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男子ゴルフ界の新星! アマ・中島啓太が出場するソニーOPでかかる期待とは!?

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.112

2022/01/13 ゴルフサプリ編集部

今週のソニーオープン・イン・ハワイにアマチュアの中島啓太が出場する。中島に期待したいのは史上初の快挙。それは何か?

男子ゴルフ界の新星! アマ・中島啓太が出場するソニーOPでかかる期待とは!?

jgto.org

ソニーオープン・イン・ハワイはかつてハワイアンオープンという名称だったことはゴルフファンならご存じのことと思う。1983年に青木功が日本人選手として初めて米ツアー優勝を飾った大会としても日本のゴルフファンの脳裏に刻まれている。

soniyopeninhawaii.com

米ツアーに組み込まれたのが1965年だが大会の歴史自体はもっと長く、日本でいえば昭和の初期に創設されている。1929年には宮本留吉と安田幸吉が出場。これが、日本人プロが初めて行った海外遠征である。会場は現在と同じ、ワイアラエCCだった。

このように大会と日本との関わりは深く、一般的な米ツアーよりはるかに多くの日本人選手が参戦してきた。アマチュア選手も例外ではなく、データが残る1970年以降、予選会を突破するなどして6人が通算8回出場している。

アマチュアで複数回出場したのは松山英樹のみ。2011年から3年連続でプレーしたが、すべて予選落ちに終わっている。

直近のアマチュア出場は2019年の金谷拓実。通算1オーバーでカットラインに3打及ばず2日で姿を消している。

ほかの4人も全員が予選落ち。そう、ソニーオープン・イン・ハワイではアマチュアはまだ誰も予選を通過していないのだ。松山と金谷はより壁が高そうなマスターズでアマチュア時代に見事に予選を突破しているにもかかわらず、ワイアラエCCでは涙を飲んでいたということである。つまり、中島が決勝ラウンドに進めば日本人アマチュア初の快挙となるわけだ。

アマチュア世界ランキング1位、アジアパシフィックアマ優勝、マスターズ出場とアマチュア時代にまったく同じ道を歩いていた先輩2人(松山、金谷)を超えることができるか。米ツアーデビュー戦となった昨年のZOZOチャンピオンシップではしっかり28位に入っているだけに、期待は大きい。

ソニーオープン・イン・ハワイの日本人アマチュア成績

年度 選手名 成績
1989年 小野充雄 予選落ち
1989年 大橋義幸 予選落ち
1995年 中島篤志 予選落ち
2011年 松山英樹 予選落ち
2012年 松山英樹 予選落ち
2013年 松山英樹 予選落ち
2013年 服部リチャード 予選落ち
2019年 金谷拓実 予選落ち
※1970年以降


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。



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