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ぶっちぎりに強い米国選抜に世界選抜が勝つには?プレジデンツカップの見方

レックス倉本のGOLFアメリカンな話”ちょっと聞いて〜や‼︎”/第28回

2022/09/23 ゴルフサプリ編集部 レックス倉本

ぶっちぎりに強い米国選抜に世界選抜が勝つには?プレジデンツカップの見方

9月22日(木)から25日(日)まで、米国選抜と世界選抜の対抗戦であるプレジデンツカップが開催されます。今年はLIV GOLFの出現で本来出場できたはずの選手たちが出場できなくなるという事態が起こり、米国チーム、世界選抜チームがどんなメンバーを揃えてくるのか、ある意味興味津々のプレジデンツカップになりました。今回は私なりの今年のプレジデンツカップの見方をお伝えしようと思います。

世界選抜は松山選手がキープレーヤーになれるかが鍵

まず最初に、LIV GOLFの出場により出場できなくなってしまった選手たちはこちら。

●米国チーム
ダスティン・ジョンソン/フィル・ミケルソン/ブルックス・ケプカ/ブライソン・デシャンボー/パトリック・リード

●世界選抜チーム
キャメロン・スミス(豪)/エイブラハム・アンサー(メキシコ)/ホアキン・ニーマン(チリ)/カルロス・オルティス(メキシコ)

こちらの若手3選手のスミス、アンサー、ニーマンは前回のオーストラリアでのプレジデンツカップの際に大活躍をしてこの3選手のおかげで米国チームに善戦することができ、これからの将来のプレジジデンツカップ数大会に渡って核になってもらうべき選手たちだったのですがいなくなりました。どちらのキャプテンもそんな状況の中、選手を選抜するのに苦労したのではないでしょうか。

巷の予想では(私も含めて)、米国チームが圧倒的に強いと言われています。

その理由は3つ

  • まず開催コースのクエイルホロー(NC州)は毎年PGAツアーで試合が開催されていてPGAツアーを戦っている多くのアメリカ人選手はコースを熟知していること。
  • 2つ目は、カップ戦の各マッチの勝敗を決める1番の要素はパッティングの巧さ。最後はパッティングの上手い選手が揃っているチームが強いと言われるのですが、その点でも米国チームが断然強い。私が思うに世界選抜でパッティングが上手い選手は南アのベザイデンホウトだけ。
  • 3つ目は、世界ランキングから見ても米国チームが強い。どこをどうとっても米国チームがぶっちぎりに強いのです。

試合前の記者会見で世界選抜のイメルマンキャプテンは、「世界選抜が勝てる要素があるとすれば、誰もが勝てると思っていないから負けて当たり前というプレッシャーがない中でプレーできる。そこに勝機を見出すことができるかもしれない」と話していました。

思い出されるのは2008年のバルハラで開催されたライガーカップ。欧州チームが圧倒的に強いと言われていたのですが、エイジンガー率いる米国チームは、弱いと言われているから逆にプレッシャーのない中、今までの負けた経験がない新人6人を投入することで予想を覆す圧勝を果たしました。

なので今回の世界選抜にも同じことが言えないわけではないのですが、さらに米国チームには強さを裏づける作戦が2つあります。

(1)エイジンガーがキャプテンの時に作ったポットシステム。
12人の選手を3つか4つのグループに分け、その小分けしたグループの中でマッチを組む選手を構成する方法です。

(2)スタッツチーム(統計チーム)の存在。
もう一つが2016年のヘーゼルティーンのライダーカップから作ったスタッツチーム(統計チーム)の存在。
統計的に誰と誰を組ませれば一番ハマって強くなるか、各ホールで誰と誰を組めば一番勝ちやすいか、など統計の専門家を雇って試合を分析し始めました。

今では選手たちがスタッツチームに勝つためにはどうすればいいか意見を求めるくらいの信頼関係のある存在になっています。この2つの作戦も米国チームをカップ戦で強くしている大きな要素なんです。

そんな中、世界選抜が勝つ可能性を見出すとしたら、先ほどの唯一パッティングの上手いベザイデンホウトが活躍することでいい流れを作り出し、第3回大会で活躍した丸山選手のようなずば抜けたプレーをする選手がひとりかふたり出て来ることが鍵になるのではないかと私は思っています。そのひとりに松山選手がなってくれることを期待して、木曜日からのプレジデンツカップを楽しみにしたいと思います。

まだまだここに書ききれなかったことがいっぱい。さらに詳しい話の続きは、下記「レックス倉本のBYTC GOLF」のYouTube音声動画で引き続きお楽しみ下さい。Podcast、Anchorでも配信中。「レックス倉本」で検索してください。

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▼レックス倉本 プロフィール
本名は倉本泰信(くらもとやすのぶ)。1991年プロゴルファーに転向/コメンテーター歴14年広島出身。広島カープの大ファン。毎朝、目覚めとともにカープの試合状況をチェックするのが日課。大学時代をアメリカで過ごしたとき、唯一日本のブリヂストンのボール”Rexter”を使っていたのでゴルフ部のチームメイトから”REX”(レックス)と呼ばれるようになる。アマチュアゴルファー時代は、広島県の瀬戸内高校ゴルフ部からアメリカのオクラホマ州立大学を経てイーストテネシー州立大学ゴルフ部で腕を磨く。在学中には2度オールアメリカンに選出され、1990年に日本アマチュア選手権優勝、全英オープン出場を果たす。大学卒業後、1991年に日本のプロテストを合格しプロデビュー。その後、ヨーロピアンツアー、カナダツアー、アジアツアー、日本国内ツアー(1995年2部ツアーの賞金王に輝く)に参戦。2007年より米国ゴルフチャンネルでUS PGA Tour 、European Tour、US LPGA Tourなどのコメンテーターとして活躍。現在はフリーランスとしてGOLF TVでの解説のほか、 NHK、WOWOWでUS PGA Tour、US LPGA TOURの現地レポーターとしても活躍中。


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