そのグリップがミスショットの原因かも!?グリップ交換は"いっぺんに替える"のがオススメ
GolfPrideのPLUS4(写真提供/宮川岳也)
消耗品のグリップは、定期的に交換しないとスイングに悪影響を及ぼすことがある。そこで、交換するときにチェックしてほしいポイントをプロ目線で紹介!
バラバラに交換すると、仕上がりに差が出ることも
「グリップを交換するときは、いっぺんに全部の番手を行うのがオススメです」
そう話すのは東京ゴルフスタジオのコーチで、多くのアマチュアの指導にあたっている真弓伸仁プロ。
真弓 「いっぺんに替えると統一感が出るので、不安なく使うことができます。ゴルフはメンタル要素が大きいゲームなので、『不安がない』という点が一番のポイントになります」
「自分で交換する人は別ですが、量販店でやる場合、バラバラに交換をお願いすると作業する人によって仕上がりに差が生じる、という場合があります。作業する人を指名できればいいのですが、そういうショップはなかなかありませんからね」
「特定の番手だけ握ったときに違和感があるようでは、そのクラブを安心して振ることはできません。こんなことにならないよう、できるだけいっぺんに交換するほうがいいでしょうね」
グリップのせいでミスをしている人も多い
真弓 「いっぺんに替えるのがオススメとはいえ、『今月はお財布がピンチだから、とりあえずこの番手だけ交換しよう』という人もいますよね。これはこれでアリだと思いますし、僕の勤めるスタジオのメンバーさんもそういう人は多いです」
「でも1〜2本交換してそれを使うと、みなさん口を揃えて『新しいグリップは違うねぇ。握ったときにしっくりくるし、ぜんぜん滑る感じがしない。やっぱり残りの番手も全部交換して』という人がほとんどです」
「グリップは直接手で触れるパーツなので、違和感があるとすぐにわかります。『このグリップちょっとなぁ…』と、ストレスがかかったままプレーをしていると必ずミスにつながります。
つまり、すり減ったグリップや硬化したグリップ、握り心地が合っていないグリップを使っているせいでミスをしている人も多いのです」
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