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キャロウェイ EPIC SPEEDドライバー試打評価レビュー

試打のスペシャリスト・高橋良明の本気レビュー

2021/01/30 ゴルフサプリ編集部

AI(人工知能)が設計した「FLASH(フラッシュ)フェースSS21」と「ジェイルブレイク AI スピードフレームテクノロジー」を搭載し、歴代モデルを上回る飛距離性能を追求した3代目『EPIC(エピック)』ドライバーシリーズ。

今回は「SPEED(スピード)」「MAX(マックス)」「MAX LS」の3兄弟のうちベーシックモデルの『EPIC SPEEDドライバー』の飛びがどこまで進化したのか「試打のスペシャリスト」高橋良明が検証します。

[目次]

キャロウェイ EPIC SPEEDドライバーの総合評価

キャロウェイ EPIC SPEEDドライバー

飛距離性能★★★★★(5/5)
直進性★★★★☆(4/5)
つかまりやすさ★★★☆☆(3/5)
上がりやすさ★★★★☆(4/5)
総合評価★★★★☆(4/5)

キャロウェイ EPIC SPEEDドライバーの特徴

圧倒的な飛距離で人気を博した初代『GBB EPIC』と2代目の『EPIC FLASH』。その飛びのキーテクノロジーである「ジェイルブレイク」と「FLASHフェース」がAIによってさらなる進化を遂げました。

ジェイルブレイク AI スピードフレーム」を搭載した最新作『EPIC SPEEDドライバー』は従来モデルよりもボディ剛性が高く、その分フェースが大きくたわみます。

さらにゴルファーの打点分布に合わせて設計された「FLASHフェースSS21」によって、どの打点においても前作を超えるボール初速を実現しています。

また、浅重心設計により余分なスピンが抑えられ、高初速・強弾道で飛ばせるドライバーとなっています。

特徴

  • AI設計の「スピードフレーム」が最大初速を実現
  • 「FLASHフェース」と浅重心設計で飛距離が安定
  • カーボンクラウン&ソールで最適なつかまりを実現

特徴1. AI設計の「スピードフレーム」が最大初速を実現

ボディの剛性を高め、インパクトでボールから伝わる力をフェースに集中させる「ジェイルブレイクテクノロジー」。その効果を最大にするために膨大な設計パターンとシミュレーションを担当したのがAIです。

前作まではソールとクラウンをつなぐ2本の柱が主にボディの垂直方向の変形を抑えていましたが、『EPIC SPEEDドライバー』の「ジェイルブレイク AI スピードフレーム」は柱の代わりを四角い枠が受け持つことで水平方向の変形も大幅に減少。

インパクトの力がさらにフェースに集中して、従来モデルよりも大きなたわみ量と高いボール初速を実現しています。

特徴2. 「FLASHフェース」と浅重心設計で飛距離が安定

一般的に浅重心でスピン量の少ないヘッドでは、芯を外して十分なボール初速が得られない場合、球がドロップして飛ばなくなります。それをカバーしてくれるのが『EPIC SPEEDドライバー』専用の「FLASHフェースSS21」です。

ある程度ヘッドスピードの速い中級者を中心に幅広いゴルファーの打点分布を考慮してAIが設計した「FLASHフェースSS21」は、フェースのどの部分に当たってもかつてないほど高いボール初速を実現。高初速・低スピンの安定した飛びをもたらしてくれます。

特徴3. カーボンクラウン&ソールで最適なつかまりを実現

非常に軽い「トライアクシャル・カーボン」をクラウンの広い面積とソールのトゥ側に採用。そこで生まれた大きな余剰重量を使った適度なドローバイアス設計により、ちょうどいい球のつかまりを実現しています。

また、浅重心設計ながらソール後方には2グラムのスクリューウエイトを配置して『MAVRIK(マーベリック)ドライバー』を上回る高慣性モーメントも達成。浅重心による操作性とミスヒットに対する許容性を両立しています。

キャロウェイ EPIC SPEEDドライバーのスペック

ボディは軽比重8-1-1チタンと超軽量トライアクシャル・カーボンの複合。フェースには高強度かつ軽量なFS2Sチタン合金を採用することで重心設計の自由度が高くなりました。

また、アベレージゴルファーでも使えるオリジナルシャフトとアスリート向きのカスタムシャフトが用意されています。

メーカーキャロウェイゴルフ
製品名EPIC SPEED ドライバー
ヘッド素材ボディ:8-1-1チタン、クラウン&ソール:トライアクシャル・カーボン、フェース:FS2Sチタン鍛造
ヘッド体積460㎤
番手/ロフト角9.0、10.5度
ライ角58.0度
シャフトDiamana 50 for Callaway(R、SR、S)
Tour AD HD-6(S)、Speeder 661 EVOLUTION VII(S)、Diamana TB 60(S)
長さ45.75インチ(Diamana 50 for Callaway)
重量/バランス約302g/D2(Diamana 50 for Callaway、S)
価格Diamana 50 for Callaway:77,000円+税

Tour AD HD-6、Speeder 661 EVOLUTION VII、Diamana TB 60:94000円+税
公式サイトキャロウェイゴルフゴルフ公式サイト

キャロウェイ EPIC SPEEDドライバーを試打レビュー

『EPIC SPEEDドライバー』のボールスピードと飛距離性能は史上最高なのか?

