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「早起きは苦手だから遅いスタートがいい」「遠方のゴルフ場はイヤ」…その発言、相手の気分をぶち壊しているかも

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第82回

2023/08/31 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

ゴルファーは早起き、早飯、早風呂!自分に甘い人は尊敬されない

ゴルフ場,ラウンド

早起きが苦手だという、生理的というか身体的な個性を否定する気はありません。ただ、早起きを最優先する慣習が、ゴルフというゲームと文化の中には存在しないだけ。簡単な話です。

もちろん、早起きすると数日間、体調が悪くなる人もいます。仕事なら早起きするけどさぁ、という人もいますし、ゴルフだと自然と早起きしちゃうよね、という人もいます。

「早起き、早飯、早風呂がゴルファーの基本三原則だ」
昭和の時代、他者への迷惑をかけないという意味でこんな標語をよく耳にしました。待たせる無礼よりも、何でも早すぎぐらいが正解というわけです。

自らの価値観を当たり前だと軽く考えて押し付けてることを恐れるのが、ゴルファーとしてはちょうどいいのだと、ゴルフでいろいろと経験しながら思うようになりました。

よくある話

最後によくある話を書きます。

誰かとゴルフに行こう、という話になった時のことです。「遠いよ。もっと近くでやろうよ」こういう発言をする人を、僕はその瞬間に軽く軽蔑します。

誰とゴルフをするか。いつするか。ワクワクの幸せな時間が始まっているのに。どんなに遠くとも、どんなコースでも、アナタと一緒ならゴルフします、という気分がぶち壊しです。

遠出を嫌がる発言には、“そこまでしてお前とゴルフするのはちょっとね”という本音が無意識ににじみ出ます。さり気なく化けの皮が剥がれる瞬間なのです。

無意識に素顔を晒す人も怖いですが、すべてを露わにするゴルフはその何十倍も怖いのです。

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篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】

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