2023年は値上げの年!早朝スタートも値上げが相次いだ
真夏の暑さ対策として、日の出ゴルフと早朝ゴルフを猛烈にプッシュしています。涼しいうちにサクサクとプレーをして1日を長く使えるのですから、本当にいいことだらけです、と前にも紹介しました。
2023年は記録的に暑い夏です。昨年までは日の出ゴルフや早朝ゴルフは少し割り引きしたプレー料金でコストパフォーマンスも良かったのですが、今年の夏から値上げしたコースがいくつもありました。
燃料費や電気代金の高騰といった影響で普通のプレー代を値上げをする流れはありましたが、日の出や早朝ゴルフの需要が増えてきたため値段を上げても来場者がいる、という読みがあったと推測できます。
このまま暑い夏が続くようなら、夏場は日の出早朝ゴルフが一番高いプレー代のスタート時間になる、という信じられない時代が来るのかもしれません。
真夏なのにスタート10時って…!?
令和のゴルフブームに乗って、20数年振りにゴルフを再開したという中高年もたくさんいます。先日、該当する友人と初めて一緒にゴルフをすることになりました。いつもの習慣でトップスタートを取って、コースとスタート時間を連絡をしました。
数日後、友人からメッセージがありました。「コースに電話したら変更が可能だったので、10時8分スタートに変更しておいたよ」
いかにも良いことをした、という感じでした。「元のスタート時間だと、何か問題があるの?」と返信しつつ、コースに電話してトップスタートに再変更してもらいました。友人曰く、「10時台ならゆっくり家を出られるし、速くプレーできる自信がないから、後ろにあまり人がいないほうがいいかなぁと思って。重役タイムでいいでしょう?」とのこと。
「あのさ、真夏だよ。10時台って暑さがハンパないよ?それに遅いスタートだと、ハーフターンした”速く回れる組”が後ろに付くんだよ。熱中症対策のためにも、トップスタートに戻したから」と返しました。その後、何度かやり取りをして、結局彼とのゴルフは無期限延期ということになりました。
早起きが苦手だから、と言う中高年は結構多いのも事実です。ゴルフの前では子供に戻ってしまい、恥ずかしげもなくワガママが出やすくなるということもあるでしょう。
令和のゴルフブームで若いゴルファーが増えたことに対するマイナス面を挙げて、ネガティブにとらえる論調がありますが、個人的には中高年の再開組のほうが問題アリでは、と感じています。
昔のゴルフの価値観を都合良く持ち込もうとしたり、当時はキャディ任せのゴルフだったので自分では何もできず、そしてやり方も知らなかったりするケースも多いのです。腕前もそこそこに、プライドだけは最上級だったりするからです。
彼らの多くがどういうわけだか、遅いスタート好きなのです。
ゴルファーは早起き、早飯、早風呂!自分に甘い人は尊敬されない
早起きが苦手だという、生理的というか身体的な個性を否定する気はありません。ただ、早起きを最優先する慣習が、ゴルフというゲームと文化の中には存在しないだけ。簡単な話です。
もちろん、早起きすると数日間、体調が悪くなる人もいます。仕事なら早起きするけどさぁ、という人もいますし、ゴルフだと自然と早起きしちゃうよね、という人もいます。
「早起き、早飯、早風呂がゴルファーの基本三原則だ」
昭和の時代、他者への迷惑をかけないという意味でこんな標語をよく耳にしました。待たせる無礼よりも、何でも早すぎぐらいが正解というわけです。
自らの価値観を当たり前だと軽く考えて押し付けてることを恐れるのが、ゴルファーとしてはちょうどいいのだと、ゴルフでいろいろと経験しながら思うようになりました。
よくある話
最後によくある話を書きます。
誰かとゴルフに行こう、という話になった時のことです。「遠いよ。もっと近くでやろうよ」こういう発言をする人を、僕はその瞬間に軽く軽蔑します。
誰とゴルフをするか。いつするか。ワクワクの幸せな時間が始まっているのに。どんなに遠くとも、どんなコースでも、アナタと一緒ならゴルフします、という気分がぶち壊しです。
遠出を嫌がる発言には、“そこまでしてお前とゴルフするのはちょっとね”という本音が無意識ににじみ出ます。さり気なく化けの皮が剥がれる瞬間なのです。
無意識に素顔を晒す人も怖いですが、すべてを露わにするゴルフはその何十倍も怖いのです。
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


