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打ったボールがレーキの横に!レーキを動かしたらボールが動いたのでリプレース。でも斜面でボールが止まらず…って時はどうすりゃいい?

知っていて得するルールの話

2023/08/03 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

バンカー,レーキ

“ルール”というと「やってはいけないこと」というイメージがありますが、実は知っていると得することもたくさんあります。今回から、覚えておいたほうが絶対お得なルールをご紹介。今回のテーマは、「レーキに止まったボール」です。

レーキは動かせる障害物なので、無罰で動かせる

打ったボールがバンカー方向へ。「ああ、バンカーかも」と思いながら行ってみると、ボールはレーキの横にチョコン。バンカーに入らなかったことを喜びつつも…

Q:レーキをどけていいものなのかどうか。レーキをどけると何打罰になるのか。

ルールを知らないとドキドキしますよね。
結論は…

A:レーキは“動かせる障害物”なので、無罰で動かすことができます。だからレーキを動かして打てば何の問題もありません。

注意をしなければいけないのは、絶対にボールを触らないこと。

そのボールはインプレー中なので、触った時点で1打罰が科せられます。「まずはレーキから」を忘れないようにしましょう。

レーキを動かしたときにボールが動いた!そんなときはどうする?

さて、ここからはちょっとややっこしい話になります。

(1)レーキを動かしたときボールが動いてしまった

ボールが動いてしまった場合は、元の位置にリプレース(ボールが元々あった場所に、元の状態に限りなく近づけてボールを戻すこと)しなければいけません。

競技の場合、ボールが動きそうなときはマーカーまたは、同伴競技者に立ち会ってもらい、ボールが動いてもリプレースする位置を確認してもらうというのが一般的です。プレイベートゴルフではそこまでする必要はありませんが、「ボールが動きそうだな」と思ったら、レーキを取り除く前にティーかマーカーでマークをしておくといいでしょう。

(2)リプレースしたけれど、斜面でボールが止まらなかった

この場合は、ボールが元あった位置からホールに近づかず、ボールが止まる最も近い場所にプレース(ボールを置くこと)します。

次ページ:ややこしい処置の続きと、レーキ以外の動かせる障害物

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