歴代『EPIC』を打ち尽くした高橋良明が、前作の『EPIC FLASH』とも比較しながら、本当の実力を明らかにします。

試打レビュー

  • 球がつかまりすぎないからどんどん振っていける
  • 高打ち出し・低スピンで飛距離が安定。操作性もあり
  • ボール初速が速く飛距離が出るのに打感は軟らかい

球がつかまりすぎないからどんどん振っていける

『EPIC SPEEDドライバー』は3兄弟の中では中間のモデルですが、けっこうハードで軽めに振ったときはちょっと球が滑って右に逃げていきます。前作の『EPIC FLASH』のように自然とヘッドが返ってくる感じはありません。まったく手に負えないというレベルではありませんが、重心が浅いせいか球のつかまり具合はかなり控えめです。

ただ、その分ボールが左には行きにくいので、ドローヒッターやびゅんびゅん振っていきたい人にとっては安心感があり、振れば振るほど飛ばせるクラブです。ただメーカーがアナウンスしている通りアマチュアの平均以上のヘッドスピードは欲しいところです。

高打ち出し・低スピンで飛距離が安定。操作性もあり

ソールの後ろの方にウエイトがついているおかげか、『EPIC SPEEDドライバー』はインパクトでフェースが上を向きやすく、打ち出し角はとても高くなります。その割にはスピン量はかなり少なめで、前作の『EPIC FLASH』に比べてもすごく減っていますね。フェースの下に当てたときにもそんなにスピンは増えません。高弾道・低スピンの強い球で安定して飛ばせるクラブといっていいでしょう。

また、今回のシリーズは3モデルともけっこう直進性が高くなっていますが、その中で一番球を曲げやすいのが『EPIC SPEEDドライバー』です。浅重心設計らしく、球のつかまりがほどほどで、自分でフェースをコントロールすることもできます。

ボール初速が速く飛距離が出るのに打感は軟らかい

ずばり『EPIC SPEEDドライバー』はよく飛びます。ボール初速も飛距離もいま世の中にあるドライバーの中で最高のレベルといえます。

前作の『EPIC FLASH』も同じくらい飛びましたが、飛び方はまったく違います。『EPIC FLASH』はフェースの弾きの強さで飛ばす感じですが、『EPIC SPEEDドライバー』は同じシリーズと思えないほど打感がやわらかくなっています。

ボールを弾くというよりは押す感じで、フェースにボールがくっつく時間が長く、ボールが潰れる感じも強いので、コースで打つときの安心感は圧倒的に『EPIC SPEEDドライバー』が上回ります。

芯に当たったときの飛距離はどちらも変わらなくても、平均飛距離では『EPIC SPEEDドライバー』が優ります。

キャロウェイ EPIC SPEEDドライバーがおすすめの人

飛距離性能は間違いなくトップクラスなので、飛距離を出したい人にはもちろん最適ですが、とくに前作や前々作を打ったことのある人ほど『EPIC SPEEDドライバー』選ぶ際には注意が必要です。なぜなら相当違うクラブになっているからです。

前作の『EPIC FLASH』はアベレージにちょうどはまるポジションでしたが、それに比べて『EPIC SPEEDドライバー』は振ったときに重さを感じ、けっこうパワーのある人向けのクラブになっています。

あえていうなら『GBB EPIC SUB ZERO(サブゼロ)』に近い感じがします。スピン量がかなり少ないところは、ヘッドスピードの速い人やアッパー軌道でスピンが増えすぎて飛距離をロスしている人にも向いています。また、左に行きにくいのでドローヒッターならかなり安心して打てるでしょう。

『EPIC MAX』や『EPIC MAX LS』に比べると操作はしやすいのでフェースローテーションを使う人にもマッチします。

キャロウェイ EPIC SPEEDドライバーの評価

今回の『EPIC SPEEDドライバー』は同じ『EPIC』でも従来モデルとは別物に仕上がっています。

フェースのどこに当たってもボール初速が出るのは同じですが、大きな違いはスピン量が少ないこと。高初速で低スピンとくれば間違いなく飛びます。とくにヘッドスピードの速い人にとっては持ち前のパワーをロスなく飛距離に変えてくれるクラブです。

また、球のつかまりがオートマチックではなくマニュアル系で、フェースのくいつき感があるので、ただ遠くへ飛ばすだけでなく自分である程度弾道コントロールしたい中上級者にも使いやすいクラブになっています。


テスター/高橋良明(たかはし・よしあき)

1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。サザンヤードCC所属。ツアーに挑戦するかたわら、ゴルフ専門誌やウェブメディアでテスターを務める。毎年出る新製品をほぼ打ち尽くす試打のスペシャリスト。

協力/サザンヤードカントリークラブ
撮影/相田克己

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