クラブをインサイドに引くとスライスが出やすい

スライスを軽減したい初心者はテークバックでクラブを必要以上にインサイドに引く傾向が見受けられます。確かにドローボールを打つときの軌道はインサイドアウトです。しかし、クラブを内側に引きすぎると脇が開いて手が浮くためクラブは正しい軌道から外れてしまい、インサイドに上げたつもりなのにダウンスイングでは逆にアウトサイドから入りやすくなり、かえってスライスがひどくなってしまうことになります。

ビギナーにありがちな勘違い|テークバックはヘッドを“まっすぐ後ろに引く”

テークバックを「まっすぐ後ろへ引く」の意味を誤解している初心者も多くいます。まっすぐ引けといわれるのはインサイドに引きすぎないようにするためです。また、慣性モーメントの大きな最近のドライバーはテークバックでフェースを開くとインパクトでスクエアに戻りきらないためなるべくヘッドをまっすぐ動かす方がいいといわれています。

しかし、現実にはスイングは楕円軌道なのでどこまでもまっすぐ動かすことは不可能です。でも「まっすぐ」を素直に受け取って必要以上にまっすぐ引こうとしている人が多いようです。クラブを真後ろにまっすぐ引くとどうなるでしょう。

手がだんだん体から離れていくはずです。そしてダウンスイングでは反動でヘッドが下に落ちてインサイドからフェースが開いたまま入りやすいのでボールは右に飛ぶようになってしまいます。

×ヘッドをまっすぐ後ろに引く
○ヘッドでまる〜く円を描く

体の回転を使ってヘッドを丸く動かすのが正しい

正しいスイング軌道にクラブをのせるためには、後ろにまっすぐ引いても、内側にまっすぐ引いてもいけません。正解は「まっすぐ」ではなく「丸く動かす」です。クラブを体の正面に置いて、体の回転を使って丸く動かす意識を持つことで体とクラブの距離が常に一定に保たれ、きれいなスイング軌道を描くことができます。

○クラブを体と一緒に回せば自然に内側に上がる

×まっすぐ動かす

○丸く動かす

クラブを上げるのはとてもかんたん!

指導:田所嵩瑛(たどころ・たかあき)
1998年生まれ、茨城県出身。 小学6年生でゴルフを始め、高校卒業後プロを目指してゴルフ場研修生となる。2019年のプロテストで一発合格を果たした気鋭の若手プロ。

撮影/相田克巳
取材・文/吉田宏昭
協力/サザンヤードカントリークラブ


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