
---|---|
長さ | #U4/40.75インチ #U5/40.25インチ #U6/39.75インチ #U7/39.25インチ |
重量/バランス | ●SPEEDER NX for Yamaha M423u 【#U4】 S:330g/D2 SR:316g/D2 R:311g/D2 【#U5】 S:334g/D2 SR:320g/D2 R:315g/D2 【#U6】 S:338g/D2 SR:324g/D2 R:319g/D2 【#U7】 S:342g/D2 SR:328g/D2 R:323g/D2 |
ロフト角 | #U4/18度 #U5/20.5度 #U6/23度 #U7/25.5度 |
ライ角 | #U4/58.5度 #U5/59度 #U6/59.5度 #U7/60度 |
ヘッド素材 | X37精密鋳造ボディ、カーボンクラウン |
ヘッド体積 | ー |
シャフト | SPEEDER NX for Yamaha M423u(S、SR、R) |
価格(税込) | ●SPEEDER NX for Yamaha M423u 1本(#U4、#U5、#U6、#U7):41,800円 |
公式サイト | ヤマハ inpres DRIVESTAR ユーティリティ公式サイト |
ヤマハ RMX VD ユーティリティ
ヤマハ RMX VD ユーティリティ
重心設計を突きつめて、ピンポイントでグリーンを攻めていける『RMX VD ユーティリティ』。重心位置を前モデルよりも高めに設定したことで、高スピンをもたらすとともに、安定したスピン量を実現させました。狙ったところに、ぴたりと止められる高いスピン性能が魅力です。
リーディングエッジをストレートに、トゥ側にハリを持たせた形状で、アイアン感覚で集中して、ターゲットに対して構えやすくなっています。シャフトにはアイアン径のものを採用し、弾道の安定も図っています。アイアンのように、ピンポイントで狙えるモデルです。
クラブ名 | ヤマハ RMX VD ユーティリティ |
---|---|
長さ | #U4/39.5インチ #U5/39インチ #U6/38.5インチ |
重量/バランス | ●Diamana YR h 【#U4】 S:353g/D2 SR:352g/D2 R:350g/D2 【#U5】 S:358g/D2 SR:357g/D2 R:355g/D2 【#U6】 S:363g/D2 SR:362g/D2 R:360g/D2 ●Diamana YB h 【#U4】 S:369g/D3 【#U5】 S:374g/D3 【#U6】 S:379g/D3 |
ロフト角 | #U4/22度 #U5/25度 #U6/28度 |
ライ角 | #U4/57.5度 #U5/58度 #U6/58.5度 |
ヘッド素材 | ボディ:SUS630精密鋳造ボディ フェース:マレージング455偏肉フェース |
ヘッド体積 | ー |
シャフト | Diamana YR h(S、SR、R) Diamana YB h(S) |
価格(税込) | ●Diamana YR h 1本(#U4、#U5、#U6):35,200円 ●Diamana YB h 1本(#U4、#U5、#U6):37,400円 |
公式サイト | ヤマハ RMX VD ユーティリティ公式サイト |
ヤマハ ユーティリティおすすめモデル価格比較表
ここまで紹介してきたヤマハ ユーティリティ2機種の価格比較表を紹介します。
ユーティリティ | 価格(税込) |
---|---|
ヤマハ inpres DRIVESTAR ユーティリティ | ●SPEEDER NX for Yamaha M423u 1本(#U4、#U5、#U6、#U7):41,800円 |
ヤマハ RMX VD ユーティリティ | ●Diamana YR h 1本(#U4、#U5、#U6):35,200円 ●Diamana YB h 1本(#U4、#U5、#U6):37,400円 |
爽快な打球音で気持ちよく狙えるヤマハ ユーティリティ
ヤマハのユーティリティ、2モデルは、どちらも飛距離性能を高めながら、異なるターゲットが求める機能を充実させた製品開発が行われています。
