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国内男子ツアー開幕戦でキャッチ!プロが使いたがるフェアウェイウッドとは?

2022/04/01 ゴルフサプリ編集部

ツアープロがもっとも数多く試すクラブは何か。大手クラブメーカーのツアー担当者によるとプロからリクエストが多いのはフェアウェイウッドだという。その理由はたとえプロであってもフェアウェイウッドが一番難しいクラブだから。それではいまプロたちはどんなフェアウェイウッドを選んでいるのか。「東建ホームメイトカップ」の会場で今年流行りそうな2モデルをキャッチした。

「APEX UW」「ステルスプラス」人気が急上昇

開幕したばかりの男子ツアーだが目立って使用者が増えているのはキャロウェイの「APEX UW」とテーラーメイドの「ステルスプラス」だ。

「APEX UW」はその名の通り、ユーティリティとフェアウェイウッドの長所を足して2で割ったようなクラブ。ユーティリティウッドというカテゴリー自体がアマチュア向けのお助けクラブといった風情だが、プロがなぜこのクラブに目をつけたのか。

実は「APEX UW」はもともとプロがより遠くからターゲットをねらうために作られたクラブだという。

「顔も弾道もウッドに近いし、シャフトもウッド用しか入らないのでフェアウェイウッドをやさしくした感じですね。これを半インチくらい短くして使っている選手が多いです。19度を41.5インチや41インチで使っても42インチの5番ウッドと同じくらい飛びます。であれば短くてミスしにくい方を使いますよね」(キャロウェイゴルフ・島田研二さん)

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その「APEX UW」を2本導入したのは石川遼。昨年までの「EPIC SPEEDフェアウェイウッド」7番を「APEX UW」21度にチェンジし、さらに4番アイアンの代わりに24度も入れている。ちなみに「APEX UW」に24度は設定されていないので、21度のネックを曲げてシャフトを右から入れてロフトを3度寝かせたスペシャルモデルだ。つまり、そこまでしてでも使う価値があるということになる。ツアーバスのスタッフが在庫切れの心配をするほどプロからの注文が増えているそうだ。

APEX UW
ステルスプラスフェアウェイウッド

一方、「ステルスプラスフェアウェイウッド」はネーミングから難しい印象を受けるが、実はこちらもやさしい。なにしろフェースとボディがチタン、クラウンはカーボン。ヘッド体積は「SIM2」の「MAX」並みに大きい。これをパワーのある若手、石坂友宏や久常涼、また賞金王を2回獲ったあの大物プロが使用する理由は球の上がりやすさだ。

「スプーンは飛ぶだけじゃダメなので、クリークのロフトを少し立ててスプーンを抜いたり、スプーンのハイロフトを使ったりするプロがけっこういます。飛ぶ人ほどその傾向が強いですね。『ステルスプラス』は同じ15度でも打ち出し角がけっこう上がります」(テーラーメイドゴルフ高田智之さん)

プロにとってやさしいフェアウェイウッドとはミート率が高く、球が上がって、グリーンをねらえるクラブ、そこにはまったのが「APEX UX」と「ステルスプラス」というわけだ。

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