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「柔らかいのにパーン!」プロのようなしっかりとタメのあるスイングができちゃうんです

「NEXGEN(ネクスジェン)NS210」ドライバー試打してきました。野村タケオのゴルフ実験室

2022/10/29 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

「NEXGEN(ネクスジェン) NS210」ドライバー

NEXGEN NS210ドライバー。ソールデザインはなかなかいい感じだと思います。

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
CS放送なんかでゴルフ番組を観ていると、いろいろとゴルフクラブのCMをやっていますよね。あれって意外と気になるもので「なんだか良さそうだな~」とか、「一度打ってみたいな~」なんて思っちゃうもんです。そんなクラブのひとつが「NEXGEN(ネクスジェン)NS210」ドライバー。
実はあのCMに僕もちょこっと出演しておりまして、二人目で「柔らかいのにパーン!」とかなんとか言っているのが僕です。あのCMはヤラセとかじゃなく、僕が実際に打って、感想を言っているところを使われているんですよ。本当にかなりいい感じだったんです。でもね、ラウンドで使ったわけではないので、本当にラウンドでも「パーン!」なのかどうか試さないと、CMに出演している者としてイカンのではないかと思うわけです。ってことで、実際にコースで打ってきました!

<取材・文・写真提供> ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ

NEXGENドライバーは飛距離性能が高くて売れているらしいっす!

NEXGENドライバー

NEXGENといえば、ゴルフパートナーさんが販売しているブランドなのですが、実はかなり売れているんですよ。値段が少しお安いということもあると思いますが、かなり性能も良いんです。

僕は3世代前くらいのNEXGENからずっと試打させてもらっていますが、毎回飛距離性能には驚かされます。実際に僕のエースドライバーだった時期もあるし。

自分で使っていても、なんで飛ぶのかイマイチ分からないのですが、実際に飛ぶんですよ。ドラコンの安楽拓也プロもNEXGEN使ってぶっ飛ばしてますから、飛び性能は間違いないんでしょうね。

禁断のフェース素材を使っているとか?

NS210」のフェース
フェースは「βチタン」。フェースミーリングで雨天時のラウンドでもボールが滑りにくくなっています。

なんでNEXGENは飛ぶの?って思うのですが、今回の「NS210」はまずフェースの素材がすごい。
なんと高反発ドライバーの時代によく使われていた「禁断のフェース素材」ともいわれる「βチタン」を使っているんですよ。

実はこの「βチタン」、反発力が高いので、フェースに使うとすぐに反発係数がルール上限を超えちゃう。それをフェース裏の構造でルールぎりぎりの数値に抑えているんですね。

そしてヘッド重量慣性モーメント。速く振るためにヘッド重量を軽くしながらも、慣性モーメントをかなりアップしています。実は軽いヘッドで慣性モーメントを大きくするのって、けっこう難しかったりするんです。それを実現しているので、ミスヒットにも強いヘッドになっているとのこと。

カーボンクラウンにすることで低重心化にも成功しているので、やさしくボールが上がって反発力が高く、ミスヒットにも強いヘッドになっているということなんです。

NEXGENといえばシャフトですよ!

NEXGENのシャフト
「EI-Fシャフト」。これがとても良いっす!勝手にタメてくれて、インパクトで強烈にしなり戻る。

そしてNEXGENといえばシャフト!オリジナルの「EI-Fシャフト」が凄いんです。

けっこう柔らかめのワンフレックスなのですが、ヘッドスピードが速い人も遅い人も使えちゃう。切り返しでは手元側が大きくしなり、自然とタメを作ってくれます。切り返し以降は剛性の高い中間部による強いキックバックで、インパクトに向かって強烈なパワーを生み出します。

アーリーリリースになりがちなアマチュアも、プロのようなしっかりとタメのあるスイングができるということなんですね。この「EI-Fシャフト」、他のシャフトでは味わえない本当に不思議なシャフトなんです。

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実際にコースで打ってみました!