飛距離は欲しいけど、スコアメイクに直結する操作性も重視したいと考えるプレーヤーには「RMX VD ユーティリティ」がオススメです。スピン性能を高めているので、しっかりと狙った場所に落として止められるやさしさがあります。
オートマチックに爆発的な飛距離を求めるのであれば、「inpres DRIVESTARユーティリティ」を選びましょう。軽量設計を施しているので、自らのパワー不足をクラブの性能で補いたいと考えるプレーヤーも、こちらのモデルが適しています。
どちらもヤマハらしい爽快な打球音で気持ちよくピンを狙っていけます。スコアを作る1本として、求める性能を重視して選ぶようにしましょう。
ヤマハ ユーティリティ人気の型落ちモデル【中古おすすめ】
中古ショップで見つけたら即買い決定!?以下では、ヤマハ ユーティリティの人気型落ちモデルを紹介します。
ヤマハ inpres UD+2 ユーティリティ
ヤマハ inpres UD+2 ユーティリティ
圧倒的な飛距離性能を追求したモデルです。フェース面から約10mm後方、クラウンとソール部に深さ約1.5mmのボックス状のへこみ、「SPEED BOX(スピード ボックス)」を設け、フェース周辺の剛性をアップ。余分なたわみを抑えて、インパクトエネルギーを効率よくボールに伝えて、初速を高め、大きな飛距離をもたらします。
同重量帯クラブで最大級の「慣性モーメント」と「重心角」を実現。ヤマハらしい、爽快な打球音とともに、しっかりと球をつかまえて、「超真っすぐ」気持ちよく飛ばせるやさしさも搭載しています。
クラブ名 | ヤマハ inpres UD+2 ユーティリティ |
---|---|
長さ | U4/40.5インチ U5/40インチ U6/39.5インチ |
重量/バランス | 【U4】 S:約320g/D2 SR:約314g/D1 R:約311g/D1 【U5】 S:約324g/D2 SR:約318g/D1 R:約315g/D1 【U6】 S:約328g/D2 SR:約323g/D1 R:約319g/D1 |
ロフト角 | U4/19度 U5/21.5度 U6/24度 |
ライ角 | U4/59.5度 U5/60度 U6/60.5度 |
ヘッド素材 | マレージング455偏肉フェース、SUS630精密鋳造ボディ |
ヘッド体積 | U4/126㎤ U5/126㎤ U6/126㎤ |
シャフト | AIR Speeder for YAMAHA421u(S、SR、R) |
ヤマハ RMX ユーティリティ
ヤマハ RMX ユーティリティ
「飛ぶ・上がる・止まる」3つの性能を集約したユーティリティです。リブとホーゼルでフェース周辺をリング状に固定した「BOOSTRING(ブーストリング)」構造を採用。ボディの余分なたわみを抑制し、エネルギーロスを軽減。さらに、フェースセンターと打点位置を近づけたこととの相乗効果で、高い反発性能を発揮、ボール初速を高め、大きな飛距離を実現します。
飛距離だけを追求するのではなく、スピン性能を向上させ、打ちたい距離をきっちり狙える性能を搭載しています。
また、フェースとバックにウエイトを分散し、タテ・ヨコともに最大級の慣性モーメントを実現。ミスヒットしても曲がりにくく、安定したショットをもたらします。
クラブ名 | ヤマハ RMX ユーティリティ |
---|---|
長さ | U4/40インチ U5/39.5インチ U6/39インチ |
重量/バランス | ●TMX-420U 【U4】 S:約339g/D2 SR:約336g/D2 R:約334g/D2 【U5】 S:約343g/D2 SR:約340g/D2 R:約338g/D2 【U6】 S:約348g/D2 SR:約345g/D2 R:約343g/D2 ●Speeder EVOLUTION VI FW60 【U4】 S:約350g/D2 【U5】 S:約354g/D2 【U6】 S:約358g/D2 |
ロフト角 | U4/19度 U5/22度 U6/25度 |
ライ角 | U4/57.5度 U5/58度 U6/58.5度 |
ヘッド素材 | 薄肉マレージング455フェース、SUS630鋳造ボディ |
ヘッド体積 | U4/113㎤ U5/112㎤ U6/111㎤ |
シャフト | TMX-420U(S、SR、R) Speeder EVOLUTION VI FW60(S) |