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降水量2mmはどれくらい?雨の日ゴルフの対策や服装・持ち物

2023/11/28 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ,雨

ゴルフは雨の日でもプレーできます。しかし、降水量1mmや2mmがどれくらいか、ラウンド中のプレーにどれくらい影響するか気になりますよね。

自然の中で、あるがままにプレーするゴルフに雨はつきものです。雨の日対策をしっかり立てておけば、雨の中のゴルフを楽しみながらラウンドすることができます。

ここでは雨のゴルフに備えた対処法を、服装や持ち物、キャンセルや中止の判断、加えて雨の日のゴルフプレー・打ち方のコツまでを解説します。準備を怠りなく、雨の日ゴルフを楽しんでください。

目次

降水量2mmの雨はどれくらいの強さ?

降水量2mmの雨はどれくらいの強さ

降水量2mmがどれくらいかというと、一般的・普遍的には傘をさす必要がある雨になります。

降水量は、下記のようなイメージです。

  • 0~0.9mm…霧雨程度で、傘はさす必要はなし
  • 1mm…シトシト降る程度で、傘はささなくても大丈夫
  • 2mm…シトシト降る程度だが、傘をさす必要がある
  • 5mm…本降りで、道路には水溜りができる
  • 10mm…本降りで、やや強い雨

気象庁のホームページにある「雨の強さと降り方」の項目には10mm以下の記載がないため、上記はあくまでも一般的・普遍的なイメージです。したがって、降水量が1mmでも、人によっては傘をさす必要があると感じる人もいるでしょう。

降水量2mmの雨はどれくらいゴルフプレーに影響する?

降水量2mmの雨はどれくらいゴルフプレーに影響する

プレーをする際、降水量が2mmならば、何の問題もなくプレーができます。

レインウェアを着てプレーする人もいますが、傘をさせば大丈夫という人もたくさんいます。レインウェアを着ることで多少動きにくかったり、傘をさす手間がかかったり、グリップやクラブを拭いたりする面倒さはありますが、そういったことを除けば、ふだん通りのプレーが可能です。

ラフが伸びている季節は雨の影響で多少重くはなりますが、フェアウェイやグリーンに水が溜まる心配はありません。

プロやトップアマならば、雨によってボールが滑ったり、スピンのかかり具合が普段とは違うと感じるかもしれませんが、100切りが目標の初級者やたまに100が切れるレベルのアベレージゴルファーには何の影響もありません。

降水量2mmの雨でもゴルフはできる?中止基準は?

ゴルフ,雨

ゴルフ場がクローズ(閉鎖)を宣言しない限り、ゴルフは雨の日もプレーができます。クローズ以外の理由で中止するときの要因は、プレーヤーサイドの事情によるものです。

ゴルフは“自然の中で、あるがままに”が伝統的なスピリットです。雨の日のゴルフはスキルを上達させる機会でもあります。ゴルフは雨の日もプレーをすることが基本であることを覚えておきましょう。

ゴルフでは雨が何mm振ったら中止というような基準はない

ゴルフには、「雨が何mm以上振ったら中止にする」というようなルール・基準はありません。

競技ゴルフ(プロ)の場合には、フェアなプレーに支障をきたすと競技委員が判断した場合は中止となります。

アマチュアの場合は競技委員は存在しないため、ラウンドの途中で雨が降ってきた場合には同伴者たちで決める。もしくは、ゴルフ場側の判断によって中止となります。

降雨量が1mm程度であれば問題ありませんが、4mm程度のいわゆる本降りとなれば、コース上に水が溜まりプレーが難しいため、中止せざるを得ないレベルです。

雨の日のキャンセル・中止の判断基準

ゴルフの予定日に雨の予報が出たときは、予約をキャンセルしてラウンドを中止するかどうか、判断できなくて迷ってしまいます。そんなとき、キャンセル・中止するかどうかの判断基準は主に次のようになります。

【判断基準】

  • 台風接近など極めて悪天候の予報
  • ゴルフ場への交通手段がなくなった場合
  • ゴルフ場がクローズ(閉鎖)したとき

予定日の前日や、当日の朝のキャンセルは、ゴルフ場に迷惑をかけ、スタート時間の急な変更など他のゲストにも影響が出ます。3つのケースに当てはまらない場合は、予約したラウンドはプレーするようにしましょう。

ゴルフの雨の日対策【服装や持ち物】

ゴルフ,雨

「備えあれば憂いなし」といいます。ゴルフの雨の日対策は、服装や持ち物の準備から始まります。前日や当日になって慌てないために、日頃から雨対策グッズを手に入れて、できればどこかにひとまとめにしておきしょう。

ポイント

  • レインウェア(カッパ)は動きやすいモデルを選ぶ
  • 帽子は雨よけシェード付きレインキャップがおすすめ
  • 滑りにくい雨天用グローブを替えも含めて2~3枚準備
  • ゴルフ傘は軽くて大きめのものを専用で用意
  • 雨が確実な日は防水スプレーで用具の撥水性を強化
  • 雨の日は後半のラウンド用に着替えの服装を用意
  • 手や顔を拭くタオルと別に道具を拭くタオルを準備