  • 「NEXGEN(ネクスジェン) NS210」ドライバー

    形状は悪くない。クラウンはカーボンです。

  • 「NEXGEN(ネクスジェン) NS210」ドライバー

    ヒール寄りにウェイトが配されていて、楽に捕まるようになっています。

ホームコースに持ち込んで使ってみました。僕が試打したのはロフト10.5度のヘッドです。
まずヘッドの形状はほんの少し後ろに長いかな~という感じはあるものの、きれいな形だと思います。ライ角は少しアップライトですが、個人的には気になりません。

シャフトはワッグルしただけで、けっこうしなります。正直、これだけ柔らかいと「インパクトでヘッドが来ないんじゃないか?」とか「暴れそう」って思っちゃいますね。

しかしボールを打ってみると、そんなことはないんですよね~。たしかに切り返しではググッとしなるんですが、インパクトではしっかりとヘッドが戻ってきて、最後まで勝手にヘッドが走ってくれる感覚。インパクトでは厚い当たりでボールを弾いてくれます。

僕がCMで言っている「柔らかいのにパーン!」はコースで打っても感じられました!ホッとしました(笑)。
やっぱ「EI-Fシャフト」凄いな~。

捕まりもよく、高弾道で飛ぶ!

打感はかなりいいです。やはりフェースの「βチタン」が効いているのか、弾き感はありながら、少し粘るというか、柔らかさを感じます。とても気持ちのいい打感ですね。

弾道はかなりの高弾道。何も意識しなくても簡単に上がってくれます。スピン量は少し少なめという感じでしょうか。めっちゃロースピンってことはないと思いました。初速はけっこう速めで、高弾道でなかなか落ちてこないような球で飛距離が出ますね。

捕まりはかなり良いです。フェードヒッターの僕が打って、ストレートか、落ち際にほんの少し左に行く球が出ました。楽に捕まえられるドライバーですね。

ミスヒットに関しても、やはりけっこう強かったですね。トゥ側やヒール側で打ってしまっても、そこまで曲がることはなかったです。飛距離は自分のクラブと同じくらいでしたが、明らかに高弾道だし、楽に振って同じような距離が出ているイメージでした。

やっぱヘッドとシャフトのマッチングがいいのよね~。

NEXGENのシャフト
30gという軽量の専用グリップが装着されていて、クラブ全体のバランスが考えられています。

今回コースでガッツリ使ってみて思ったのは、とにかくヘッドとシャフトのマッチングが良い!やはりヘッドとシャフトを一緒に開発しているというのが良いんじゃないのかなと思います。

クラブ重量はロフト10.5度のモデルで総重量273gなのですが、振ってみるとそこまで軽量とは思えません。ヘッド重量も193gとかなり軽量なのですが、バランスはD1.5出てるし、振ってみた感じもしっかりとヘッドを感じられます。

なにより切り替えしでググッとしなる感じと、インパクト手前からのヘッドの気持ちいい走り感がたまらないです。本当に気持ちよくフィニッシュまで振り切れる感じ。ハードヒットするよりも、フィニッシュまで振り切ることを意識したほうが結果が良さそうです。

ヘッドスピード的には40m/sをちょっと切るくらいの人から、45m/sくらいの人まではこのままでも対応できそう。ロフト9.5度のモデルは少しヘッド重量が重くなってバランスもD2.5になるので、ヘッドスピードが速い人はそっちを選んでもいいんじゃないでしょうか。

もう少し重いほうが安定感がさらに増すかも?

使っていて特に「軽すぎる」ってことはないのですが、僕の場合飛ばしたいという意識が強くなりすぎると手が浮いちゃうクセがあるんですよ。クラブ重量が軽いと特になりやすい。なので、もう少しクラブ重量が重めでもいいのかな~なんてことは思います。今回試したクラブが273gなんだけど、できれば290gくらいあるといいかな~なんて個人的には思うんですよね。

実は「EI-Fシャフト」よりも10g重い「DIAMANA Exclusively for NEXGEN」というシャフトも用意されていて、そのシャフトだとクラブ重量が293gになるので、それも近いうちに試してみたいと思います。

ただ、「EI-Fシャフト」とは当然しなりが違うので、ヘッドとのマッチングがどうなるのかな~?というのが心配です。当然「EI-Fシャフト」のように勝手にタメてくれたりしないと思うので、飛距離性能がどのくらい違ってくるのかってのも気になりますね。

でも、このヘッド用にチューンされているシャフトのようですから、これはこれでけっこう良さそうな気がします。あと、実は「EI-Fシャフト」もシャフトのみで販売しているんですよ。自分の好みのヘッドに挿して使ってみるのも面白いんじゃないかと思います。これも近いうちに試してみます。

NEXGENドライバー、価格は税込み59,400円ということなので、かなりコスパは高いんじゃないでしょうか。ゴルフパートナーでは試打できる店舗が多いようなので、興味のある人は一度打ってみてください。ハマればかなり飛距離が伸びるかもしれませんよ。

野村タケオ

野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。


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