畑岡奈紗はこんな選手! 東京五輪・女子ゴルフ競技のTV観戦が1000倍面白くなる選手紹介PART1
いよいよ、東京五輪の女子ゴルフ競技が8月4日(水)から4日間に渡って開催される。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、無観客での開催が決定しているため、会場で選手たちを応援することはかなわなくなった。TV観戦のみというのは残念だが、五輪という大舞台で戦う日本選手たちには、TVの前で大きな声援を送ってあげたい。力強い応援のためにも、彼女たちがどんな選手なのか、あらためて確認してみよう! まずは、日本代表・畑岡奈紗選手!
「数々の日本人史上最年少を打ち立てた実力者。現在は世界を舞台に活躍中」 畑岡奈紗はこんな選手!
世界ランキング11位で東京五輪の出場権を得た畑岡奈紗選手は、1999年1月13日生まれ。現在22歳で1998年から99年3月生まれまでの、いわゆる黄金世代の1人になる。茨城県笠間市出身で、11歳のとき、宍戸ヒルズカントリークラブに勤務する母親の影響でゴルフを始めた。ゴルフを始める前には野球経験もあり、中学時代に中嶋常幸プロが主催する「ヒルズゴルフ・トミーアカデミー」に入ると、あっという間に上達。ちなみに学校では陸上部に所属し、200メートル走の選手として、県大会7位入賞などの実績もある。
その後、数々のジュニア大会に参戦。2014年7月にサンディエゴで行われた世界ジュニアゴルフ選手権に挑戦するも、このときは成績を残せなかったが、翌年の2015年、2016年に連覇を達成。さらに、その年の2016年10月に行われた「日本女子オープン」で国内メジャー初のアマチュア優勝、加えて17歳263日での優勝は、これまで宮里藍が持っていた最年少大会優勝記録(2005年=20歳105日)を大幅に更新し、さらには公式戦最年少優勝記録(1989年=20歳27日)も大きく更新しての最年少優勝という偉業を成し遂げた。
「日本女子オープン」優勝から8日後の10月10日にプロ転向を表明し、宮里藍選手が持っていた最年少記録18歳110日を塗り替え、日本人史上最年少(17歳271日)で、ツアー出場資格を持つ女子プロゴルファーとなった。奈紗という名前は、アメリカ航空宇宙局・NASAを由縁としており、「前人未到のことをするように」との思いを込めて両親が命名したものだが、その名の通り、多くの最年少記録を打ち立てた。
2017年からはUSLPGAを主戦場として戦うも、環境になじめなかったこともあり、目立った成績を残せず、2018年のツアー出場資格を得るまでには至らなかったが、9月に一時帰国して参戦した国内ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でプロ初優勝。翌週の「日本女子オープン」で史上2人目となる大会連覇を40年ぶりに達成し、その実力を印象づけた。「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」優勝資格でJLPGA入会を申請し、2017年10月1日付でJLPGA89期生となった。
また、USLPGAツアーに関しても、ファイナルQTをトップ通過し、2018年シーズンのツアー出場権も獲得。このシーズンから、母親が帯同し、食事面などをケア。そういった支えもあり、「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で、念願の米ツアー初優勝。11月に日本で開催されたUSLPGA・JLPGA共催の「TOTOジャパンクラシック」では最終日に4打差を逆転しUSLPGAツアー2勝目。2019年3月のKIAクラシックで米女子ツアー3勝目も挙げた。海外メジャー大会でも上位争いを演じることが多く、今年の「全米女子オープン」では、笹生優花選手とのプレーオフに破れ、残念ながら2位に甘んじたが、7月のマラソン・クラシックで4勝目を挙げ、オリンピックへのはずみをつけた。
ショット前のルーティーンである、ジャンピングで無駄な力を抜き、陸上で鍛えた下半身を生かした力強いショットが持ち味。また、ピンを果敢に狙っていくプレースタイルで、常に攻めの姿勢を崩さない。国際舞台での豊富な経験を活かし、自国開催のオリンピック制覇に期待が膨らむ。
畑岡奈紗選手のプロフィール
所属先:アビームコンサルティング
国籍:日本
出身地:茨城県笠間市
出身校:ルネサンス高校
ツアー通算勝利数:日本:5勝(うちメジャー4勝・アマチュア時代も含む)、アメリカ:4勝
身長:158cm
生年月日:1999年1月13日
プロ転向:2017年
血液型:A型
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