レインウェア(カッパ)は動きやすいモデルを選ぶ

スリクソン MOVE MASTER2 レインウェア(メンズ) SMR1000

スリクソン MOVE MASTER2 レインウェア(メンズ) SMR1000

雨ゴルフのプレーで必需品NO1はレインウェア(カッパ)。レインウェアはスムーズなスイングのために軽くてかさばらないものを用意しましょう。上下セットで、袖は着脱可能がおすすめ。女性用にはワンピース型のおしゃれなモデルもあります。

レインウェアを着ると体温で蒸れやすいので、小降りのときなどは袖を外せる着脱式であれば、快適にラウンドができます。また、休憩タイムに後半のラウンドに備えるために、ドライルームで乾かしやすい薄めの生地がいいです。

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帽子は雨よけシェード付きレインキャップがおすすめ

キャロウェイ 定番レインキャップ(メンズ)

キャロウェイ 定番レインキャップ(メンズ)

雨の日のキャップはいつもの日差しよけでなく、雨よけのレインキャップで決めましょう。パッティングのときなど、下を向くので、首元からの雨の侵入を防ぐ雨よけシェード付きもいいです。

雨が上がれば、シェードを外して普通のキャップとして使用できます。普通のキャップを雨で使うと痛みが早いです。

滑りにくい雨天用グローブを替えも含めて2~3枚準備

フットジョイ ウェザーソフ ゴルフグローブ FGWF18/FGWF8ST

フットジョイ ウェザーソフ ゴルフグローブ FGWF18/FGWF8ST

雨の日に濡れたグローブを使うとグリップが滑る原因になります。雨にも強い全天候型や雨天用のグローブをバッグに入れておくと突然の雨にも対応できます。

濡れたグローブは大きなミスにつながるので、最低2~3枚を用意して、こまめに取り替えましょう。昼休みにドライルームで乾燥させると午後のラウンドで使用できます。天然皮革のグローブは使用しない方がよいでしょう。高級品ですが、汗や水気に弱いので劣化して使えなくなりますよ。

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ゴルフ傘は軽くて大きめのものを専用で用意

ブリヂストンゴルフ 銀傘

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雨が予想されるときのために、軽くて大きめのゴルフ傘を専用で用意すると安心です。ゴルフ場には備え付けの傘が積んでありますが、頑丈で重い傘が多いです。

カートからボールの位置までクラブを2本持って往復すると、重い傘は不便で疲れます。できれば、自分用の軽くて大きめの傘があると、プレーに専念できます。晴雨兼用の傘も多数発売されています。

雨が確実な日は防水スプレーで用具の撥水性を強化

雨が確実な日は、防水スプレーがゴルファーの強い味方です。ゴルフ場に出かける前にシューズやカッパ、キャップ、キャディバッグ、パンツの裾などにたっぷりスプレーしておきましょう。

防水スプレーは撥水性の強化だけでなくて、よごれを付きにくくする防汚性もあるので、ラウンド後のお手入れが簡単。自宅に1本、常備しておくと便利です。

雨の日は後半のラウンド用に着替えの服装を用意

ゴルフ,雨の日,着替え

前半のラウンドで雨に濡れた服装は、そのまま着ていると不快です。事前に着替えの服装を用意しておいて、ハーフ休憩の前に着替えを済ませて後半のラウンドに備えましょう。

天気予報次第ですが、替えの服装は上下を用意しておくと安心です。ゴルフ場にはドライルームがあるので、濡れた服は着替えを済ませて乾かしておきましょう。

手や顔を拭くタオルと別に道具を拭くタオルを準備

ゴルフ,雨の日,タオル

雨の日はハンドタオルやフェイスタオルを持参することが必要です。それとは別に、クラブのフェースやグリップ、ボールの濡れや汚れを拭き取るためのタオルが必要です。

雨の日は、道具用のタオルがカートに用意されていることもありますが、同伴者も使う必需品なので別途用意しておくと安心。ショットの前後によく使うので、移動の際は傘の内側に挟み込んでおくと雨に濡れなくて、使いやすいです。

雨の日のゴルフプレー【打ち方のコツ】

ゴルフ,雨

準備が万端でも、雨の中のゴルフプレーはスコアを崩すことが多いです。ここでは、雨の日に気をつけるべき打ち方のコツを、ティショットからパッティングまで、ショット別に解説します。

ポイント

  • 雨の日のティーショットはランが出ないのでキャリーを重視
  • アイアンショットはコンパクトなスイングでクリーンに打とう
  • 雨で硬く締まったバンカーショットはフェースを開かずに打つ
  • 雨の日のパッティングはピンの位置をよく見て強めに打つ
  • 雨の日のクラブ選択は番手を上げて距離を合わせる

