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スライスで悩んでいるアベレージゴルファーのみなさん!スイングを修正する前に、まずはフックに握ってみませんか?

スライスも直るし、飛距離もアップする“最強”フックグリップのススメ

2023/05/24 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

ゴルフ練習,フックグリップ

最近あまり耳にしなくなった“フックグリップ”。ヘッドの大型化にともない、フックで握ることが当たり前になってきたのかもしれませんが、アマチュアゴルファーの中には、フックで握っていない人も。「スライスが直らない」「もっと飛距離がほしい」という人は、今一度、グリップを見直してみてはいかが?

一般的なパワーのゴルファーにはフックグリップがオススメ

クラブの握り方に関しては、左手の握る深さの違いでフック(ストロング)ウィークスクエアという3つの握り方があるのはご存じの方も多いと思います。

(1)フックグリップ:構えたとき、正面から見て左手の握りこぶしが3つ程度見えるのがフックグリップ
(2)ウィークグリップ:左手の握りこぶしが1つ程度しか見えないのがウィークグリップ
(3)スクエアグリップ:フックとウィークの中間

基本的にどの握り方が良くて、どれが悪いということはないのですが、ヘッドスピードがそれほど速くないアベレージゴルファーには、フックグリップがオススメだといわれています。その理由を説明しましょう。

フックグリップならインパクトでフェースが開かない

フックグリップの最大の特徴は、テークバックでコックしやすく、フェースが開きにくいという点です。アベレージゴルファーの中にはスライスで悩んでいる人は多いと思うのですが、スライスが出るのは、インパクトでフェースが開いているから。

【フックグリップのメリット】
● テークバックでフェースが開きにくくなるので、スイング中もフェースの開きが抑えられ、インパクトでもスクエアに戻りやすくなる。
● インパクトでフェースがスクエアに戻ることによって、球もしっかりつかまるようになり、その分飛距離アップも期待できる。

さらに、スイング中のフェースの開閉が抑えられるということは、それだけ無駄な動作をしなくてもすむようになるということ。その分クラブの軌道が安定し、場合によってはヘッドスピードが速くなることもあります。

大型ヘッド=フックグリップは当たり前

ティーショット

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ここ数年、フックグリップが一般的になってきたのは、ドライバーヘッドの大型化も関係しています。ドライバーのヘッド体積は460c㎥が当たり前になり、それにともなってどのクラブも重心距離が長くなっているため、スイング中にフェースを開閉しようと思うと相当なパワーが必要になるからです。

そういう点からいうと、フックグリップは今どきのドライバーに合ったグリップともいえるのです。さらに付け加えれば、フックグリップにすると構えたときに右ヒジが前に出にくいというメリットもあります。

右ヒジが前に出ると、アウトサイドインの軌道になりやすいのですが、フックグリップだと右手のひらが正面を向く形になるので、自然と右ヒジがワキ腹に付くような形になって、右ヒジが前に出るのを押えられます。その結果、クラブをインサイドから下ろしやすくなるというわけです。

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