アベレージゴルファーはアプローチの地味練をもっとやれば上手くなるのに!ティーチングプロの出張レッスン~アプローチ編〜
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第41話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
このところ、ゴルフ経験者で上手くなりたいけれど毎週レッスンを受ける時間はない、という人から個別レッスンの依頼を受けることが多いんです。確かに時間は有限ですし、皆さん何かと忙しいですよね。そんな方々のためにWEB上で全12回の定期レッスンをお届けできれば、と思って書き始めてみました。
ペルソナ
●レッスンを行う相手の想定は40代男性、スコアは110前後。
●せめて100台で回りたい。あわよくば90台が出れば嬉しい。
●スポーツ経験はあり、体は強い。今年はゴルフ頑張るぞ!と決めている。
●仕事はコンサルティング系で、理論をしっかり理解できるようなレッスンを受けたい。
●週何度もレッスン行けないから、日常の中で練習できることなどを知って、効率良く上手くなることを求めている。
アベレージゴルファーがやらないアプローチ練習
耳が痛いと思いますが、アベレージゴルファーの皆さんはアプローチの練習をやらなすぎです。
アプローチは基本的な体の動かし方を理解するのに最適ですし、コースに行けば100ヤード以内でスコアの5割程度ができ上がるのですから、これを練習せずしてスコアアップは見込めません…と、まぁ皆さんも分かってながらやらない。
それは練習が地味だからですね(笑)。
私が神とあがめているX JAPANのYOSHIKIはどこにでもピアノを持ち込んで、今でも毎日基礎練習を繰り返しています。あれだけのレベルの人でも常に練習のスタートは基礎からです。プロ野球選手がトスバッティングやるのもそうですし、どんなものでも原理原則が基礎!
まずは8ヤードのアプローチから練習をスタートしましょう
8ヤードのスイング幅(8ヤードはこれくらいのテイクバックで十分)
なぜ8ヤードか!?
私が54度のウェッジで、スイングが緩まず体の前で軸を感じやすいスイング幅で打つと、この距離だったからです。あくまで数字は目指す参考値です。
打ち方はほぼパターと同じです。パターを打つ前に、ルーティンでボールの後ろからカップを見てその場で素振りをする人は、イメージが湧きやすいと思います。
頭を動かさず、体の芯をずらさないようにしてグリップを作ったら背中だけでクラブを左右に振ります。
背中だけのスイング
2kgの米袋持ったらこうやって肘曲げますよね
ポイントは、2kgの米が入った袋などちょっと重いものを近距離から「ホイッ」と投げられたのを受け止めるときの肘の力感。
肘でクッションを作る、かつ、力を込めて受け止めるポジションがあるはずです。
肘の脱力感
これは初心者がよくやってしまう、脱力感のないバックスイング
その肘の力感を活かしてクラブを握ってもらうと、手先でコントロールするのではなく背中の大きな筋肉を使ってスイングする感覚になると思います。すごく体の近くで腕が振られるようになるはずです。
大きな筋肉で小さい動きをするから、安定感が激的にアップしますよ!
これはパターでも一緒。小さい動きから練習すると、スコアの肝になるアプローチ&パターが変わるので、確実に結果も出ます。
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