雨の日のティショットはランが出ないのでキャリーを重視

雨の日のティショットはランが出にくいので、キャリーを重視して飛距離を稼ぎましょう。

ドライバーによるティショットは、キャリーを出すために低い球筋よりも高い球筋で目標を狙うのが正解です。

ティショットはアップライトな振りで、ティーをいつもよりすこし高めにするといいでしょう。

スコアを意識するなら、ドライバーの代わりにロフトの多いフェアウェイウッドが安全です。高い球筋を出して、濡れたラフを避けて安全なフェアウェイに運ぶのも選択肢の一つです。

アイアンショットはコンパクトなスイングでクリーンに打とう

雨の日のアイアンショットはコンパクトなスイングでボールをクリーンに打ちましょう。雨の日はフェアウェイやラフの芝は、水を含んで抵抗が強くなっています。また、土がぬかるんで柔らかくなっています。

スイングはフルショットを止めてコンパクトなスイングで、ボールをクリーンに打つと芝の抵抗が少なく、地面の影響も受けにくいです。グリップは短めに握って、インパクトで緩まないようにしっかりと打つことを心がけてください。

雨で硬く締まったバンカーショットはフェースを開かずに打つ

雨の日のバンカーショットは難易度が大変高いので、できるだけ避けるのが賢明です。多少の雨なら、通常のバンカーショットで脱出できます。

一方、雨で硬く締まった砂はサンドウェッジのソールをはね返してしまうことが多いです。こんなときは、フェースを開かずにボールの手前からしっかり打ち込むとうまくいきます。経験がいるので、練習用のバンカーで雨の日に試してみてくださいね。

雨の日のパッティングはピンの位置をよく見て強めに打つ

雨の日のパッティングはピンの位置をよく見ましょう。水が溜まらない高い位置にピンを切ってあることが多いので、ピンに向かっての傾斜が読めて参考になります。

あとは水の抵抗で遅くなることを考慮していつもより強めに打つのがいいでしょう。スピードと距離感は、スタート前に練習グリーンで確かめておくと感触がつかめます。

雨の日のクラブ選択は番手を上げて距離を合わせる

雨の日は、地面が濡れているのでランが出ません。またグリップが滑るのでフルスイングができにくいです。そのためいつもより飛距離が1割から2割程度は落ちることを覚悟しておきましょう。

飛距離の差を補う方法は、いつもよりクラブの番手を1つ上げて、コンパクトなスイングで対応しましょう。番手を上げるとランがでるので、距離が合いやすいですよ。

ゴルフプレー日が雨の場合の注意点

ゴルフ,雨

ここでは、ゴルフのプレー日が雨の場合にコンペの幹事と参加須が確認すべきこと。ゴルフ場のクローズの判断や、キャンセル料の支払い方法までを説明します。

ポイント

  • コンペの幹事・参加者が確認すべきこと
  • 雨によりゴルフ場がクローズになるか確認
  • キャンセル料と支払い方法について

コンペの幹事・参加者が確認すべきこと

コンペ参加者の方は、コンペ当日に雨が予想されるときは、幹事に「雨天決行」かどうかを事前に確認しておくといいでしょう。一方、コンペの幹事は、中止の基準を事前に決めて、参加者に連絡しておく必要があります。

  • 判断するタイミングはいつか?
  • どの程度の悪天候の予報か?降水確率やミリ数など

事前に決めた基準に従い、幹事は決行か中止かを決めることになります。もちろんゴルフ場のクローズが確認できれば、その時点でコンペは中止となります。

雨によりゴルフ場がクローズになるか確認

ゴルフコースをクローズするかどうかの判断は、ゴルフ場によって差があります。グリーンに水が流れ出したとき、バンカーが池のような状態になったとき、倒木が出たときなどクローズの判断の基準がゴルフ場で異なります。

台風のコースの急な変化など、クローズの判断を当日の朝に下すこともあります。コンペの幹事は、ゴルフ場がクローズするかどうかの状況を常に確認しながら、コンペ開催の可否を決めることになります。

キャンセル料と支払い方法について

ゴルフ予約のキャンセル料はゴルフ場によって異なります。平日と土・日・祭日で料金が異なり、会員とビジターでも異なります。3日前までは掛からない、別の日予約すれば掛からない、など様々です。

コンペの予約キャンセルについては、幹事が事前にゴルフ場と確認しておくのが賢明です。キャンセル料の金額は、1人あたり2,000~3,000円、直近で5,000円位が相場といえます。

支払い方法は、ゴルフ場から請求書が送られてくるので、銀行振り込みなど期日までに納付するのが一般的です。キャンセル料はプレーヤーの事情から発生するものなので、早い目に納めるのがゴルフ場に対するエチケットとなります。

ゴルフの雨の日対策についてポイントおさらい

ゴルフは「自然のなかで、あるがままに」をスピリットとしてプレーするスポーツでした。
雨の日対策をしっかり立てておけば、雨の中のゴルフを楽しみながらラウンドすることができます。また、雨の日ゴルフはスキルを磨くいい機会でもあります。

雨のゴルフに備えた対処法を、服装や持ち物、キャンセルや中止の判断、加えて雨の日のゴルフプレー・打ち方のコツまでを解説しました。どうぞ、「準備を怠りなく」雨の日ゴルフを楽しんでくださいね。