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地元の子供たちの応援を力に全集中!伸びシロがまだあると感じるシーズンを終えアメリカでのQTへ|渋野日向子

【注目選手の一問一答】【2021】第40回大王製紙エリエールレディスオープン|ファイナルラウンド(2021/11/21)

2021/11/21 ゴルフサプリ編集部

地元の子供たちの応援を力に全集中!伸びシロがまだあると感じるシーズンを終えアメリカでのQTへ|渋野日向子

渋野日向子にとっても、異例の長かったシーズンが終わった。シーズンを総括して「ちょっとずつは大人のゴルフが出来るようになった」と感じているという。本人が言うように、まだまだ伸びしろはある。米女子ツアーへの挑戦が叶うよう祈りつつ、予選会の結果に注目したい。

写真/中野義昌(写真は2021明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント)

FR:68 total:-9 12位T|渋野日向子の一問一答

今日の振り返り

Q:1日を振り返ってどうですか?

内容的にはすごく途中までは安定していたというか、1番2番のミスをその後修正は出来ていましたが、パッティングでもったいないことをしてしまったので…。3アンダーで回れましたが、個人的には悔しいです。


Q:アイアンとか3Wを打つ時に力を入れてるのは、ずっとですか?

最近多いですね。素振りでちょっとしっかり振れるようにしておかないとどうしも緩んでしまうので、今までの経験を活かして最近は素振りでボールを打てているイメージでやってます。


Q:低めの球が多かったのかなって思いましたが意図的ですか?

良いスイングをすると振り抜きが低くなるので、低いボールというよりかは中弾道の強いボールが出ると思うのでそういうふうにとらえたいかなと思います。


Q:ボールの落ちた所とかピンまでの距離を結構見ていましたが、それはイメージしながらやっていた?

そうですね。最近は、自分の落としたい所とランは計算をしながら、何ヤードのショットを打つというのを宣言してからやっているので、その答え合わせというのをほぼ毎ホールしながらやっている感じです。


Q:イメージと結果で差はどの位ある?

ミスショットしたら全然ですが、自分が良いショットしたっていう時の誤差はそれこそ最終ホールとかは2ヤード以内に済んでいましたし、その他ウェッジとかも2ヤード以内に済んでいたので、ピッタリ打てたというのは1ラウンドに1回か2回のイメージですが、誤差は多くても5ヤード以内に済んでいるのが大体なのかなって思っています。


Q:それは仕上がってきたかなという感じ?

イメージで言うと、その自分で打ったのが段々誤差が減って来ているというのは、試合をやっている中では減ってるかなと思います。


Q:今日一番イメージと合っていたのはどのショットですか?

無いですね(笑)


Q:歓声もありましたがどうでしたか?

本当に小さい子…地元の子なんですけど来てくれて、走り回って、疲れ知らずのみんなですが、本当に応援しに来てくれてめちゃくちゃ有難かったですし、誰よりも声を出して応援をしてくれていたので、すごい嬉しかったです。


Q:知り合いのお子さんですか?

ジュニアの時に行っていたスクールに今入っている子たちがほとんどなので本当に小学校が一緒の子とか、ゴルフしている子ばっかりです。


Q:小さい子がいた中でスタートと最後のバーディーのお気持ちを教えて下さい。

最初は子どもたちが朝、早起きをしてくれたので、良い所を見せたいなという欲があったんですけど、1番ホールからかっこ悪い所を見せてしまって、すごい恥ずかしい感じでしたが、恥ずかしい所をいっぱい見せてしまいました、それでも最後までずっと着いて来てくれましたし、ボギー打っても「頑張れぇ」って横で言ってくれたり、後ろでちょこちょこ歩いて来てくれたりしていたので、最終ホールは17番も取り切れなかったので、チャンスについた時点でここは決めなければならないと思いました。もう全集中していました。


Q:それを決めるのがやっぱり渋野さんだと思いますが?

