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ウェッジよりもウッドのほうがコントロールが上手いんじゃないか? 渋野日向子、米女子ツアー予選会前ラストマッチ初日
大王製紙エリエールレディスオープンが開幕。渋野日向子は第1ラウンドを4バーディ・2ボギーの2アンダー、69でまわり、31位タイ。渋野の国内女子ツアー出場は、今週の試合がラスト。最終戦のリコーカップには出場せず、米女子ツアーの予選会出場に向けて渡米する。
写真/中野義昌(2021明治安田生命レディス)、JLPGA(クラブセッティング)
12・13・14番で「3ホール連続で同じミスは今日の悔しいところ」
大王製紙エリエールレディスオープンの初日は原英莉花ら3選手が7アンダーというビッグスコアを出すなど、好スコアを出す選手が続出。そんな中、賞金ランキング1位の稲見萌寧は1アンダー、2位の古江彩佳は2アンダー、そして渋野日向子も古江と同じく2アンダーとやや控えめ。
4バーディ・2ボギーの69という結果に「ショットが右に出るミスが多かった」ということだが、「途中で修正してなんとかアンダーで回れてよかった」と、大きな不安はない様子。だが、12番・13番・14番ホールでアドレスの向きのズレが違和感となって、「同じミスを3ホール連続してしまった」という点に関しては「悔しいところ」だった。
パー5でバーディを取るために、ウェッジとスプーン、7Wなどの練習は同じくらいしているという渋野。しかし、ここのところのゴルフでは「ウェッジよりもウッドのコントロールのほうがうまいんじゃないかと思うくらいウェッジのショットが情けない」と感じている。だが、ここ最近のウッド、ハイブリッド(ユーティリティ)によるショットは目を見張るべきところがある。
たとえば、三菱電機レディスゴルフトーナメントのプレーオフ、国内ツアー通算6勝目を決めたイーグルは、スプーンによる会心の一打によるものだ。ボールは220ヤードの距離をピンに向かって一直線に放たれ、イーグルをもたらした。また、セッティングに加えている#5と#6のハイブリッドもチャンスを量産することに一役買っている。6勝目を決めた大会でのパーオン率約80%(2位タイ)というスタッツが、それを証明していると言えるだろう。
渋野本人も今日の公式会見でアプローチの重要性は変わらないものの「長い番手を持ってもチャンスにつけれるホール、ホールというか機会が増えてきているという風にも感じている」とコメントしている。
長い番手のショットの好調ぶりは、確実に米女子ツアーの予選会でも武器となるはず。加えて、今週の試合の中で、アプローチショットの調整などがうまく進めば好成績を残すことができるのではないだろうか。
渋野日向子のクラブセッティング「大王製紙エリエールレディスオープン」
写真/JLPGA
ドライバーは「G410 PLUS」(9度を−1度)、フェアウェイウッドは「G425 MAX」の3Wと7W、ハイブリッドは「G425」ハイブリッドの#5、#6とウッドとハイブリッドの総数は5本。アイアンは「i210」(#6〜#9)、ウェッジは「GLIDE 3.0ウェッジ」、パターは「SIGMA2パター」のANSER。
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ウッドは「G425 MAX」の#3(ロフト13度)と#7(ロフト20.5度)を入れている/JLPGA
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ハイブリッドは「G425」ハイブリッドの#5と#6を使用。写真/JLPGA
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