『カーボンスロット』が搭載された本間ゴルフのニュードライバーは『話題のカーボンウッド』の対抗馬となりうるか?
本間ゴルフが2022年春にニュードライバー「TW757」を発売することを発表した。そして、そのニューモデルの“キモ”となる機能を支えるのが世界初となる『カーボンスロット』ということなのだが……はたして、その新構造がもたらす飛びは話題の『カーボンウッド』に対抗しうるものなのか。
本間ゴルフが「TW757」ドライバーに搭載する世界初『カーボンスロット』って、なに?
21年末から日本のゴルファーの視線を独り占めしているテーラーメイドのニュードライバー「ステルス」。フェース素材にカーボンを採用し、カーボンウッドの時代の幕開けを華々しく謳っている。その先進性と独自性は、すでに多くのゴルファーの注目を集めており、購入予約をしている人はかなりの数に上っているようだ。
そんな中、日本が誇る老舗ゴルフメーカー、本間ゴルフも2022年のニューモデルの発売を発表している。この春、本間ゴルフがリリースするのは「T//WORLD」ブランドの新シリーズ「TW757」だ。
そして、そのドライバーには世界初(※)となる『カーボンスロット』なるものが搭載されているという。テーラーメイドのカーボンウッド「ステルス」が“カーボン素材”への興味を高める中、なんともタイムリーなことである。(※本間ゴルフ調べ。特許出願中。2022年1月7日時点)
だが、本間ゴルフから発表されたリリースには、以下のことしか書かれておらず、詳細は不明だ。
「ドライバーには世界初のカーボンスロットを搭載することで、今までの反発性能を超えた、超高初速性能を実現。前シリーズからの飛躍的なアップデートを目指し、繰り返し行ったテスト を経て製品が完成しました」
画像は本間ゴルフ公式HP「T//WORLD特設サイト」より
しかし、すでに本間ゴルフの公式HPの「T//WORLD 特設サイト」では「TW757」のドライバーとアイアンの姿を見ることができる。そこに掲載された写真を確認してみると世界初という『カーボンスロット』は、ヘッドのソール側、フェース寄りの部分に搭載されているということが見て取れる。そして、その近くには「CARBON SLOT」という文字もプリントされている。
ここから推測されるのは、ソールのフェース寄りの部分にスロット(溝)を設け、その溝の素材をカーボンにすることで
1)初速を向上させるたわみのようなものを生じさせている(効果的な部位に)。
2)スロット(溝)部分をカーボン素材にすることでインパクト時のよけいな振動を抑制を図っている。
3)フェース寄りの部分に金属よりも軽量なカーボン素材を用いることで(多少の)深重心化を図っている。
という具合だろうか。1)と3)に関しては、もう少し構造等についての情報を得ないとなんとも言えないが、2)に関しては金属よりもカーボンのほうが振動減衰に優れている素材なので、ありそうな話である。インパクト時のよけいな振動を小さくすることで、ボールに対するエネルギー伝達率は向上するからだ。
しかし、カーボン素材を使っているのはソールのスロット部分だけなのか? 現在公開されている画像からでは、フェース面がどのようになっているかはわからない。もしかしたら、フェース素材もカーボンなのか?! 色々と妄想は膨らむが、「T//WORLD 特設サイト」をチェックしつつ、続報を待とう。
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