それで決めていたら17番も決めているでしょう(笑)


Q:カモの親子のようでしたね。

可愛くて、後ろでちょこちょこしていましたし、走り回っていましたし、気を付けてって言ったり、走らないでって言ったり、もう保育園とか幼稚園の先生みたいな気分でした。すごい新鮮でした。



今シーズンについて

Q:シーズンの総括をお願いします。

2020年6月のアースの予選落ちから始まって今に至りますが、本当に1年半、すごくゴルフの内容がガラっと変わったと思いますし自分の気持ちの持ちようも変わったと思います。その1年半の間に2、3ヵ月の遠征を2回もさせて頂いて、自分の足りないものだったりいうのを見つけて、もっと自分を変えたいと思ってスイング改造にも挑みましたし、始めて2勝出来てと色々考えると自分自身はちょっとずつは大人のゴルフが出来るようになったと感じています。でも要所、要所では悔いの残る1年半だったと思いますし、でもまだ伸びシロが沢山あるなと思えるシーズンだったかなと思います。


Q:シーズン始まる前と今は別人ですか?

別人とまでは言わないですけど、今までの自分にも良さはあったと思いますし…。でも今まで無かったものが今自分は持っていると思いますし、そういうのを考えるとまだまだ成長出来る所は沢山あるなと思います。


Q:スイング改造はご自身の中では完成度はどの位ですか?

完成度と言っても日に日に代わりますし、日に日にというか毎ショット毎ショット、出来た時もありますし、出来なかった時もあるし、出来た方が少ないですけど。まだまだ完成度とか再現性って言われると全然半分以下だと思うので、まだまだこれから伸びシロはあります。


Q:今の自分が自信を持っているとはどういった部分ですか?

自信を持っているものは無いですけど(笑)
ゴルフを理解したいという気持ちですかね。


Q:今までは本能のまま?

本当にそうです。コースに来たらイケイケって感じでしたけど今はバカなりに色々考えながらやっている感じなので、マネジメントをちょっとずつ考えながらって感じですね。




アメリカでのQTについて

Q:アメリカでQTを受けられると思いますが今のお気持ちは?

今は日に日にQTに近づいているので緊張感が前よりも増してきていますし、約2週間後なのでまだそんなに実感が無いですし、やっぱりアメリカに行ってみないとって感じです。


Q:意気込みとしては?

それはもちろん(笑)
通って、来年アメリカでやれるように頑張りたいと思います。


Q:アメリカに行きますがこの大会を踏まえて何か力を入れたいことはありますか?

この試合で言うと、パッティングがすごくもったいない3パットも4,5回やっているので、そこはグリーンも変って来ますので、そこは何とか対応出来たら良いなとおもっていますが、その他はラフからのショットは全然芯に当っていなかったですし、自分の打ちたい距離が日に日に打てなくなっていたので…。そこに関しては微妙だなって思いますし、今日も何回かショットが右に行く場面があって、そういう所も修正をしたいですし、全体的にかなって感じています。もう少し、縦距離の把握をしなければいけないなと思います。


Q:アメリカだとアリゾナのコースとかで縦距離がありますがそこらへも合わせて?

そんな感じです。


Q:予選会で2つのコースを1週間で回りますがもう下調べはしている?

全然していないです。


Q:それはいつ?

今週の後半です。


Q:アメリカへ行く前はどこで準備をしますか?

実家に行って、準備だったり、実家の鳥かごで練習したりする感じです。


Q:コース練習は?

コース練習はちょっと行けないかなと思います。


Q:鳥かごで屈伸とかの練習を?

そうです、はい。


Q:QTは集大成という感覚?

集大成という感覚はないですし、むしろそこスタート地点だと思っているので、本当に生きてる中の一つだと思ってやりたいですけど、そういう気持ちにはなれない位の緊張感はあるので、そう思いたいです。


Q:QTに落ちても下部ツアーでやりたい気持ちは変わらない?

色々考えてQTの結果でマネージャーさんだったり家族と話し合って決めて行ければいいなと思っています。




ファンにメッセージ

Q:今シーズン応援していたファンの方へのメッセージをお願いします。

2020年はコロナで始まって、無観客で試合をして下さってテレビのほうでもみて下さっていた方もいると思いますし、今年になって少しずつ有観客でやらせてもらえるようになって、色々な制限が懸かっている中で応援しに来てくださっている皆さんも沢山いたので、その中でプレーをする有難さとか、応援して下さっている方の大切さというのを改めて感じる、きっかけになったというか、沢山の応援をして下さる方がいるからこそ今の自分がいるっていうのを感じられた1年半だったと思うので、まだまだもっともっと成長して良いプレーヤーになれるように頑張りたいと思います。


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