スライスで悩んでいるアベレージゴルファーのみなさん!スイングを修正する前に、まずはフックに握ってみませんか?
スライスも直るし、飛距離もアップする“最強”フックグリップのススメ
アイアンだとダフりやすいので要注意
もちろんメリットがあればデメリットもあるのですが、基本的に「スライスを直したい」「もっとつかまった球で飛距離を伸ばしたい」「ドローボールを打ちたい」「体力的な衰えで飛距離不足を感じている」という人は、あまりマイナス面を考える必要はないでしょう。
ただひとつ注意しておきたいのは、フックに握るほど構えたときに右肩が下がり、その分アッパー軌道になりやすいという点です。つまり、ティーアップしてアッパーブローに打つドライバーの場合は強い味方になりますが、アイアンの場合はダフる確率が高くなるということです。
もしアイアンでダフリが出る場合は、アイアンを握るときは少しフック度を弱めるなどの工夫をした方がいいでしょう。
フェースを傾けてから握れば簡単にフックに握れる
最後に、フックグリップの握り方についてアドバイスしましょう。
冒頭でお話ししたように、正面から見て左手の握りこぶしが3つ程度見えるように左手をかぶせ気味に握り、それに右手をあてがえばいいのですが、左手をかぶせるのが難しいという人や、どれくらいかぶせればいいのかわからないという人もいるようです。
そういう人は、下記のやり方で握ってみてください。
● 剣道の竹刀を構えるように体の正面にクラブを持ち上げ、トゥの向きを少し左に向けてから握る
● そのままヘッドを下ろして、ターゲットに対してフェースをスクエアに合わせれば、フックグリップの完成
この方法で握れば、握りやすいだけでなく、トゥの向きを自分から見て時計の針の「11時」や「11時半」に合わせるなど、どれくらいのフック度にしたかも明確になります。ぜひ一度やってみてください。
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文・真鍋雅彦(まなべ・まさひこ)
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。
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